健さんが愛した水を運ぶ少年は、元気です

東日本大震災から1年。高倉健さんが宝物にした、あの水を運ぶ少年は、元気です。

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“水を運ぶ少年”が描く未来…松本くん「空手で全国制覇」
東日本大震災から１年
スポニチ　2012年3月11日 06:00

　震災直後、水を入れた焼酎のペットボトルを両手に持ち、がれきの中を歩く少年の写真が話題になった。気仙沼市立鹿折（ししおり）小５年の松本魁翔（かいと）くん（１１）だ。歯を食いしばって歩を進める姿は、切なくも希望に満ちており、俳優の高倉健（８１）が「宝物」として主演映画「あなたへ」の台本に写真を貼って毎日見つめていたほど。「オレ、高倉さんのこと知らないんですけど、ばあちゃんと母ちゃんが大喜びしてて。“凄い俳優さんだ”って。そんな人に注目してもらえてうれしい」とはにかんだ。

　自宅は津波で壊され、仮設住宅に移る６月までの３カ月、６畳一間の親戚宅に１５人で住んだ。男手が少なかったため、志願して井戸水をくみに行っていたという。坂道を１日３往復。写真はこの時に撮影された。

　夢は「空手で全国制覇」。防具付き空手３級の腕前で、２０１０年には空手の東北・北海道大会で優勝。震災後はやめていたが、昨年秋に母親に懇願して再開。１１月の県秋季大会で準優勝した。

　１メートル３９の小柄な体格だが負けん気は人一倍。「熊を倒せるぐらい強くなって、いじめられている人を守る」と頼もしい。郷土愛も強く「大人になったら鹿折をきれいにして、地元の人たちに頑張ろうっていう気持ちを与えたい」と力を込めた。

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読むだけで、目がウルウルしてくる記事です。熊よりも強くなって、家族を守ってあげてください。自身よりもたちの悪い政治家という連中がいますから。