ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

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極楽浄土の庭にのっぽビル

2021-11-06 21:11:11 | 雑感

極楽浄土の庭にのっぽビル

大阪 四天王寺の日本庭園にある

和松庵から極楽池を臨む風景は

他に類をみない美しさがある。

 

 

東には明治36年に開催された

第五回内国勧業博覧会の際、

小奏楽堂として建てられた

西洋建築様式の「八角亭」が見える。

また中央には徳川秀忠によって

再建された湯屋方丈の家屋があり、

庭園全体が「極楽浄土の庭」と称されている。

 

写真(2)の中央のハルカ彼方に

のっぽビルが霞んで見える。

これを借景とするなら極楽浄土の世界と

厭離穢土(おんりえど/穢れた国土)の

世界が混在しアンバランスに見える。

 

 

私の勝手な理屈を言わせてもらうなら、

この庭園は、現世の苦悩や欲を経て

たどり着いた極楽浄土の地に

例えられないだろうか。

そんな景色を想像してしまう。


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