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「ジャンクション萌え」は、阿波座ジャンクションに美を感じる

2018年08月31日 04時23分45秒 | 時事放談: 国内編

いやあ、「ジャンクション萌え」という言葉があるとは知りませんでした。記録して、記憶しておきましょう。

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「こんな場所は他にない」JCTに女性うっとり
2018年08月30日 08時52分


多くの愛好家を魅了する阿波座ジャンクション(大阪市西区で)


阿波座ジャンクションを撮影する愛好家ら(大阪市西区で)

 橋やビルなどの巨大構造物には不思議な魅力がある。タンクや配管がひしめく工場の威容に心引かれる「工場萌え」は、すでに市民権を得つつある。ひそかに人気なのが、高速道路の接続部「ジャンクション(JCT)」の造形美をめでる「ジャンクション萌え」だ。中でも阪神高速道路の阿波座JCT(大阪市西区)は、迫力あふれる姿から「西の横綱」の呼び声が高い。

 7月中旬の夜、待ち合わせ場所の大阪市西区の交差点に足を運んだ。信号が赤から青に変わる度、乗用車やトラック、自転車がせわしなく行き交う。頭上を見上げると、8本の道路が交差する阿波座JCTが視界に広がっていた。

 「こんなに間近に高速道路の迫力を感じられる場所は他にない」。京都市の会社員の女性(26)はうっとりした表情でカメラのシャッターを切った。旅行先でJCTを眺めるのが趣味だとか。空間を支配するような圧倒的な存在感に、愛好家たちはロマンをかき立てられるようだ。

 地中には大阪メトロの地下鉄千日前線と中央線が走り、ガス管なども埋設されており、巨大構造物を支える橋脚の建設は容易ではない。大阪市の会社員の男性(41)は「地下鉄やガス管などが通る場所の真上に、これほどの本数の道路を建設するなんて、どれほど大変な工事だったのだろうか」と想像を膨らませていた。JCTをより美しく撮影できるのは、空気が澄みわたり、自動車や道路の照明といった光線がきれいに見える冬場だと教えてくれた。

 阿波座JCTは、東西方向の大阪港線や北に延びる神戸線、南側のインターチェンジを結び、1日あたり約13万台の車が通行する。神戸線との合流や出入り口への接続のため、南北に走る道路が大阪港線を上下から挟み込む3層構造になっている。地上からの高さは上から1番目の層が約25メートル、3番目の層は約10メートルだ。

 全国のJCTを収めた写真集「ジャンクション」を出版し、JCT巡りツアーを企画した経験のあるフォトグラファーの大山顕さん(45)は「複雑な造形美は『西の横綱』に値する」と太鼓判を押す。愛好家の“番付”では、「東の横綱」は首都高速道路の箱崎JCT(東京都中央区)とされる。

 ただ、JCTはどれも似たような構造に思える。それほど違いがあるのだろうか。

 阪神高速道路会社によると、JCTは上空から見た形状などで、いくつかの種類に分かれる。丸い葉を連想させるループ状の道路が、中心部から4方向に延びるのが「クローバー型」、アルファベットの「Y」のように三差路になっているのが「Y型」だ。阿波座JCTは、中心部の周囲の道路がひし形をかたどる「ダイヤモンド型」に比較的近いそうだ。

 計画調整課長代理の新井偉史まさしさん(40)は、阿波座JCTの魅力を「都会の限られた用地内に凝縮させたような構造物が、見上げた際のインパクトの大きさにつながっている」と分析する。新井さんによると、クローバー型などは地上から見ると、構造物が分散しているようで迫力がない。ダイヤモンド型は構造物が上下に重なり合い、重厚感が感じられるという。

 本来は通過地点に過ぎないJCTを、じっくり眺めたことのある人がどれだけいるだろうか。そもそも高速道路での運転中に、道路の形状や構造に注意を払う余裕はない。ところが、インターネットのホームページ上には、JCTに魅せられた人たちの愛情たっぷりの書き込みがあふれている。

 阿波座JCTは大阪の都心にあり、緑豊かな自然や歴史情緒に乏しい。周辺の雰囲気は騒々しく、足早に通り過ぎたい場所だと思っていたが、愛好家の話を聞き印象が変わった。あれほど長い道路を建設する工法や、滑らかなハンドル操作ができるよう計算されたカーブ。技術の粋が詰まった巨大構造物を見つめると、見慣れたはずのJCTに都会的な美しさを感じた。(文・梨木美花 写真・浜井孝幸)

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阿波座には、一昨年、昨年と泊まったビジネスホテルがあって、そのジャンクションは確かに印象的でした。ですが、ジャンクションをそこまで美しいとはおもえませんでした。コンクリートの塊に圧力を感じることはあっても。

しかし、上の写真を見たら、考えが変わりました。幻想的で美しいです。今度、阿波座に行くことがあったら、しばし眺めてみることにします。その前に、すぐに行ける箱崎ジャンクションに行ってみるのも悪くなさそうです。


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