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三國連太郎も、離煙していた

2008年10月10日 08時19分41秒 | 離煙ニュース: 国内編
あくの強い演技で有名な三國連太郎の演技には、タバコは欠かせないと思っていたのですが、何と80歳で離煙されていたのでした。

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三國連太郎さん、俳優生活の支えは速足&粗食&禁煙

 60年近くも俳優生活を送る三國連太郎さん(85)を支えてきたものは速足ウオーキング、粗食、禁煙。そのどれもが芝居に直結するものだった。今月25日には実に映画出演187本目、シリーズ21作目となる「釣りバカ日誌19 ようこそ! 鈴木建設御一行様」が全国で公開。20年以上にわたって、スーさんこと鈴木一之助を演じ続ける名優の役者魂が、ひしひしと伝わってきた。

 毎日、仕事の前に2時間、速足で歩くようにしています。雨が降ると、おっくうになって休むことはありますけど、歩かないと芝居が重くなりますね。時間は長いですけど、その方がお芝居の調子がいいんです。

 始めたのは(息子の佐藤)浩市が生まれる(1960年)前。自分の仕事を後悔しないようにしてまして、前の日にそういう気分で仕事できたかなとか、歩きながら考えてます。役の状況に接近できる気がするんですね。歩かないと、妙におもねった芝居をしてしまって、テンポが遅くなる。

 すごい老人の役は別でしょうけど、普通の人間をやるときは、普通のテンポで歩いて、ある種の日常性をつくってる。おしゃべりも普通の会話ができる程度の呼吸法をやってます。鼻で2回吸って1回吐くとか、自分だけの方法で歩いて、その方が気分がいいですね。

 大病は記憶ないね。やっぱり、歩いてるからでしょうか。昔は神楽坂におりまして、(新宿)コマ劇場まで歩いてね(約4キロ)。芝居やってる時は張り切ってますから、体調を崩すことはない。歩くって、精神的にコントロールできる。だから、外国に行っても歩いてます。ベルリンでもパリでも詳しいですよ。

 体重を落とすときは肉類や油ものを減らしたりして加減します。クランクインまで2、3か月あるので、食を減らしていくんです。やってる最中で4キロぐらい減りますけどね。やらなきゃならん責任感みたいなものがあって、無理した記憶はないですね。

 同席の夫人「『豪姫』(92年)を撮り終えた後、次回作の役作りのために10キロ落としたんです。監督は病に倒れて撮れませんでしたけど、あの時は炭水化物を減らしました」

 安上がりです(笑い)。

 夫人「もともとお酒を飲まないから、皆様よりはダイエットしやすい。今70キロぐらいですが、一時100キロぐらいありました。『皇帝のいない八月』(78年)のころが一番太ってた。アップになるとマンホールのふたみたいに丸顔でした」

 普段でも気をつけて食事してますね。魚類はよく食べます。サバとかサンマとか青魚。僕の田舎は伊豆で、魚ばかり食わされたから好きですね。子供時分は戦争の前後ですから、粗食にならざるを得なかった。

 夫人「医者嫌いだったんですけど、このごろ、素晴らしい先生とご縁を頂いて、月1回は血液検査とか心臓のチェックに行ってます」

 今のところ悪いところはないと言われています。

 昔はヘビースモーカーでした。5年前にある日、突然やめちゃった。舞台やるときに呼吸が続かなくて、息が切れるときがあったんですよ。役者として恥ずかしいと思ってやめちゃったら、1時間半ぐらいしゃべっても詰まることはない。別に医者に言われたわけでもないし。役者根性でやめちゃった。今も誘惑されることはないです。たばこは毒ですね、やっぱり。

 ◆CM出演「皇潤」オススメ 三國さんは、CMに出演しているエバーライフの栄養補助食品「皇潤」も推奨した。皇潤は飲む低分子ヒアルロン酸。保湿成分や関節などをスムーズに動かす役割がある。「左ひざが痛くなるときがあるんです。時々飲むとそうでもないので、いいのかなと思って飲んでます。長く座った後に立ったら負担がかかりますよね。そういうときに飲むといい」と効果を口にしている。

 ◆三國 連太郎(みくに・れんたろう)1923年1月20日、群馬・太田市生まれ。85歳。50年、松竹大船撮影所に研究生として入所。51年、映画「善魔」の三國連太郎役でデビューし、そのまま芸名に。代表作は「ビルマの竪琴」「飢餓海峡」「神々の深き欲望」「八甲田山」「復讐するは我にあり」「息子」「北辰斜にさすところ」など。原作・企画・監督した「親鸞 白い道」で87年にカンヌ国際映画祭特別賞受賞。

(2008年10月9日11時16分 スポーツ報知)

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どこまでも俳優として活躍したいという気持ちが、離煙行動を起こさせたのでしょう。すばらしい向上心です。タバコも吸わず、酒も飲まず、粗食に運動を欠かさない大俳優。まだまだ元気な姿をスクリーンで見られそうです。

なお、個人的に三國のタバコを吸うシーンでいちばん印象的なのは、映画『八甲田山』の冒頭。嫌みな山田大佐を演じるところですが、出ているシーンではほとんどタバコを吸っています。

タバコと縁を切るというのは、なかなか素敵なことなんですよね。

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