◆井上陽水と私◆2005年1月1日から2011年12月まで

マルチクリエイター。井上陽水と私。 独身氷河期世代。当時、ペンネームは夏風アザミルク。

村上龍を読んで

2005-10-20 17:34:35 | Weblog
すべての男は消耗品である。(村上龍)
面白いが、すでにこのエッセイを書いた年齢(32)に氏は人気作家。地位を確立していた。自分の年齢と近いのがショック。エッセイとは内容より『誰が』書いたかで価値が決まる。が、このエッセイはそれ以上の内容がある。私のブログでは相手にならない。(当たり前か)

内容は、『ブスは嫌いだが強い。美人でかわいい女が好き。かわいいとは、浅知恵を持たないこと。
男は悲しい。悲しい男はブスと結婚するしかない。戦争で死ぬことが男の役割か?
世の中は、すべての女が、つまらない男の妻より、いい男の愛人になりたがるだろうという。

女は強いし、子供を産める。
男はそれに嫉妬して、仕事、金、制度、芸術を作る』という。

井上陽水の『ジェラシー』とほぼ同時代に同じような女という存在への嫉妬をテーマにしてるのが、面白い。
二人とも九州出身で仲がいい。
芸術に必要な感性が近いんだと思う。昔、村上龍の対談テレビ番組を観たことがあるが、こんな思想の作家とは知らなかった。