茨城県植物園で食虫植物展が開催中でした。
食虫植物にはモーセンゴケ類、サラセニア類、
ネベンテス類、ハエトリグサ類が展示されていました。
虫取りスミレ
綺麗な花でも油断はできません。
葉の一面に生えた腺毛の粘液で虫を捕らえますが、
粘着液が弱く葉もほとんど巻き込まないため、
コマバエ程度のものしか捕虫しません。
美しい花を咲かせるので人気があります。
メキシコを中心とした着生種、北アメリカの地生種、
高山やヨーロッパなど寒い地域に自生するものがあります。
セファロタス
地面にかわいい袋を無数に並べます。
オーストラリアの固有種で、最近は園芸店でもたまに見かけるようになりました。
よく日に当たると下の写真のようにあずき色になりますが、
通常は上の写真のように緑色です
暑さ寒さに強いですが、空中湿度は高めに保ちます。
ウツボカズラ属
東南アジアからマダガスカル島にかけての熱帯雨林に
自生する蔓植物で、葉先のつるに捕中葉をつけ
壷状になった捕虫葉の中には水が溜まっており、
臭いで獲物を誘い込んで壷に落とし消化酵素や細菌によって消化し吸収します。
長さが40cmを越える巨大な捕虫袋をつける種もあり、
愛好者らによって多くの交配種が作られています。
ハエ取り草
葉の内側に3対の細い感覚毛があり触れると葉を閉じます。
開閉運動、狭窄運動で獲物を消化・吸収します。
草も恐ろしいですね。