ヒジュラ暦1426年シャッワル(10月)21日 ヤウム・ル・ハミースィ(木曜日) |
昨晩、なんとなく「トリビアの泉」を見ていたら、知人の空手家で軽量級世界チャンピオンの谷川光(たにがわこう)氏が出演していた。
たぶん上の方から頼まれたのだろうけど、試し割り(板とか割ること)練習用具「しわりん」とやらをつまらなそうに何回も割っていた。う~ん、老けたなあ。
空手を始めたばかりの彼が、ラーメン屋で「僕、将来は世界チャンピオンになりたいんです」と伏目がちにつぶやいたのはもう十数年前のことだ。
その後いろいろあって大変だったが、本当に世界チャンピオンになり、押しも押されぬ超一流空手家となった。
と言っても、大変だったのは彼自身であり、別に私が彼の空手人生になんの貢献をしたわけでもないけど。どちらかというと常に一定の距離を置きながら迷惑ばかりかけ続けてきた。
現在では私に替わって、中学校時代の悪友が谷川道場に入門して迷惑をかけている。
その悪友から聞き及んだところによると、谷川氏が「○○さん(私の本名)は、いい指導者と出会えて、もう少し努力していれば一流選手になれたはずなんですけどねえ」と言ってくれたらしい。
しかし、それは「もう少し鼻が高くて、目がパッチリしていて、唇がしまっていて、髪の毛が薄くなければいい男なんですけどねえ」と言われているのと大して変わらんような気がする。
「出会いの幸運」や「努力できる才能」には、やはり人によって大きな差がある。
それは人智の及ばない大きな力によるものだから、うらやんでも仕方ない。自分の中で折り合いをつけるしかない。
そして、人智の及ばない大きな力こそが神なのだと思う。
彼は名前からして神に愛されそうである。「光」だもんなあ。
クルアーン第24章:御光章の第35節から第40節にはアッラーの光について述べられている。
第40節の最後には、「アッラーが光を与えられない者には、光は無い」と記されている。
御光章については、ここで私がたわごとを言うより、はでぃじゃねーさん(頭いいのに青汁が嫌い)のブログの記事を読んで頂いた方がためになる→nun:24-35
そういえば『コーランの世界』(大川玲子著:河出書房新社)の115ページには、「光の章(御光章のこと)」というアラビア書道の作品が掲載されている。大変美しい作品で、ぜひ一度実物を拝見したい。
なんだかまとまりの無いことを書いた。「トリビアの泉」を見て、まさかこんなことを考えることになろうとは思ってもいなかった。
同じページの魚のカリグラフィーも面白いですねー!素敵な文化ですよね、本当に。
私の名前も光(平仮名ですが)ですが、名前負けしないようにがんばります
本田先生の作品は、2点ほど実物を拝見しましたが、やはり写真とは違う迫力と美しさでした。(←感動の涙)
光の章の実物も本当に見てみたいものです。
momoさんが名前同様、ますます輝いてゆくことを期待しています