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48歳で一型糖尿病を患うも、べつだん普通に生活している男のブログ

葉書三枚の幸せ

2019年04月24日 | Weblog

 

 年に数回食事を一緒にする友人Bが、共通の友人Cと3人で食事したいと私に提案してきました 学生時代にバイト先で知り合った仲です 知り合ってもう35年になります

 私は友人Bの提案に賛同し、友人Cと連絡を取ろうと動き出しました 10数年前に長堀でそのバイト先の同窓会があり、その時Cと年賀状のやりとりくらいしようと言って住所を交換し、賀状は毎年送っていました

 電話番号、メールアドレスがわかりません 和泉市の奥の方に住んでいるCの家にナビで向かったのですが、Cの家を発見することはできませんでした (ちなみにその時郵便配達をしていた郵便局員に尋ねたが、わからないと言われた)

 作戦変更です

 自宅にたまたまあった葉書3枚のうち一枚を使って郵便で出すことにしました

 

 男はつらいよ 奮闘編 で寅が、とらやに自殺するのではと思わせる葉書を鉛筆書きの汚い字で速達で送りつけます(寅次郎は葉書をよく使う)

 

 学生時代、女の子の家に賀状を出すとき、これを利用した記憶があります 鉛筆で左手でわざと汚く子供が書いたような賀状を送りつけたのです 女の子の家で話題になったとよく言われました

 性懲りもない私は今回もこれを利用しました Cの家に鉛筆書きに汚い字で事情を書いて送ったのです

 直ちにCから連絡があり、無事3人で焼肉を食べることができたのです

 

 

 これに気を良くした私は、今度は阪神タイガースの岩田投手に応援の葉書を出すことにしました

 同じ1型糖尿病です 

 廃業の後、何度か面接を受けました その時はっきり1型糖尿病と伝えます インシュリンは打つが他は何ら健康人と変わらない と伝えます

 ここでいつも岩田投手の件を引き合いに出します プロのピッチャーやってる同じ病気の人もいるとアピールします

 面接者は納得してくれます 岩田投手に感謝です

 

 そんな事情があるので2枚目の葉書に鉛筆書きで、今回はなるべく綺麗な字で応援と感謝の気持ちを伝えました

 住所は堺で止めました 細かい番地までは書きませんでした

 

 タイミングよく、その十日後ぐらいに岩田投手は今季初完投勝利を挙げました ものすごく嬉しかった

 慌ててスポニチを買って読むと「同じ1型糖尿病の人達のためにがんばった」と小さく書いてありました

 このスポニチは家宝にしよう と思っていましたが、先日うっかり古新聞で暇に出してしまいました ここら辺が私のいけないところです

 

 事実はどうであれ、私のうがった見方では「同じ1型糖尿病の人達のためにがんばった」というのは私の葉書が影響したのではないかと都合よく考え私は気を良くしたのでした

 

 

 

 さて葉書はもう一枚あります

 NHKの囲碁番組を見ていると囲碁講座のテキストに趙治勲名誉名人の連載が始まったということを知りました

 私は趙治勲名誉名人の大ファンです このブログでも一度記事にしたことがあります(趙治勲は傑作な人参照)

 直ちにアマゾンでテキスト四月号を購入しました 一冊の注文なのにラッキーなことに二冊入ってました(ラッキーと思ったが同じ冊子、ゴミが増えただけ)

 4ページの連載です 傑作でした 超難解な問題もユーモアのセンス満載で趙治勲名誉名人のキレの良さを感じます

 最後の一枚の葉書を趙治勲名誉名人への応援の葉書として送ることにしました

 今回も鉛筆書き、できる限り綺麗な字で書いたつもりです

 NHK囲碁対局で是非もっと解説してほしい 特に女性棋士、もっと言えば謝依旻六段の対局の際の解説と、あと解説が全く面白くない棋士二人(葉書には書いたがここでは割愛)を対局でとっちめてくださいとお願いし、最後にいつまでもご健康をと綴ったのでした

 

 このメール時代に 私は葉書三枚でワクワクした気分になりました

 寅さんありがとう