井山裕太名人(29)張栩九段(38)が挑戦している第43期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第1局は29日午後6時31分、井山名人が239手で黒番中押し勝ちし、防衛に向けて好スタートを切った。

 持ち時間8時間のうち、残りは名人が6分、挑戦者は9分だった。

 第2局は9月12、13日、愛知県田原市の「角上楼」で打たれる。(村上耕司)

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碁聖を1勝もできずに3連敗で負けてしまった井山六冠、最強の挑戦者を迎えてどうなることかと心配していたのですが、きっちりと勝ってくれました。まずは、めでたしめでたしです。

貧乏英語塾長が対局会場であるホテル椿山荘東京で開かれていた大盤解説会に行かなかったのが、よかったのかもしれません(?!)。

とはいえ、昨年名人位をなくした高尾紳路九段は、第1局に勝って、残り4連敗で名人位を明け渡してしまいました。井山六冠とて、油断はなりません。2週間後の第2局に注目です。