生駒のアラ還の独り言

医療業界のあることないことを独断と偏見で綴る

生駒市立病院計画と市議会の見識

2010-02-08 17:30:14 | 日記

 2月下旬にも生駒市議会が開催されるようですが、最大且つ緊急のテーマは、生駒市立病院開設案件です。
指定管理者を徳洲会とする市側の議案を、議会側は今までと同じように否決するのでしょうか。
 今までの議会での反対議論を聞いていますと、反対理由は概ね以下のようなものでした。
1.市長の進め方が強引
2.市長には医師会との協調姿勢が見られない。医師会の強力が無ければ良い医療は提供できない
3.指定管理者候補を民間にするのは反対。特に「徳洲会」は信用できない

 反対理由のそれぞれは一見もっともらしい感じを受けますが、本当にそうなのかを反対議員諸氏は掘り下げて判断しているのでしょうか。大いに疑問です。医療業界の実態を自ら勉強もしないで、人の尻馬に乗って反対している程度の議員が多いと思います。
これだけ重要な案件を、学級委員を選ぶ程度の感覚で採決に加わっている議員の見識を疑うものです。

上記3点について簡潔に説明します。
1.旧来のしがらみを廃し事前根回し中心の行政を変革すべく、敢えて議会の場で議員と真剣に議論をいしょうという山下市長の正姿勢の表れです
2.むしろ医師会側の市民病院反対という姿勢が先ずあった。生駒地区の医療崩壊を招いた元凶が医師会側にあるのに、その反省もなく、今や生駒市の救急体制は問題ない と開き直っている態度は、私でも愛想を尽かせています。市長は引き続き医師会との対話の努力をする と言ってはいますが、期待はしないほうが賢明だと考えます。
3.民間アレルギー、特に徳洲会アレルギーはどこから来たのでしょうか。
多分医師会のネガティブキャンペーンの結果だと思います。
確かに徳洲会は、過去に政治がらみのスキャンダルがありましたし、医療面では行政や医師会に喧嘩を売るような言動をしたこともありました。しかし、それも患者のための視点がベースにありました。私も徳洲会を100%是とはしませんが、お粗末な公立病院や民間病院よりは余程益し と思っています。

今度の市議会は高い見識を表明できる最後のチャンスです。議員諸氏におかれては、過去のしがらみに捉われることなく、真剣な議論のうえ採決に望んで欲しいと念ずる次第です。

 今日は心底からの念願です。