採血することに

　いつものように神経内科へ薬をもらいに行きました。
　いつものように変わりなく診察を受け診察室から出ようとすると、

「あ、今回はこの後採血をして帰ってください」

　とのこと。

な、なにがあるンだろう・・・

　一気に不安指数増大の私。大体この先生(医院長)はあんまり「どういう目的で」とかあまり言わないンで不安になっちゃうじゃないか・・・(まぁ病状が病状だけにあえて言わないのかも知れないけれど)。

　「注射・点滴・採血室」に行くと既に二人の方が注射や採血を行っている様子でしばらく待ちました。
　順番がまわってきて腕を出す私。看護士さん曰く

「肝臓の機能と腎臓の機能の検査のため採血をいたします。検査結果はカルテの住所に送らせていただきますがよろしいでしょうか?」

　とのこと。

「えっ、"カルテの住所"?!」
「はい」

カルテの住所って何なんだろう・・・

「カルテにはどんな住所が書かれているのですか?」
「ご自宅の住所だと思いますが・・・それではご自宅の住所をおっしゃってみてください」
「○○市○○区○○・・・」
「はい、その通りです。その住所に送らせていただきます」
「分かりました」
「それでは腕を縛りますので、親指を中に入れるようにして強く手を握ってください」
「はい。・・・あ、そういえば2、3日前、家の近くの内科で"インフルエンザの予防接種"を受けたばかりなのですが大丈夫でしょうか?」
「大丈夫です。そのままにしておいてください」

　私の左腕にみるみる血管が浮き出てきました。そこに針をぷっすりさされました。なんか特殊な注射器で中に小さな試験管のようなモノがついています。みるみる試験管のようなモノが赤くなりました。
　その試験管が程よく赤くなったところで、針を刺したまま手早く新しい試験管を注射器の中に入れ替える看護士さん(後で調べてみると"採血ホルダー"というものらしい)。

「もし気分が悪くなったら直ぐにおっしゃってください」
「はい」

　試験管が2本になったところで採血終了。結果はどうなる事やら。

　肝臓と腎臓の検査かぁ・・・。長期にわたって薬を服用しているからかなぁ・・・と勝手に推測。ただ単に健康診断かもしれませんが。