京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

菅原道真公のゆかりの梅・牛~北野天満宮

2021-02-25 | 京だより

学問の神様、菅原道真公を祀る全国の天満宮の総本社、北野天満宮は、地元の人には「天神さん」と呼ばれ親しまれている京都の人気スポット。



北野天満宮と言えば菅原道真公、梅、牛のイメージをお持ちの方が多いと思います。
今回私は北野天満宮の境内にどれぐらい牛が奉納されているか見に行きました。
まずは今出川通りに面して立つ一の鳥居前の左側にある大きな灯篭に彫られた牛。
この灯篭には干支十二支が彫られています。



一の鳥居から楼門へ向かう参道の供氏社の横と正面に鎮座するこちらの牛は一見すると一頭に見えますが仔牛います。



楼門をくぐると花手水には花に包まれた牛。



赤目の牛。なぜ目がまっ赤になっているのかいろいろな説がありますが、私は「参拝者の願いを徹夜で聞いてくれるから」の説に惹かれます。



この牛、徹夜で勉学に励む受験生に人気とか。
絵馬所にも多くの牛。「三光門」の前には黒光りしつるつるしている牛。
向かいには天然石のような牛。一見牛には見えないかもしれません。

 

拝殿正面にある欄間彫刻には北野天満宮で唯一の立ち牛。



東門の手水舎には梅の文様の鞍を纏ってちょこんと台座に乗っている牛。



本殿西側奥、鳥居を通り抜けると「一願成就のお牛」を祀る牛舎。
北野天満宮で最も古い撫で牛。



背景には「合格祈願」、「病気平癒」等の絵馬がずらり。
今回紹介した以外にもまだ多くの牛がいます。
私は20頭以上確認しました。
「臥牛の撫で牛」はコロナ対策として消毒用のアルコールが設置されていますので触っても大丈夫。



北野天満宮の梅は七分咲き。

 

お越しの際にはぜひ「牛」もご覧ください。

京都好き男 細木


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