淡い紫の花を梢に咲かせる桐の季節です。
旬の魚介は「うに」、野菜は「きゅうり」。
ほとんど水分でできているきゅうりは、
水分補給のみならず、体を冷やしてくれる優良野菜。
先日赴いた、三千院の参道の漬物屋さんで食べた、
「アイスきゅうり」は、本当に美味しかったです。
三千院といえば、国宝阿弥陀三尊像、そして、
その前に広がる庭園、有清園と聚碧園が有名です。
私は、有清園の見事な苔と、
愛らしいわらべ地蔵に、心が惹かれます。
しかし今年は、前半の空梅雨で、苔も少し元気がなく、
わらべ地蔵も、どことなく苦笑いしている様に見えました。
が、雨が降れば、すぐに元気を取り戻してくれると思います。
京都には、苔寺以外にも、
三千院のような苔の美しい寺は、たくさんあります。
外国人にとって、苔は、ただのかびにしか見えないらしいですが、、。
日本人にとっての苔は、日本の国家「君が代」の歌詞にも
出てくるぐらい、日本人の奥ゆかしさや、侘びさびを感じさせてくれる
もののひとつである、と思います。(たかが苔、されど苔)
<Kyo- no Shiki>