尾道の千光寺は大宝山の中腹にある、弘法大師の開基の寺院で山岳信仰の篤い寺院。本堂は、標高140mの大宝山の山肌に本堂が建ち珍しい舞台づくり。その本堂に収められている本尊は秘仏の千手観世音菩薩である。
本堂へ進む参道には山肌に多くの巨岩が露出している。昔から岩や石を祈りの対象に多くの参拝者が列を連ねたという。また、多くの参拝者を楽しませたのが千光寺からの尾道水道や瀬戸内海の島々の眺望。その美しさは誰もが認めるところである。
そのためか、尾道の風光を愛でた文人墨客の入山も多い。参道には作品が刻まれた天然の岩が目に留まる。また、本堂周辺には多くの石仏像が安置されている。信仰の篤さがうかがえる。
眼に留まった巨岩や石仏像を写真で紹介する。この千光寺は目を楽しませてくれるいろんな景色に出会えるところである。
干支のご本尊や石仏像が山肌に並ぶ
巨大な梵字岩
岩ののまに 古きほとけのすみたまふ 千光寺山かすみたりけり
音に名高い千光寺の鐘は一里聞こえて二里ひびく
千光寺の鐘楼
山肌に突き出す数々の巨岩
リポート&写真/ 渡邉雄二 Reported & Photos by Yuji Watanabe
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