生駒のアラ還の独り言

医療業界のあることないことを独断と偏見で綴る

救急医療の正論の紹介です

2010-02-02 17:45:30 | 日記
 生駒市では、生駒市立病院の新規開設案件がタイムリミットが迫っているのに、未だ宙に浮いたままになっています。公設民営の市長の方針に対して市議会の守旧派が反対の姿勢を崩していないからです。
 今後の生駒市立病院を考えるうえで大いに参考になる正論があります。
長野県松本市にある相澤病院理事長の相澤孝夫様の社会医療法人に関連したお話です。以下ご紹介します。

「これまでは、救急医療だとか災害医療だとか僻地医療等の収益性の低い医療、あるいは不採算とこれまで言われてきた医療は、医療法人病院がやるのは無理であろうと、だからそういう医療は当然、公立病院や公的病院がやるものだという暗黙のうちの認知のようなものがあったと思います。そういうことを前提にして日本の医療提供体制は組まれてきたと思うのですが、ご存知のようにいまその医療提供体制が崩壊しているわけです。そのなかで、この社会医療法人は公的病院や公立病院でないにもかかわらず、そういう不採算医療を行う能力のある病院ということではないかなと思っています。ではなぜその能力があるか。やはりそういう不採算の医療、あるいは収益性の低い医療を経営というなかで解消して、経営の継続性をちゃんと保つ経営のできる形態だということではないかなと思っています」

 心ある生駒市議会議員様、是非ご参考になさってください。
 なお、今日は独断も偏見もありません。安心してお読みください。