射水市聴覚障害者協会

障害者もあたりまえに地域で暮らしていけるまちをめざして…
日々の取り組みや聴覚障害者に必要な情報をお伝えしていきます。

生まれつき難聴の子どもの支援は…協議会設置を来年度の早い段階で検討開始へ 富山(富山テレビ)

2023年02月03日 | 話題

以下引用 富山テレビ  https://www.fnn.jp/articles/-/480583

手話の普及について話し合う富山県の会合が2日開かれ、生まれつき難聴の子どもの支援に関して意見が交わされました。

生まれつき難聴の子どもは1000人に1人から2人の割合でいるとされ、自立した生活に必要な手話や筆談を身に付けるには、早期発見と、その後の適切な支援が重要とされています。

県聴覚障害者協会や手話通訳士会などの関係者が出席した2日の会議では、生後1カ月までに行われる新生児聴覚検査の実施状況が報告され、県内では99.8%と全国平均を上回り、ほとんどの新生児が検査を受けていることが報告されました。
(全国平均90.8%)

県では、難聴の子どもを支援するための協議会の設置について、来年度の早い段階で検討を始める考えで、出席した委員からは協議会の委員として聴覚障害者協会や、特別支援学校の職員などを選任し、関係機関で連携をはかることが出来るようにすべきといった意見が出されていました。


「silent」で話題の"手話"ドラマや映画での描き方(東洋経済)

2022年12月26日 | 話題

以下引用 東洋経済2022/12/22 (壬生 智裕 : 映画ライター)   https://toyokeizai.net/articles/-/641110

現在話題のドラマ『silent』をはじめ、アメリカ・アカデミー賞作品賞を獲得した映画『Coda コーダ あいのうた』、そして深田晃司監督の『LOVE LIFE』など、近年、ろう者を題材とした作品が次々と公開されている。

さらに12月16日からは第72回ベルリン国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭で上映された映画『ケイコ 目を澄ませて』(三宅唱監督、岸井ゆきの主演)も公開。聴覚障害と向き合いながら、実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんの生き方に着想を得て、三宅監督がフィクションとして新たに生み出した物語だ。

同作の手話監修を担当したのが、社団法人・東京都聴覚障害者連盟の越智大輔事務局長。数多くのドラマ、映画などで手話監修を行い、『silent』の企画段階でも助言を行うなど、聴覚障害者に関する社会啓蒙、普及宣伝などに広く尽力してきた第一人者だ。

そこで今回は越智事務局長に、手話監修のプロセス、そして聴覚障害者のためにエンタメ業界ができることなどについて聞いた。


ドラマ「silent」で話題の手話に〝禁じられた過去〟があった(withnews)

2022年12月25日 | 話題

以下引用 withnews 2022/12/22   ドラマ「silent」で話題の手話に〝禁じられた過去〟があった (withnews.jp)

聞こえない人、聞こえにくい人のコミュニケーション手段である「手話」は、生活のさまざまな場面で目にします。きょう(22日)最終回を迎えるドラマ「silent(サイレント)」(フジテレビ)にも登場。SNSでドラマ内の手話が話題になるなど、関心が集まっています。ただ、そんな手話にも、禁じられていた過去がありました。


多様化する情報保障(手話通訳・字幕)に選択の自由を(伊藤芳浩氏note 8/12)

2021年08月16日 | 話題

多様化する情報保障(手話通訳・字幕)に選択の自由を

伊藤 芳浩 / コミュニケーションバリアフリーエバンジェリスト 2021年8月12日

 

「多様性と調和」のオリンピックで起きた言語的マイノリティの排除
東京2020オリンピックでは開会式で手話通訳がつかないことで、多くの当事者から落胆の声が上がっていました。

言語的マイノリティの声が当局に届く
この事態を受け、全日本ろうあ連盟をはじめ、NPOインフォメーションギャップバスター、超党派の地方議員からなる手話推進議員連盟などの各団体や多くの方々や議員がNHKなどに手話通訳をつけて放映して欲しいと要望、閉会式では、手話通訳が放映されることになりました。

イベントでの初の試み「ろう通訳」の意義
Eテレではオリンピック中継の映像の右側にろう通訳が第一言語である日本手話を使用して通訳をしていました。
大事なのは、一人も残さず、共に同じタイミングで感動を分かち合えることです。今回、ろう通訳はろう者にも感動を伝える重要な働きをしました。(サイトより引用)


「君が代」手話で歌って 全日本ろうあ連盟が試作(産経新聞6/22)

2021年06月27日 | 話題

 以下引用 産経新聞 2021年6月22日(火)  「君が代」手話で歌って 全日本ろうあ連盟が試作(1/2ページ) - 産経ニュース (sankei.com)

  同連盟は2年前から、国に全国統一の手話言語訳を制定するよう要望。さらに現状への問題提起の意味も込め、昨年度にスポーツ庁から受託した「障害者スポーツ推進プロジェクト」事業の一環として、国歌の手話言語訳の「試行版」を作成することに。歌詞を正しく解釈したうえで適切に翻訳するため、日本文学の専門家らを交えた検討部会を設置した。

  昨年12月から協議を始め、今年3月に完成。同連盟スポーツ委員会のホームページ(https://www.jfd.or.jp/sc/)や、動画投稿サイト「ユーチューブ」(https://www.youtube.com/watch?v=gaA-zti-IyA)に公開した。手話を知らない人にも分かりやすく、かつ「君が代」の厳かさを忠実に表現したという。

  同じ手話でも動かし方や表情によってニュアンスが変わるといい、冒頭の「君が」は、右手の甲を相手に差し出す「あなた」の手話をゆっくり柔らかく行うことで、敬意と、悠久の時の流れの意を込めた。

  続く「代は」は、「世代」を意味する手話を用い、「千代(ちよ)に八千代(やちよ)に」は「永(なが)い」の手話を2回繰り返す。終盤の「こけのむすまで」は、岩を包み込むようにコケが広がる様子を表現している。

  同連盟は4月、萩生田光一文部科学相らに対し、試行版を踏まえ、国として正式な手話言語版の制定、普及に取り組むよう改めて要請。倉野所長は「東京五輪・パラリンピックで試行版を活用してもらえるよう、組織委員会に働きかけたい」としている。(藤井沙織)