座間味島・・・うみの日記 

海・クジラ・自然の写真をアップしていこうと思います。

第四章 青さと構図

2016年05月29日 22時59分47秒 | 日記

「お客様のために写真を撮りたい!」

と思うようになってからこだわったのは構図と青さ。

カメラによってはみたままの青さが撮れないときがあります。

濃いかったり薄かったり。不自然な青さになるのがイヤでした。

こんな色をお客様はみたんじゃないし。。。

「ケラマブルー」とは

薄すぎず

深い濃いすぎず

さわやかな青さと言いますか・・・(笑)

基本的に今愛用しているキャノンS95は相性がよく、思った色がでてくれます。

色が出るならあとは得意の構図です。

お客様のかわいい顔が写るように

バックには透き通るほどきれいなケラマブルー。

そして必ず魚かサンゴをいれていました。



これはナマコの○○○ですが(笑)

慣れているお客様には笑いにも走ります。

太陽を少し入れて砂地のキラキラとケラマブルーと○○○(笑)

紹介している風に撮ってみました。



これはスノーケリング中、半分陸、半分水中という半水面で撮っています。

普段内地に住んでいて、夏休みで帰省中の島の子供ちゃん。

決してスノーケリングが上手ではないのですが

海が楽しくて仕方ないみたいです。

半水面で撮ることで夏空、浅瀬の青さが入って海の透明さ、きれいさが伝わるように撮りました。

このあたりから私のお客様を撮るときの基盤が固まりました。





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みほ

水中写真との出会い

2016年05月24日 19時02分55秒 | 日記

第三章


運よく座間味へ帰ってくることができた24歳(25歳かな?)の初夏。

ホテルに併設されていたショップへ入ったため夏はホテルのウエイトレスをしていました。

このときダイビングのオープンウォーター(PADIの一番下のランク)を持っていましたが

もともと数年前から耳の調子がよくなかったのでダイビングで仕事するなんて

サラサラなかったのですが

その翌年もクジラのガイドするならスノーケリングのガイドができるくらいになってほしいと言われ

時間があるときにスノーケリングをさせてもらったり

ダイビングに連れて行ってもらったりしました。

今でこそちゃんと潜れていましたが初めは本当にへたくそでフィンキックのダメ出しと

中性浮力のダメ出しととにかくひどい(笑)

ただ潜っているときは全く楽しいと思わず仕事になんて考えもしてなかったのですが

ダイビングのボス、清司さんから水中カメラを教えてもらってから

一気にはまった水中写真。

借りたのはオリンパスでした。

こんなのとか↓



こんなのとか↓



二枚ともオリンパスです。

特にこだわっていなかったのですが今考えたらワイドが多かったように思います。

もともと写真を撮るのは小学生の時から好きだったのですっかりハマっていきました。

ハマると自分のカメラがほしくなり

初めて買ったカメラはペンタックス。

スーパーマクロといってめっちゃ小さい生き物もきれいに撮れるカメラでした。

しかし撮っているうちに自分はマクロではなく

ケラマの青さが好きで

あのケラマの青さが出るカメラを探したいと清司さん(ボス)に相談したら

キャノンを勧めてくれました。

この清司さんは水中写真のプロで、マクロもワイドも撮りこなすすごい人。

あたしの中でケラマブルーを写真で表現するのに右に出る人はいないと思っています。

はい、ざっくり師匠です。

そこからがカメラ修行開始。

マクロでじっくりではなく開放感に溢れている海の中を一枚におさめるには

自分で見た景色を切り取らなければなりません。

何枚も何枚も撮って3本撮影して一枚も納得いくのが撮れない時もありました。

撮って、アドバイスをもらって褒めてもらって。

そしてなによりも、お客様を撮った写真をお渡しした時のお客様の反応が一番響きましたね。

「すごい!こんなきれいに撮れるんだ!」

「いい思い出になりました!」

スノーケリングのガイドのとき、はじめはブログ用にと撮っていた写真をお客様にあげたら

めっちゃ喜んでもらえたとき

写真を撮っているお客様は自分が写っている写真はない、

家族で遊んでいてもカメラマンのお父さんの写っている写真がない、

たとえ撮れていてもブレていたりきれいに撮れてなかったりします。

そんなとき、あたしたちガイドがそれをプレゼントできたら

それこそいい思い出になりますよね。

そう感じたので、ただ褒められたい、上達したい!というだけの想いから

「お客様の思い出のために写真を撮りたい!」

と気持ちが変化していくようになりました。



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みほ













専門学校へ入ってから座間味へくるまで 第二章

2016年05月23日 00時02分44秒 | 日記

みほです。

先日に引き続きます。

専門学校に入ったあたしにとってすてきな出会いがありました。

クジラの調査、ツアーで世界中をとびまわる臨時講師の先生の講義でした。

とにかく生きた経験の話がおもしろくて先生の話に夢中になったのを今でも覚えています。

そのときに、2か月後くらいにオーストラリアにクジラをみに行くツアーがあるとのことだったので

参加することにしました。

普通のツアーではない、先生ならではの特別なツアー。

このときあたしは初めてクジラをみることになるのですが

初めて見たクジラはまさかの上空からでした。

セスナに乗りクジラを探し、初めて見たのはザトウクジラの親子。

このときはクジラの種類もわからないようなレベルだったので

行動とか形とかセスナでみれているという事のすごさとかまったくわかってなかったのです(笑)

今考えたらもったいないなぁ~~~。

そしてそのあとは船でセミクジラをみに行き

忘れもしない、セミクジラのセーリング!!

船の真後ろでしずかに尾びれだけがでてきて(しかもかなり近くで)

声も出ずにいました。

そして、セミクジラの親子がよくいるといわれているビーチでキャンプをし

日中はビーチ沖で親子のセミクジラが戯れていたり

夜はクジラのブローが聞こえたり。

こんな非日常の世界を体験したことが最大の転機だったのかと思います。

こういうのを自分も仕事にしたい!

だって、仕事にしたらクジラに会えるから。

そうしてクジラのガイドを目指すことになりました。

専門学校2年の冬、

先生の勧めで座間味村ホエールウォッチング協会でお世話になって、まぁびっくり。

事前にあまり下調べをしてなかったので(←失礼)

山からクジラ探してから出航してるなんて知らなかったんです。

そうすることで効率よくクジラのもとへ行けるなんて本当にこのシステムは素晴らしい!

なぁんていっちょまえに思っていたんです。

だって、他の地域では探し回ってクジラに会えたり会えなかったりだったので。

しかも、なにがいいって船長さんとスタッフさんとクジラを好きな気持ちを共有できるってことが一番よかったんです。

研修生のとき初めて乗った船は「あなたの清」(←ショップ名)さんの船でした。

出会ったクジラは超常連クジラの「んーぼー」(オス)が2頭で目の前でダブルブリーチの嵐!!!!

「んーぼーが帰ってきた!!」

「んーぼー!!!!」

と騒ぐ船の上が心地よくて、このときに

「クジラを一緒に楽しむことができる場所」と思いました。

やけん、できれば座間味で仕事がしたかったのですがそのときはタイミング悪く夏しか見つからず

少しの間座間味を離れることになります。

その間

日本のホエールウォッチング、海外のホエールウォッチングに参加し

いたるところで自分のクジラ好きアピールをしていたら

たまたま座間味で仕事をする人とつながり

運よくわたしもそこで仕事できるようになりました。

そしてここからが本題へつながっていきます。



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みほ







第一章 わたしの原点

2016年05月19日 08時34分31秒 | 日記

みほです。

先日沖縄は梅雨入りしました。

毎日毎日雨降ってましたが今日は晴れ間もみえています。

そんな座間味ですが

まだ気温があがったり下がったりしているので夜は上から一枚羽織れるものを

用意した方がいいかもしれません。


さて

最近、宮古島でマンゴー栽培をしていた友達がついに販売を開始しました!!

彼とは座間味島で出会ってからの友達で

数年前に宮古島へ移住し、ダイビングもしながら農業をしていました。

そしてこだわって育てたマンゴーには熱い想いが込められています。

来月か再来月に発送してもらえるので注文しました。

今から楽しみです(*´▽`*)


そういうあたしも、

2年前からやろうとしていたことが現実にできそうです。

今回、

写真を使った商品を作るにあたって

自分はなんで写真を撮り続けるのか、それを形にしようとしているか。

その根っこの部分を固めようと思います。




まず初めに

あたしは小学生の時小児喘息でした。

動物が好きなのに触ることも近寄ることもできない状態で

幼い時の夢は、当時から鳥が好きだったのでタカを自在に操る「鷹匠」。

しかし喘息が治った中学生のときでもまだ、発作が怖くて毛のある動物に近づけずにいました。

中学2年の冬に出会った1冊の漫画。

あたしの人生はこの漫画から始まりました。

「瞳の中の王国」

それまでイルカという生き物すら知らなかったのに

読んでいるうちにイルカに興味を持ち始めたのです。

簡単に紹介すると

水族館にいるイルカは海と水槽とどっちのほうが幸せか?というのが

メインになるお話です。

ここでこんなシーンがあります。





「こいつらもジャンプしたとき ちらっとみえると思わないか 海」

「本当は海みるために跳んでいるのかもしれない・・・」

初めてこの漫画を読んだときはイルカの気持ちというよりも

イルカのトレーナーのほうに興味があって(もともと鷹匠になりたかったくらいなので)

読んでいました。

イルカに興味を持ち

実際に高知県桂浜水族館へ行きイルカをみて

イルカをバンバンとばすトレーナーさんがかっこよくて憧れは募るばかり。

このときはトレーナーになるのが夢になってました。

しかし

漫画を繰り返し読んでいるうちに

イルカたちはこの状態で(水槽で飼われていて)幸せなのか、ということを考えるようになりました。

今は亡き「せいこ」。

初めてみたイルカです。

「手を入れないでください」と書かれていたのにかかわらず

ずっと目の前で止まっているせいこに思わずなでたくなって手を入れて噛まれたのは

今でもいい思い出です。

少し狭めのプールにせいこともう1頭。

毎日が同じ風景、同じ行動。

水族館の外には広い海が広がっていて

沖ではニタリクジラやイルカたちがいるのに

この子たちはこれからもずっと同じ風景、同じ場所。

そんなときに上の言葉がよみがえってきたんです。



「本当は海みるために跳んでいるのかもしれない・・・」



せいこは本当は海に帰りたかったのかもしれない

もしかしたら海をみるために跳んでいるのかな・・・


今となってはイルカの視力は0.1くらいと知っているので

遠くがみえるわけではないとわかるのですがそれでも、うっかりこんなこと思っちゃいますよね。

そう

そしてこんなこと考え始めたらこの子たちの野生の姿に興味がわいてくるのは必然的。

自分が目指すのは作られた世界ではなく(水族館)

自然の中にあるのではないかと感じて進路を決めた高3の秋でした。



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みほ

憧れは長岡選手

2016年05月17日 19時20分42秒 | 日記

みほです。

過去の振り返りをしようと思ってもなかなか手が進まないわたし。

とりあえず

来月頭にあるバレーの大会に向けて練習しています。

小学生の時は身長が低くレシーバーだったのですが

今は試合で本領発揮できないへなちょこスパイカーしてます。

ヤクルトジャンプ(ヤクルトの大きさしか飛べない)ですが

調子にのったときはスパイクも打てます。

2回試合にでて2回とも準優勝でした。

今年はここぞってときに決められるスパイカーになりたいので

大好きな長岡みゆ選手のスパイクシーンをたくさんみてイメトレしてます。

全身使ってたたきつける長岡選手はほんと憧れです!!

まずは憧れの人たちのフォームの真似。

かーらーの

実践ですね!

あと30分で練習開始。

大好きなバレー、あそんできまーす♪




みほ