ヒジュラ暦1426年ラマダーン(9月)21日 ヤウム・スラーサーィ(火曜日) |
ああ白桃ジュースがうまい! 「ピーチ」でないところがポイント高い。缶詰の桃を思い出す味だ。
ラマダーンも21日目、いよいよライラトゥ・ル・カドルだというのに、もうラマダーン明けまでモスクに行けそうも無い…。
モスクにこもることもできないし、タラウィーの礼拝にも参加できない。
日本でイスラームの活動をすることの難しさを改めて実感している。
近くにモスクが無くて、金曜休みでないムスリムはどうしているのか? 日本人ムスリムだけではなく、そういう生活環境のムスリムはたくさんいると思うんだけど。
せめて、クルアーンの音読だけでも終わらせたい。とはいえ現在、第9章:悔悟章の第71節。ようやく第10ジュズウが終わるかどうかくらい。やっと3分の1。
今日の朝日新聞の朝刊の国際面に ラマダン明け 首相も「体感」 という記事が載っていた。以下全文。
小泉首相は24日夜、イランやイラクなど、イスラム圏44の国と地域の駐日大使らを首相官邸に招き、日の出から日没まで一切の飲食を断つラマダン月の断食明けの食事「イフタール」を催した。 首相はこの日、「少しは断食らしい感じを持とう」と、昼食を抜いた。食事界でこの話を披露し、会場を沸かせた。 首相がイフタールに参加するのは03年11月に次いで2回目。「日本とイスラム諸国との友好関係にも寄与すると思って開いた」とあいさつした。 アラブ通として知られる小池環境大臣や町村外相らも出席した。 この日のメニューは、参加者が持参した各国料理。エジプトのコロッケ「ターメーヤ」や、カタールの羊の串焼き「カバブ」などで、「断食」の効果か、首相も食事を堪能した。 |
小泉さん、相変わらずいろいろなイメージ戦略やっているな。最後の『「断食」の効果か、首相も食事を堪能した』という文章がイマイチよくわからんが。
それと、「ラマダン明け」って表現はどうなんだろう? これだとラマダン月が終わったような印象になるような気がするけど。適切な表現なのか、不適切な表現なのか、どなたか教えていただけるとありがたいです。
さて、断食実況(?)楽しみに興味深く拝見しています。イスラーム圏だと、お祭り騒ぎ的にみんなで楽しくやるのに、異国の地で純粋な宗教行為として、となると本当に大変そうですね。
さて、件の記事ですが、なんかおかしいですよね。「ラマダーン」=「断食」と明らかに勘違いしている記者が書いたのじゃないでしょうか。
ちなみに、朝日新聞のサイトのほうを覗いたら、こっちは「断食明け」でした。
http://www.asahi.com/politics/update/1024/010.html
ご参考までに。
確かに、「ラマダン明け」という表現、誤解を招くと思います。私も、「まだラマダン中だよね?!」としばし混乱してしまいましたもの
そうなんですよね、イスラム圏だと、みんながやっているから、連帯感で盛り上がるんですけどね。
ネットや電話では、連絡をとったりしていますが、日本だとまだまだ制限があります。
こまめにモスクに足を運ばれているムスリム・ムスリマの方も少なくないので、私なんかは「いい加減なムスリム」の部類に入るのでしょうけど
なんだか、入信前のイメージと違って、ストイックになっています。
うちに出入りしているイラン人大工なんかは、どう見てもラマダーンやっていないようですし、ラマダーンへの関わり方も人それぞれになっていますね。
あの記事を読んで、勘違いした人も多いんじゃないかと思います。
昨日、仕事の関係で某新聞社を見学し、いろいろとお話を伺いましたが、イスラーム関係の用語は難しくて現場でも混乱があるようですね。
ご無沙汰しております。
日本のメディアでラマダーンを「断食」の意で用いている例って、以外に多いのですね。
天下の朝日新聞もですか(笑)
イスハークさんが仰るように現場での混乱があるのならば、いっそその様な用語を使うのを取りやめてみた方が誤解を再生産しないでいいのじゃないかな、と思ったりもします。
イスラームが関係したニュースは結構多いので、記者用のハンドブックなどで、指針を明記してもらえるといいのですけれどね。
語の使用法の混乱の他にも、「ウラマー」のように日本語訳が定まっていないのに、各社がバラバラの訳をつけることもありますしね。
多くの日本人にとって、まだまだイスラームはなじみが無いように感じます。