生駒のアラ還の独り言

医療業界のあることないことを独断と偏見で綴る

奈良県医師会長さん 大丈夫ですか お気を確かに(その2)

2011-05-25 23:39:36 | 日記

奈良県医師会長の塩見さんがこんなことを言っています。

「県では今、新県立奈良病院、南和三病院の再編成、救急医療情報システム構築 などの計画が進められていますが、おそらくいずれも計画通りには行かないで しょう。今後多くの問題が明らかになっていくと思いますが、いずれも現場の 声が届かないところにその原因があると思っています」

県医師会長の立場の人が、まさかこんな発言をするとは俄かには信じられませんでしたが、歴然とした事実です。

先日、県医師会で辞職勧告決議案が議決され、県知事選でも敗北し、既に実質的には「終わった人」ではありますが、しかしながら現在のところは県医療審議会会長はじめ数多くの要職に就いている人です。

荒井知事に県知事選で敗北したこと、生駒市立病院への病床配分をめぐって医療審議会の決定を荒井知事にひっくり返されたこと 等々で、荒井知事には恨みもあるのでしょう。
その辺を根にもった八つ当たりなのでしょうか。

唯一「現場の声が届かない」という主張に限っては、ある意味当っています。お役所仕事への批判としては当っています。
当ってはいますが、ぼやく だけの話ではないはずです。お説ならば、現場の声を集約して知事と徹底的に議論をするのが筋ではないでしょうか。問題があるのなら知事と一緒になって共同して解決してゆくのが筋ではないでしょうか。
それをやらないで、ぼやき だけを吐いてもらっては県民としては大迷惑です。

地域医療崩壊という点では、全国の最先端を走っている不名誉な奈良県です。医療再生が叫ばれている現在、こんな人が医療界のトップに君臨していることは奈良県民の悲劇です。

こういう無責任な発言をする人が、県医師会長に留まっていること自体が、県医師会の問題でもあると考えます。
奈良県医師会は、辞職勧告決議などという生ぬるいものではなく、解任されたら如何でしょうか。


中医協でもだだを捏ねる日本医師会って何だ

2011-05-21 16:56:58 | 日記

先日も少し触れたことがありますが、日本医師会代表委員がだだを捏ねているようです。

来年度の診療報酬改定時期を先に延ばせという主張です。
主張の根拠は、東日本大震災の被災者支援が最優先 ということのようです。

診療報酬改定と震災被害者支援とは全く関係ない話です。何を血迷っているのか、聞いている方が恥ずかしくて赤面してしまいます。

またこの言い方を聞いていると、被災地への医療チームの全てが医師会から派遣されているように見えますが、実際は日赤や徳洲会等々が医師会とは別個に独立して尚且つ医師会以上の人数を被災地に送り込んでいます。

いくら医師会が抵抗しようと、来年の診療報酬改定は間違いなく特に開業医に不利なマイナス改定になります。ならば、その時期を極力先延ばししたい というのが医師会の本音です。

医師会としてゴネる本音の事情は理解できますが、しかし理解できても納得のしようがありません。
だだやゴネ が、自らの利益のみを守ろうという立場のみに終始する理不尽さであるからです。

ご参考までに、ある医師のブログを載せておきました。

 ご参考⇒http://skyteam.iza.ne.jp/blog/

 


奈良県医師会長への辞職勧告決議

2011-05-19 20:21:29 | 日記

どうでもよい話を一席。

奈良県医師会は、塩見会長の辞職勧告決議を行ったようです。
詳細は奈良新聞をお読みください。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。2011年5月15日 奈良新聞

 知事選の告示2日前に、唐突に出馬表明した県医師会の塩見俊次会長に対して、同会代議員会で、辞職勧告決議案が可決された。当然だろう。
 賛成は29人で、反対の15人を圧倒した。そもそも出馬の経緯から問題があった。医師会長という良識的立場にあるのに、告示2日前の出馬表明はおかしい。
 知事職というのは、県民の暮らしのすべてに責任を持つ。経済の活性化、医療、福祉、教育、道路問題、雇用もある。そして文化財保護、南和地域の過疎対策など多岐にわたる。
 泡沫(ほうまつ)候補ならいざ知らず。それらについて、何をどのようにするかを、県民に示さねばならない。付け焼き刃的な政策や、きれいごとでは県民は不安になる。
 ましてや関西広域連合の参加の是非を争点にし、そんなムードのようなことで、選挙が争われたことに驚かされた。知事選の課題は、あくまでも県民の暮らしであるべきだ。
 22万票獲得を評価した代議員もいるそうだが、県知事の仕事の重みを理解しているのかどうか。それより、塩見氏は出馬と同時に医師会長を辞任し、選挙に臨むべきだった。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

  これに対しての塩見会長のtwitter反応はこうでした。

どうして新聞社までこうなんでしょうね。医師会というのは民間団体ですよ・・・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

医師会ウオッチャーを自認する私としては、どうでもよい というか馬鹿らしいというか ウオッチし甲斐がなくなったというか 本当に興ざめしている次第です。

塩見会長が言うまでもなく、医師会は民間団体です。名ばかり公益法人の民間団体です。何を今更こんなことを言うのか、不可解でもあります。
でも従来の主張と異なり、自ら「民間」と認めたこと自体は評価すべきかもしれませんね。

奈良新聞が、民間のことまで口出しするのは如何なものか との主張をされているようですが、官であろうが民であろうがチェックを入れるのがマスコミの使命なのですが、どうもそのことも塩見会長は理解されていないようです。

まあ、奈良新聞がマスコミとしての資質がどうなのか という問題はここでは置いて置くことにしても、県医師会がそれだけ世間の注目されているのだと受止めるべき筋の話だと思います。むしろ喜ぶべき話です。
でも、1年半後には全くマスコミの話題には登らないような時代になっていると推測します。

こういった新聞記事に対して、こんな見当違いの反応しかできないということ自体が、医師会長を追われる根本的原因だと思います。
まあ、塩見さんが辞めようが次期会長が誰になろうが、県民は全く無関係です。好きにしたら如何ですか。

ということで、一文にもならないような馬鹿らしい話題を取り上げましたが、
さすがにこれ以上は筆が進みませんので、奈良県医師会のメルトダウンを危惧しつつこの辺で失礼します。

 


生駒市病院事業会計予算が本会議で可決

2011-05-16 17:25:14 | 日記

平成23年度生駒市病院事業会計予算が、本日の本会議で可決されました。

賛成18、反対5で、圧倒的多数での可決となりました。
ここまで来るには時間がかかりすぎましたが、市長はじめ行政関係者や議員のご努力の賜物と敬意を表す
る次第です。

詳しくは市長日記をご覧ください。

今後の注目点です。

1.生駒市医師会の姿勢がどう変化するのか です。
  協力姿勢に転ずるのか、もしくは一層頑なな姿勢に転ずるのか。
  ここまで圧倒的多数での可決された病院計画ですので、医師会としても積極的に協力するしかないと思
  います。

2.樋口議員の主張していた7点を、市がどう受止めてどう実行してゆくか ということです。
  結構ハードルの高い事項も含まれています。
  

生駒市長日記⇒http://www.city.ikoma.lg.jp/blog/


生駒市病院事業会計予算が 委員会で全員一致で可決

2011-05-11 20:17:30 | 日記

本日の生駒市議会の市民福祉委員会で、生駒市病院事業会計予算が全員一致で可決されました。
去る3月議会での否決のことを振り返ると隔世の感があります。

議会構成の変化と、個々の議員の意識の変化の結果と前向きに受止めました。
議論の中身も、濃淡はあるものの結構前向きのものであったと思います。
いずれにしろ大変良かったと思います。
病院事業は本当はこれからが正念場です。議員各位の奮闘を祈ります。

その中である議員の発言には怒りを覚えました。
「生駒市立病院が開院すると、国保医療費が急増するのではないか」というものです。

数十年前に、ある厚生省の高級官僚が言いました。「医師数の増加は、医療費の増加を結果する」と。
1人医師が増えると、医療費が年間1億円程度増える。医師数を増やすことはイコール医療費を増やすことになる。
だから医師数をふやしてはいけない との高級官僚の主張でした。医療費が国を亡ぼす と。
いわゆる「医療費亡国論」です。
既得権益を守りたい医師会もこれに激しく同意しました。
その結果、今の絶対的医師不足の惨状を招いています。
 *ただし医師会は未だに不足とは認めず、偏在と主張していますが…

この医療費亡国論が、全く根拠のない嘘だったというのはその後明確になりました。全否定されています。日本の医療費が急増しているのは、医師数が増えているからではなく、患者が増えているためです。

生駒市立病院が開院したからといって、生駒市の患者数が増えるわけでは決してありませんし、医療費が増えるわけでもありません。むしろ大阪市や奈良市に流出している患者が、地元の市立病院の戻ってくることは期待できますし歓迎したいと思います。
こうした全否定されているにも拘わらず ためにする議論は、未だに医師会には根強く残っています。

これをコピーしたくだんの議員の発言も、支持基盤という事情があるにせよ、根拠のない発言として全否定されるべき筋のものです。
上述のこうした事実を知らない市民が大多数です。嘘や憶測の話で市民を混乱に巻き込むのは百戒に値します。議員たるもの、発言や主張の根拠を自ら検証した上で、なんら恥じることのない潔癖さでもってそれを行う責任があります。

見解の相違 で済まされるような話ではありません。議会の権威や信頼性を一層損なうものです。さらには市民を愚弄するものでもあります。
糾弾されてしかるべき議員です。議会内でも責任を追及することをお薦めします。

 

 

 

(ご参考)
生駒市長日記⇒ http://www.city.ikoma.lg.jp/blog/