くじらにやさしいきもちで。

みほです

天気晴れたまに曇、海は比較的穏やか！

そうだ！こんな日はクジラをみよう！ということで師匠の船に乗せてもらいました！！

海に出てびっくり！

なんと島から15分くらいの場所にクジラはいたのですが1頭のクジラに数隻の船が。

まだ1月の頭なのでクジラの発見頭数が少ないというのは事実なので

船が集まるのは無理もありません。

座間味周辺の海域には座間味以外の船もくるのです。


こういうときはクジラとの距離や接近の仕方がとても大切です。

クジラが浮上してきたからといって勢い良く船をぶっとばしても

クジラの近くに着く頃にはクジラは潜ってしまっているし

なによりもストレスを与えてしまいます。

今回出会ったクジラは現場に着いたころにはもうすでに船を嫌がるクジラでした。


座間味村の船長さんは出たクジラを追うのではなく

それぞれの経験を活かし動きを予測し次に浮上してくるだろう場所に船を寄せています。

なのでクジラにプレッシャーをあまり与えることがないので

クジラも逃げないのです。

・・・が他からくる船は違う場合があります。

みんながみんなというわけじゃないのですが・・・

お客様に近くでみてほしいという気持ち、わからないこともないのですがね。





これはせいじさんの写真です。

今日は唯一一回だけクジラが船の真ん前にでたときがありました。

無風のときだったので４mくらい高くまっすぐなブローがあがりましたよ！

目ではみたのですが写真は撮れてません・・・。

あたしは今日、一枚も撮ることができませんでした。

残念゜(゜´Д｀゜)゜






あたしがガイドするときにいつも思うのは

クジラに対していかに優しくなれるかです。

お客様にはクジラを近くでみてもらいたい・・・

でも無理に近づくとクジラにプレッシャーを与えてしまう・・・

去年、せいじさんと二人で考えいきついた先は

クジラとの「シンクロ」でした。

動きを予測するときにいつも潜った方向やブロー感覚（潜っている時間）、潮の流れなどを考えます。

・・・がそれと同時にそのクジラの気持ちになってみるのです。

クジラへアプローチかけたときの動き、行動をしっかりみて

その子の気持ちをせいじさんやあたしとシンクロさせていきます。

そうすると

次第に近くでみれるようになるんですよね～！



今年もこのやり方でウォッチングをしていきます。

クジラはただの「見世物」ではないんです。

「生き物」ですから。

気持ちが大事ですね！

大切なザトウクジラという生き物を、もっとたくさんの人に感じてもらいたいと思います(#^.^#)






みほ＠