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中村東蔵丈、歌舞伎界7人目の人間国宝に

2016年07月25日 05時55分51秒 | 歌舞伎

ファンなのに、記録するのを忘れてました。加賀屋さんに、申し訳ありません。遅ればせながら、記録しておきます。

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中村東蔵 人間国宝に認定、希望外の役者道も「流れに身をゆだねた」

中村東蔵 人間国宝に認定、希望外の役者道も「流れに身をゆだねた」

人間国宝に認定され、記者会見を開いた中村東蔵

(スポニチアネックス)

 歌舞伎俳優の中村東蔵(78)が重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、13日に都内で記者会見を行った。

 人間国宝に認定されたということを、最初に耳にしたときの心境を聞かれると「ビックリするのは当たり前ですけど、大変嬉しかったです」と語り、「まず、私の師匠であり、芸養父である、亡くなりました六代目中村歌右衛門に報告しなくちゃと(思いました)。喜んでくださると思いますが、その反面『お前さんが文化財!?』って鼻で笑われちゃうんじゃないかと、そっちの顔のほうが大きく浮かんできました」とニッコリ。妻からも「よかった」と言葉をかけられたそうで、「喜んでくれる人がいることが嬉しいですね」と幸せそうな表情を浮かべた。

 また、女形と立役の両方を、老若、時代、世話を問わず勤める芸域の広さに定評がある東蔵は、どのような役者でありたいか問われると「役者として一番やりたいのは主役ですね。主役をやりたいと思っているうちに、そうじゃない役がどんどん来て、好きだからやっているうちに、いつの間にはなりたくない脇役になってしまいました」と笑い、「その脇役のおかげで文化財になったと思うと、悪くはないな。やっぱり流れに身をゆだねていくのもいいかなという思いです」と感慨深げに語った。

 今後については「文化財になったら、後の人に教えないといけないみたいなことを言われたんですが、教えるなんてとんでもない。私にはそんなものはないし、人に教えると自分の財産が減っちゃうような気がして(笑)。そういうことはなるべく避けております」と打ち明けて会場を沸かせた東蔵。歌舞伎界に貢献したいことを聞かれると「まったくありません。自分のことで精いっぱいでございます」と謙遜し、「私のことを見て、いいなと思うところがあったら、それが貢献していることなんでしょうけど、自分から貢献したいという思いはおこがましくて考えられません」と吐露した。

 東蔵は1938年(昭13)1月21日生まれ。姉は故・藤間紫で、幼時から舞台や映画で活躍した。61年9月、23歳のとき六代目中村歌右衛門の芸養子となり、歌舞伎座「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」の谷沢主水ほかで三代目中村玉太郎を名乗り歌舞伎の初舞台を務める。67年4、5月、歌舞伎座「根元草摺引(こんげんくさずりびき)」の曽我五郎時致、「本朝廿四考(ほんちょうにじゅうしこう)」の白須賀六郎で六代目中村東蔵を襲名した。
 

歌舞伎の中村東蔵が人間国宝に「大変にうれしい」

歌舞伎の中村東蔵が人間国宝に「大変にうれしい」

人間国宝に認定され、会見を行う中村東蔵

(日刊スポーツ)

 歌舞伎俳優の中村東蔵(78)が15日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。

 「びっくりするのは当たり前ですが、大変にうれしいです。まず、亡くなりました6代目中村歌右衛門の師匠に報告しなくては。多分、喜んでくださると思いますが、その半面『え、おまえさんが!?』と笑われてしまうかも」と喜んだ。

 東蔵の姉は日本舞踊家で女優の故藤間紫さん。芸事に囲まれた環境で育ち、幼い時から、舞台や映画で活躍してきた。23歳の時に歌右衛門さんの芸養子になり、歌舞伎座で中村玉太郎を名乗り初舞台。女役、立役の両方で定評があり、最近では老母役で高く評価されている。深い情感を見せる芝居は、観客を引き込む。

 東蔵は「テクニックなどは今は考えないですね。どの先輩方もおっしゃるように、やはり気持ちだなと実感しています」と話した。
 代表的な役は、「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」の母微妙(みみょう)、「双蝶々曲輪日記 引窓」の母お幸、「競伊勢物語」の母小由など。

 キャリアを重ねても初役に挑むことも多い。今月の歌舞伎座「七月大歌舞伎」の「柳影沢蛍火」では、徳川綱吉の生母桂昌院を初役でつとめている。
 
 東蔵は「主役をやりたい、やりたいと思って、そうじゃない役がきても、お芝居が好きだから何でもやってきました。いつの間にか、なりたくないのに脇役になってしまいました。そのおかげで、文化財(保持者)になったので、流れに身を任せるのも悪くないなと思っています」と、自然体で歩んできたとした。
 

中村東蔵、人間国宝認定に笑顔「ただただ、とにかく芝居が好きで」

中村東蔵、人間国宝認定に笑顔「ただただ、とにかく芝居が好きで」

歌舞伎の人間国宝に認定され、喜びを語る中村東蔵 【報知新聞社】

(スポーツ報知)

 文化審議会は15日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に歌舞伎俳優の中村東蔵(本名・河野均、78)ら5人を認定するよう馳浩文科相に答申した。政府は9月にも官報に告示する。

 東蔵のほか4人は、能シテ方の野村四郎さん(79)、大槻文蔵さん(78)、琵琶の奥村旭翠さん(65)、紬(つむぎ)織の村上良子さん(66)。

 東蔵は会見で集まった大勢の記者を見渡すと、ずいぶん昔、家に泥棒に入られたことを思い出し「こんなに。あの時、記者の方に囲まれて以来。でも大変うれしいですね」と言って笑わせた。

 老若問わない立役(男役)、女役の芸域の広さが認められてのもの。姉は藤間紫さん(享年85)で、23歳の時に6代目中村歌右衛門の芸養子に。師について聞かれると「喜んでくれたでしょう。でも『お前さんが文化財?』と言って笑ったかもしれませんよ」

 歌舞伎の家に生まれたわけではない。「ただただ、とにかく芝居が好きで」。近年は老母役のリアリティに定評があり、見る者に“まさにそのもの”と思わせてきた。「女形には力がいるが、力を見せない」が持論。日課のラジオ体操で体力を維持する。

 1950年代には藤間城太郎の芸名で映像でも活躍。市川中車(香川照之)についても気になる様子で「どんな役も役の性根を外れなければいいのでは」と思いやった。今後は後進への指導も仕事に。「人に教えるなんて。自分の財産がなくなっちゃうようで、嫌だねぇ」とちゃめっ気たっぷりに答えた。

 現役歌舞伎俳優の人間国宝は坂田藤十郎、澤村田之助、尾上菊五郎、中村吉右衛門、片岡仁左衛門、坂東玉三郎に続いて7人目となる。

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貧乏英語塾長が東蔵丈で好きなのは、まず、その通りのよい声。美声というわけではないのですが、女形なのに、作っているように聞こえず、ナチュラルで、それでいて口跡も滑舌もよく、味わい深い声なのです。
 
そして、どんな役でも、力みがなくて、本当に自然体で演じる巧さを丈はお持ちです。人間国宝に選ばれるのも当然のことでしょう。
 
同じような立場の沢村田之助丈が、体調が思わしくなく、長期休場中ですから、東蔵丈への期待は大きいもの。ぜひとも、歌舞伎界の発展のために、あのすばらしい芸を後輩たちに伝えていってもらいたいと願います。
 
いつまでも、お元気で。うーん、歌舞伎座へ行きたくなってしまいました。

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