ブレイクスルー File.48 “わたし”をあきらめない
―光と音をなくした27歳 荒美有紀さん―
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2016-02/22.html
月に一度は美容院でオシャレをして、友人のカップルとダブルデートしながらショッピングを楽しむ。20代の青春を謳歌する荒美有紀さん(27)。
実は、目が見えず、耳も聞こえません。コミュニケーションの手段は「指点字」。点字タイプライターのキーの配置をそのまま指に当てはめ、相手の指を「トントン」とたたいて、気持ちを伝えます。キャビンアテンダントを夢見ていた荒さんが、病気で視力と聴力を完全に失ったのは大学4年生の時。あまりにも深い孤独に、もう誰ともつながる事は出来ない、誰かと一緒に笑うことは出来ないと、生きる意味を見失いました。そんな荒さんが出会ったのは、その“手”を通しての、表情豊かなコミュニケーション。再び人と繋がる自信を取り戻していきます。
今は、同じ境遇にある“盲ろう”の人たちの世界をもっと多くの人たちに知ってもらおうと、支援を行うNPOの先頭に立って、雑誌編集などPR活動に奔走しています。“盲ろう者の若手リーダー”と“普通の女の子”という、二つのことを大切にしながら毎日を駆け抜ける荒美有紀さんのブレイクスルーを見つめます。
Eテレ 2016年2月22日(月曜)午後8時00分~午後8時29分
再放送 2016年2月29日(月曜)午後1時05分~午後1時34分
盲ろう者のコミュニケーション方法はこちら
コミュニケーション方法の詳細 (NPO東京盲ろう者友の会)
手のひらから広がる未来 書籍 ( 同 上 )
手のひらから広がる未来 ヘレン・ケラーになった女子大生 単行本 – 2015/3/26
[ 荒 美有紀 著 ]定価(税込)¥1,296
大学在学中に突然盲ろうに。絶望して泣いてばかりいた著者は、どうやって一歩を踏み出したか。当会理事・荒美有紀の初めての著書。
「見えない、聞こえない世界に生きる」とはいかなるものかと、誰でも一度は考えたことがあるだろう。
どうやって、希望を持つようになったか・・・NPO東京盲ろう者友の会の理事を務め、頑張っている彼女の姿に感動しますね。
盲ろう者は、「見えない」「聞こえない」という二重の障害があるために
外出の困難、他人とのコミュニケーションの困難、情報の入手の困難という、
三つの困難を抱えています。
富山盲ろう者友の会でも、盲ろう者とその支援者の交流・支援活動を行っています。
富山盲ろう者友の会HP http://toyamadb.com/