パ・リーグのプレーオフは撤廃すべき

一番恐れていた結果が出てしまいました。もともと愚かな制度であると思っていたパ・リーグのプレーオフが、ますますレギュラー・シーズンの重みをなくしてしまう無意味なものになってしまいました。

今回のプレーオフをレギュラー・シーズンに組み入れたらば、ソフトバンクの2勝3敗ですから、ロッテとの間にあった4.5ゲーム差が4ゲーム差に縮んだだけのこと。前者の優勝は算数ができる人ならば、だれにも疑いのないことです。これでもこのプレーオフの結果を受け入れなければならないのでしょうか。

ゴウ先生は、野球にほとんど関心がありません。九州出身なので、福岡ソフトバンク・ホークスに多少興味があるだけです。今年もただの一試合もテレビであれきちんと見たことはありませんでした。

しかし、こんな無関心な人間をファンに変えていかなければ、凋落する野球人気に歯止めをかけることはできないはずです。

にもかかわらず、プレーオフ第1ステージのテレビ中継はなし。第２ステージのテレビ中継も関東ではテレビ東京が、第4試合と第5試合を行っただけ。こんなプレーオフにはスポンサーもつかないという不人気さの証拠でしょう。

第一、熱心な野球ファンではないゴウ先生には、プレーオフをしなければならない理由が分かりません。

シーズンが前・後期に分かれていて、それぞれの期の「優勝」チームがプレーオフをするという20年前のやり方ならば、まだ理解できます。サッカーでも取り入れている方式ですし。

もちろん、大リーグのように、地区優勝が3チームにワイルド・カード1チームというようになっていれば、それも納得できます。何せ地区優勝であろうが、「優勝」は「優勝」ですから。

しかし、ホークスは89勝も挙げて、マリーンズに4.5ゲーム差もつけているのに、「優勝」ではないのです！「シーズン1位」とか呼ばれるだけなのです。

こんな理不尽な制度はますます野球離れを促進させるだけです。なぜ反対しないのでしょう。理解に苦しみます。

ぜひとも、王監督の悔しさと落合監督の恐れを現場と一般人の声だと思って、制度の見直しを真剣に考えてもらいたいと思います。

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たとえ、来年プレーオフ制が続行され、今度はシーズン2位か3位のホークスがプレーオフに勝って日本シリーズに出て、そこで日本一になったとしても、ゴウ先生は素直に喜べません。やはり、それではホークスがパ・リーグの真の覇者だと思えないからです。

プレーオフ制度の撤廃を強く求めます。