大げさなタイトルをつけましたが、自治会の運動会のリレーで活躍した話です。
10月8日、雲ひとつない快晴の中、娘たちが通う小学校のグラウンドで、30の自治会・町内会が集まり、運動会が行われました。昨年は雨の中、開会式を強行し、役員の方は晴れることを期待したようでしたが、天候が回復せず中止になり、今年は2年ぶりの開催です。
私は、競技最終種目の男子リレーに参加しました。男子リレーは、8人で800m(一人100m)を走ります。第1走者は20代、第2、第3走者は30代、第4、第5走者は40代、第6、第7走者は50代、第8走者は60代が走ります。私は第5走者です(これで年齢がばれてしまいました)。
リレーの状況を説明します。第1走者は現役の陸上部でしたが、なんとコーナーで転んでしまいました。このグラウンドは、横浜市の小学校の中で一番広いと言われていて、水はけがとてもよいのですが、土が固く、かつ、土の表面は砂が撒かれているような感じで、滑りやすいのです。第1走者は転んでも4位でバトンをつなぎ、第2、第3走者で3位まで順位を上げました。第4走者は、これまた足を滑らしたか、柔道の受身のように体を一回転させて転んでしまいました。これで順位を5位まで落とし、私はその状況でバトンを受けました。他の走者はだいぶ前を走っているようで、視界にはまったく捕らえることができません。ただ一生懸命走るだけです。第6走者に無事バトンを渡しました。ホッとして、トラック内で第6走者を見たらいつのまにか3位になっているではありませんか。そして、勢いそのままに一人抜き2位になり、第7走者も一人抜きトップになると、第8走者はそのまま逃げ切り、わがチームは1位でゴールしました。もううれしかったです。トラック内でバンザイしてました。
町内会のテントに戻ると、みんなが祝福してくれました。なんとなく、何かをやり遂げた気分で、心地よかったです。選手のみんながリレーの状況を振り返ると、私のことを「速かったね。二人抜いたね」というのです。私は二人も抜いた記憶はありません。でも、みんなが言うので、多分、バトンを渡す直線で抜いたようです。なにも考えず、一生懸命走ろうと思ったことがよかったのかもしれません。ちょっぴりだけヒーローになれた瞬間です。これも、野球部の練習で手を抜かず、若い連中と張り合っていることが、よい走りにつながったのかもしれません。来年も「速かったね」と言われるようにがんばります。
ちなみに、わが町内会は10位となり、ここ数年では一番よい成績でした。