京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

夏野菜(茄子)

2020-07-02 | 京だより

名前の由来は、夏にとれる野菜「夏の実」から「なすび」になったと言われています。

この時期、京都の西賀茂や上賀茂の畑で艶やかな茄子が収穫を待っています。

なすの花は、淡い紫色で葉の脇に下向きに咲きます。

実の種類は、たくさんあり、中でも京野菜の代表格とされる賀茂茄子があります。

丸く可愛く気品のあるつやから高級品のナスとして人気が高いですね。

ビニールハウスの中で大切に育てられます。味は、他のナスとは違う甘みで

癖のないジューシーさがあります。

江戸時代は、出町柳から三条くらいまでの鴨川畔で作られていた丸く大きな

ナスが発祥だとか、明治になって上賀茂で作られるようになり賀茂茄子と

名がついたそうです。                  <サイダー>