今回はカウンセリング前に「STAI」と「自律神経バランス分析」を測定しました。
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(私のSTAIの結果です。クリックするたびに大きくなります)
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(私の自律神経バランス分析結果です。クリックするたびに大きくなります)
「今回の自律神経バランス分析結果は前回と比べるとまずまずだと思いますが、何かされましたか?」
「今日は車で(この病院に)来たのですが、駐車場がいっぱいだったので近くのスーパーに車を置いてきました」
「そうですか。あそこからここまでは結構距離があるので"運動したから"でしょうね」
「運動すると(自律神経の)値が変わるモノなのですか?」
「変わります。しかし、○○さん(私の名前)の自律神経そのものの活動が、健康な人と比べると依然として低いですね」
「そうですか・・・まだまだ元気が足りないようです」
「それと、STAIの結果なのですが、記録を始めてから今日に至るまで、だんだん悪くなっていっています。何か思い当たるふしはありますか?」
「そう言われても困るのですが」
「記録だけをみると、お仕事をお辞めになられてからだんだんと悪くなっている感じがします」
「そうですか・・・まぁ、誰だって仕事を失えば不安になると思うのですが」
「ただ、STAIの状態不安(その時のその人の不安の目安)・特性不安(その人の元々の不安の感じやすさ)の数値がかなり高いと言うか、80満点というのは・・・」
「別に好きで不安になっているわけではないのですが、不安なモノは不安です。近頃、体がすごく不調で、この間も"職業訓練校"を休んでしまいました」
「どういう感じで不調なのですか?」
「なんだかよく分からないのですが、季節の変わり目ということもあってか、激しい便秘と下痢にたびたび襲われるのです。下痢だけだったら止瀉薬(ロペラミドやラモセトロン)でなんとかなるのですが、便秘も入っているのでそれらを使う事が出来ず困っています。とにかくお腹が痛くなるんじゃないかと思うと心配なのです」
「具体的には?」
「例えば、今、この瞬間、お腹が痛くなったとします。ここは病院ですので比較的安心してトイレに行けます。カウンセリングを中断すれば良いだけで、我慢しなくても良いのです。逆に言うと"病院なので腹痛を我慢してはいけないところ"でしょう。
しかし、学校(職業訓練校)では結構授業のペースが速いし1コマ90分と長いため、ナカナカトイレに行きづらい事があります。
私の中では学校=社会復帰の第一歩と考えていますので、その学校に耐えられなければ社会復帰も難しいでしょう、と」
「そうですか・・・ちょっと話は変わりますが、以前"細かい事が気になる"とお話をされていましたよね。時計を見なくても時間が分単位で分かるとか、家具の配置が気になるとか、音がドレミに聞こえるとか、その点はいかがですか?」
「そうですね、あまりにもくだらない事や些細な事、自分には関係無い事に気付き過ぎて頭が疲れるので、近頃は出来るだけ自分に入ってくる情報をシャットアウトするように練習しています」
「では、今はあの箱(カウンセリングルーム内にある小さな小物入れ)はもう気にならないのですね」
「気にならないと言うか、なるべくこの部屋の中は見ないようにしています。
ただ、あの箱は前回後ろ向きでしたね・・・って見ないように心がけてはいるものの、実際には上手く出来ない感じではありますが」
と、そんな事を話していたら時間になりました。