日本人イスラム教徒ゆとろぎ日記 ~アナー・イスミー・イスハーク~

2004年に入信したのに、2003年入信だと勘違いしていた、たわけもんのブログです。

イスラムの集団礼拝の実況中継(タイムテーブルで見てみよう)

2005年05月27日 19時08分01秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1426年ラビーウ・ッサーニー(4月)18日 ヤウム・ル・ジュムア(金曜日)

(※アラブ イスラーム学院では写真撮影が禁止されています。さすがサウジアラビア系。)

 今日は仕事が休みだったので、アラブ イスラーム学院に金曜の集団礼拝に行ってきた。集団礼拝は撮影できないし、非ムスリムは見ることもできない。そこで今回は、集団礼拝はどんな感じで進むのか文章で紹介してみたい。
12時00分アラブイスラーム学院に到着。水場でウドゥー(礼拝前の身を浄める儀式)をおこなう。
12時10分アザーン(礼拝前の呼びかけ)が始まる。礼拝室に入る。まだ20人くらいしかいない。ただ座っている人、クルアーンを読む人、語らう人などさまざま。私はクルアーンを読む。
12時20分英語でのフトゥバ(説教)が始まる。スーツ姿のアラブ人が、礼拝室の前の方に立ち、スタンドマイクで英文を読み上げる。この時点で約50人ほど。約15分続く。
12時40分 アラブの衣装を着たイマーム(導師)アラビア語でのフトゥバを始める。約150人ほどの人がいる。いろいろな人種・民族が入り混じる。
 みんな規律正しく神妙に聞いているかというとそうでもなく、あぐらかいたり、立て膝したり、壁に寄っかかったり。居眠りしている人もいれば、鼻くそをほじっているヤツもいる。
 「規律正しく行動する宗教」というイメージを持っている人が見たら、「なんだ、このダラダラした感じは?」と思うかもしれない。
 そんなことにお構いなく、熱の入ったイマームのフトゥバは約30分続いた。アラビア語を30分聞き続けるというのはなかなかしんどい。
13時10分 集団礼拝が始まる。イマームの先導で2ラカア(礼拝の単位)おこなう。この時点では約250人ほどのムスリムが礼拝室にひしめき合っている。日本人は6人。
 各ラカアで、クルアーンの「第1章・開端章(スーラトゥ・ル・ファトハ)」と短い章をひとつの合計2章分をイマームが朗唱する。
 本日は1ラカア目では「第109章・不信者たち章(スーラトゥ・ル・カーフィルーン)」が、2ラカア目では「第112章・純正章(スーラトゥ・ル・イフラース)」が詠み上げられた。
12時15分 集団礼拝が終わると、さっさと帰る人、さらに2ラカア礼拝する人などさまざま。
 私はあと2ラカアおこなった。立ち上がると、アラビア語の先生(エジプト人)に出会ったので、少しだけ話す。
 その後、偶然会った日本ムスリム協会の会長とお話をしてアラブイスラーム学院を後にした。

 読んでいて飽きたかもしれないが、これでも細かい所は省略してあるのである。ウドゥーのやり方とか、アザーンの文言とか、アラビア語のフトゥバの途中でムスリムたちが入れる「合いの手(みたいな言葉)」についてとかね。
 ということで、文章で紹介してみました。ここまで読んでくれた人ありがとう!

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