天下人ならぬ田舎人

いつも故郷を想い、心は永遠に田舎人が、今伝えたいことを伝えます。

出張記 新潟編

2008-07-16 11:58:06 | 日記・エッセイ・コラム

最近、出張記を書いていなかったので、ひさびさに書きました。

昨日、新潟に出張しました。午前中に新潟市内で一番高いビルの一室に入居している支店に立ち寄り、営業、SEと打合せをした後、今回の出張先である上越市まで、営業車で移動しました。新潟県は縦に長いことを思い知ることになります。車で約2時間の移動は、今までの出張の中で、バスを含めても経験がありません。ちょっとした小旅行といった感じでしょうか。

車の移動では、高速道路を利用しました。刈羽、柏崎付近では、高速道路が30kmにわたり一車線に規制され、その片方は大掛かりな工事が行われていました。営業に話を聞くと、中越地震の影響で今なお補修工事を行っているとのことでした。たしかに、道路はゆがんでいるように見え、道路脇のフェンス(ガードレール)も平行に並んでいません。今なお中越地震の爪あとが残っているのかと、その地震のすごさを感じました。営業いわく「東京にいる役人は、中越地震を、一地方で起きた、一つの出来事としか捉えていない」と訴えていました。

上越市での仕事が終え、帰りは、直江津よりほくほく線の在来特急に乗り、越後湯沢経由で新幹線に乗り換えることにしました。ただし、在来特急が遅れて、越後湯沢で新幹線に乗り継ぐ時間が短く、新幹線ホームに急ぎました。すでに新幹線は到着しており、急いで飛び乗りましたが、デッキより向こう側のホームを見ると、向こう側にも新幹線が止まっているではありませんか。自分が乗った新幹線は新潟行きなのか、東京行きなのか、わからずあせっていると、ちょうど車内放送が流れ、「この新幹線は東京行きではありません。新潟行きです」と案内していました。やばいと思いながら、向こう側ホームに止まっている新幹線に乗り換えました。

人間の心理とは面白いもので、階段を駆け上がり、パッと目にした新幹線を東京行きと勝手に判断してしまいました。まさか、それぞれの新幹線が同時に停車しているとはまったく頭になく、急がないといけないということもあり、勝手な判断に至ったものです。仕事上での勘違いによるミスをヒューマンエラーといいますが、気をつけないといけないことを改めて思いしらされました。

そして、東京駅から乗った電車は、長女が通う塾の終了時間に間に合う電車で、偶然というより奇跡かと思ってしまいました。出張日の最後の締めくくりは、塾から長女といっしょにに家に帰りました。