女性で将棋界初の棋士を目指していた女流棋士の里見香奈さん(26)が4日、棋士養成機関「奨励会」の三段リーグ戦の全対局を終え、退会した。同リーグ戦の残留に必要な規定の成績を挙げられず、年齢制限により今回が最後の参加となることが決まっていた。

 半年をかけて行う三段リーグ戦は、成績上位2人に入ると四段に昇段し、プロになれる。里見さんは同日、2連敗で、最終成績は7勝11敗だった。「今は何も申し上げられません。これからのことはゆっくり考えたい」とのコメントを出した。女流棋士としては、六つある女流タイトルのうち、現在五つを保持している。棋士になるにはプロ編入試験を受ける道もある。

 将棋のプロには棋士と女流棋士の2種類があるが、「女性棋士」はまだ誕生していない。里見さんは2004年に女流棋士としてデビュー。その一方で、11年に奨励会に入り、13年には女性で初めて三段に昇段していた。(村瀬信也)

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大変なご苦労だったとおもいます。ファンとしては、里見三段には、気落ちせずに次のチャンスを狙ってもらうことを願うしかありません。

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