天下人ならぬ田舎人

いつも故郷を想い、心は永遠に田舎人が、今伝えたいことを伝えます。

私は名医?

2015-05-22 21:49:27 | 日記・エッセイ・コラム
私は医者でも看護士でもありません。医療従事者でもありませんが、ある事情からある病について知識を身につけました。私が知りうることを、以下に書き記します。同じ症状に至ってしまった方に対して、少しでも参考になれば幸いです。

先日、ビートたけしの「みんなの家庭の医学」の番組で、足が腫れ上がり、いくつもの病院を受診しても症状が改善せず、原因不明の病として2年間苦しんでいた方の再現ドラマを観ました。私は、「この症状はリンパ浮腫だね」と妻に話しながら観ていました。結論は、セカンドオピニオンにて総合医療の名医が「リンパ浮腫」を原因の一つに挙げました。

リンパ浮腫とは、リンパ管のリンパ液の流れが悪くなると、リンパ管で処理できなくなった体液がリンパ管から漏れ出して、皮下組織に水分が溜まり腫れ上がる症状です。

足先、足首、脛、ふくらはぎが、パンパンに腫れ上がる症状はリンパ浮腫を疑うべきです。

再現ドラマでは、患者さんが、症状は徐々に進行したと発言していましたが、先天性の場合は突発的に腫れ上がることもあります。

この病の専門科は形成外科です。横浜市の場合、横浜市民病院に形成外科があり、リンパ浮腫外来があります。

リンパ浮腫の検査法はリンパシンチです。リンパ管の造影検査のようなものです。かなり痛みを伴うようなのですが、私はわかりません。

リンパ浮腫に対する処置は、医療用弾性ストッキング、スリーブを装着して、患部を圧迫し、リンパの流れを改善することです。

また、リンパ浮腫専門の治療院があります。専門の整体師のリンパマッサージ(リンパドレナージュ)を定期的に受けてください。

余談ですが、神奈川のある看護学校でリンパドレナージュの実習を行うところがあるようです。それだけリンパに対する関心が高まっているように思います。

状態の改善が見込めなく、症状が悪化するようであれば、手術することを検討してください。弱まったリンパ管の負担を軽減するために、リンパ管に平行する静脈にリンパ管を吻合します。リンパ管の役目を静脈にも担ってもらいます。リンパ管で処理できない体液を静脈に流すのです。

手術は数か所の接合で数時間かかります。接合箇所は足先から股関節まで広範囲にわたります。手術により完全に治るものではありませんが、ある程度改善は見込めると思います。

あとは軽度な運動やストレッチなどもいいかもしれません。

病気と上手に付き合っていく覚悟が必要ですが、その覚悟があれば、快適な生活が過ごせるものと思います。私は名医ではありませんが、そのことは保障します。