「ねえ、今度あれ観に行きたい」
彼が観に行きたいと言った映画はあまり興味がないものだった。それよりは別の映画でどうしても観たいのがあった。どちらか1つに絞る必要もないので両方観に行くことにした。2回デートができると思うと、何だかとても嬉しかった。
帰り道でスタバに寄って、コーヒーを飲みながら今観た映画の話を夢中でしている彼の横顔を見ながらこの時が永遠に続けばいいのに、と願っていた。
部屋の掃除をしていてDVDを並べていると、懐かしい映画が出て来た。大昔に付き合っていた彼と一緒に観たんだっけ。その後サントラを買って、このDVDまで買ったくらい好きな映画だった。ストーリーを思い出しながらシーンを頭に浮かべていると、なぜか彼の笑顔がよみがえった。
「好きだよ」
好きな映画だった。もっと好きだったのは一緒に観てくれた彼かもしれない。
「また観に行こうね」
なぜオレ達は上手くいかなかったのだろう。
「今日はありがとう」
あれからなぜか、誰とも映画を観にいかなくなった。
彼が観に行きたいと言った映画はあまり興味がないものだった。それよりは別の映画でどうしても観たいのがあった。どちらか1つに絞る必要もないので両方観に行くことにした。2回デートができると思うと、何だかとても嬉しかった。
帰り道でスタバに寄って、コーヒーを飲みながら今観た映画の話を夢中でしている彼の横顔を見ながらこの時が永遠に続けばいいのに、と願っていた。
部屋の掃除をしていてDVDを並べていると、懐かしい映画が出て来た。大昔に付き合っていた彼と一緒に観たんだっけ。その後サントラを買って、このDVDまで買ったくらい好きな映画だった。ストーリーを思い出しながらシーンを頭に浮かべていると、なぜか彼の笑顔がよみがえった。
「好きだよ」
好きな映画だった。もっと好きだったのは一緒に観てくれた彼かもしれない。
「また観に行こうね」
なぜオレ達は上手くいかなかったのだろう。
「今日はありがとう」
あれからなぜか、誰とも映画を観にいかなくなった。