入間カイのアントロポゾフィー研究所

シュタイナーの基本的な考え方を伝えたいという思いから、日々の翻訳・研究作業の中で感じたことを書いていきます。

人間と動物の運命

2006-03-28 23:56:53 | 日々の雑感
一人ひとりの人間には、固有の能力や才能、可能性がある。
動物にも、さまざまな潜在能力があって、そこには個体差がある。
猫にしても、犬にしても、ブタにしても、その他さまざまな動物にしても、人間との触れ合いの中で、驚くような個性を発揮する。

人間には、一生をかけて開花させるような可能性がある。たとえば、幼くして生命を失ったときなど、もし生きていれば、その人はどのような花を咲かせたのだろうかと惜しまれる。

それでは、動物はどうだろうか?
今、多くの動物たちが、殺されている。
その一匹、一羽、一頭が、もし殺されずに生き延びていたとしたら、そこにどのような個別の生が展開されたのだろうか?
その個体が生き続けた場合と、殺されてしまった場合とでは、霊的に見て、どのような違いがあるのか?

これは、僕が今考えているテーマのひとつである。