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ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

賑わいをみせる「魚の棚」。

2017-02-11 21:56:55 | 一茶庵「易社」
明石の「魚の棚(うおのたな)」は、阪神間では有名な商店街のひとつ。それは、明石海峡付近や播磨灘一帯で採られ、明石漁港から水上げされた新鮮な魚介類「明石鯛」「明石蛸」をメインに活きのいい鮮魚や干物を、ここ魚の棚で売られているから。だから鮮魚店が多いのが特徴である。

明石銀座通りから、明淡国道(兵庫県道718号線の一部)までを繋ぐ国道2号の南側に全長350mのアーケード街が「魚の棚商店街」と呼ばれている。そこに100を超える店舗が軒を連ねる。

「魚の棚商店街」の誕生秘話にこんな人物までが登場してくる。それは、剣豪 宮本武蔵。武蔵がこの明石地域の町割りにかかわったといわれており、その町の筋に商いの露天が並んだ。その一つがいまの「魚の棚商店街」ということらしい。
当時は ”うおんたな” と言われていたようだ。現在でも正式呼称は "うおんたな" ということらしい。商店街入口の看板にはローマ字で ”UONTANA” といまでも書かれている。

旨い魚を食べるならと阪神間から足繁く通う食通も多いようだ。
今日は明石に来ている。ランチに旨い魚をと思って商店街を一往復してみた。目にとまったのが魚屋食堂ではなく、なぜかお好み焼き屋さん。苦笑。うどんモダン焼きをいただいた。これが思いのほか美味かったのである。










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鶏は「平和の象徴」であり「神の使い」。

2017-02-03 13:29:43 | 一茶庵「易社」
古代中国では「ニワトリ」は平和をイメージする鳥であった。それは中国古文にも書かれいる。「ニワトリ」は家畜として人々の暮らしに貢献したことから太平の世の象徴になったとされている。

それと結びつくかどうかは解らないないが、日本にも伝説がある。
伊勢神宮に行くと「ニワトリ」が放し飼いされている。それは古来からニワトリは「神鶏」といわれ、神の使いとされていたようである。伝説で登場する鶏は「長鳴鶏(ながなきとり)」。その長鳴鶏が、暗くなった世界に、再び光を甦らせることに貢献したことから「神の鳥」といわれるようになった。(詳しい理由はまた機会があるときに)。

今年の干支は「酉」。方角は西。時刻は午後五時から七時の間。意味として「実る」「成る」「成熟」ということのようである。
「神の鳥」「平和の象徴」である鶏(酉)の年に因んで良いことを期待してもバチはあたるまい。

煎茶稽古で掛けられていたお軸からの学びである。それにあわせてか、煎茶の味が「まろやか」に感じられた。




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煎茶を楽しみながら「陰陽五行思想」を学ぶ。

2017-02-02 14:15:08 | 一茶庵「易社」
煎茶を学んでいると「東洋思想」という難解な自然界の摂理のような事象に出くわす。
煎茶をより深く楽しむために古代中国の思想を少し理解しておく方が、五感に響く度合いが違うような気がしている。

この「東洋思想」は難解極まりない学問のように感じるが、実は日常に即したものであるのは言うまでもない。たとえば「暦」「季節」「時間」「方角」「色」「体の臓器」などいろんなことにあてははめられている。
古代中国では、自然界のあらゆるものを「陰」と「陽」にわけていた。その陰陽思想は、五行思想につながっていった。五行思想は、自然界が「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素で成り立っているというものである。この5つの要素が循環することによって万物が生成され、自然界が構成されていると考えられたわけである。

われわれの身近なこととして「十干十二支」などもそのひとつ。十二支は生まれ月をあらわしている。古代中国では天空の方角を12に分け、それぞれの方角を記号として動物の名を付けたといわれている。この十二支と十干を組み合わせると60種の組み合わせが成り立つ。それが年にあてはめると60年になる。60年経つと生まれた年の干支に戻ることから、「還暦」といわれるわけである。赤子にもどることから赤いチャンチャンコを着る慣習につながっている。

日常の身のまわりには五行思想が古代からしっかり根をおろしている。日頃の所作、作法、動作などにも見事に反映されている。それは、難しいことではなく自然で単純で合理的な動きや考え方につながっているような気がする。

年の初めに煎茶を楽しみながら「五行思想」を学ぶ。心も体も引き締まる思いである。









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