皆様こんばんは。
本日は日本棋院ネット幽玄の間にて、井山研究会が行われました。
今回は余正麒八段(24)－井山裕太棋聖(30)戦をご紹介します。
1図(実戦)
余八段の黒番です。
白1と打ち込みましたが、一転して白5、7とハネツギを打ちました。
井山棋聖らしい、全体を見た打ち方です。
これは単に地をかすろうというわけではなく・・・。
2図(実戦)
白3、5の出切りを打つための準備でした。
井山棋聖らしい、攻撃的な捌きです。
3図(実戦)
黒1まで換わってから、白2、4と抱えれば黒Aとは逃げづらいです。
そして、隙あらば黒×への反撃まで狙っていこうというのでしょう。
厳しいものですね。
4図(変化図)
シチョウを黒1と逃げるのは、白2のコスミツケがぴったりです。
一例として白10まで、ゆとりのある姿を作っては捌き成功です。
なお、実戦は戦いの中で黒のパンチが入り、結果は黒中押し勝ちとなりました。
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