アイデアリズム idealism daydream

テレビを撮るとインターレースで文字が読みにくいのです

2023年07月24日

 目下、タイピング(タッチタイピング、ブラインドタッチ)練習のために、


・「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の最終回のスタッフロール(クレジットタイトル)



 をスマホで画面を撮って図のように「写経」しているのですが、

・うぬ…文字が小さく「文字自体も欠けていて読みにくいのぅ…」
・ナントカならないものだろうか?!

 イロイロと実験してみたところ、


・左側はレコーダーを一時停止して撮影したもの
・右側はレコーダーを再生したままで撮影したもの
・あー、これは日本の放送インターレース(飛び越し走査)なのと、ウチのテレビがフルHD(1080i,1920×1080)じゃない(1366×768)からカモ…

 インターレースの話の前にプログレッシブ(○○p,またはノンインターレースともいう)の話をすると、


・画面を表示する時に「横1ラインを上から順番に描画」するのがプログレッシブ
・パソコンやスマホは基本的にはこの方式


・画面を表示する時に「横1ラインを上から1つずつ飛ばして描画する」のがインターレース
・1つずつ飛ばすと「間隔があいてしまう」ので、次の描画は「間隔があいた方を描画して補う」
・これを交互に繰り返すと「プログレッシブとほぼ同じ画像に見える
・日本の放送は約60fps(1秒間に60回描画する)なので、約30回ずつ交互に表示している
・人間の目にとっては、とても速いので「画面の粗さはほとんど分からない」

 なぜプログレッシブではなくインターレース放送なのかというと、おそらく、

地デジに移行する時は薄型テレビとかハイビジョンのテレビがまだ価格が高い時期だったので、1920×1080の解像度でプログレッシブなフルHDテレビは「高級すぎてミンナ買えなかった」
・インターレースだと、多少テレビの解像度が低く(例えばウチのテレビの1366×768とか)ても「疑似的にプログレッシブ風に見えるから十分きれいな感じで表示できる」
インターレースはプログレッシブの半分の画像データなので容量を節約できる

 インターレースは1ライン飛ばしで半分ずつ描画していくので、

画面(レコーダー)を停止させるとインターレースが働かない(止まる)ので荒く見える


・左側は画面を停止させて撮ったのでインターレースも止まるため文字の横ラインが欠けて見える
・右側は画面を停止させずに撮ったのでインターレースが止まっていないので文字がわりときれいに見える

 うーん、私はフルHDのテレビを持っていないので、

・フルHDだとどういう感じで見えるのかは分からないが、元の放送がインターレースなので「おそらくフルHDもあまり変わらない」と思われ…
・最近のYouTubeとかはインターレースの動画でも「自動的にインターレース解除(デインターレース)をしてプログレッシブ動画にしてくれる」みたい

 そんな今日この頃。
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