前回から
2005/12/07
あれからどうなったのか? 経緯をご紹介します。「無限とも思える時間の中で 只今のお仕事はデザイナー その29」「無限とも思える時間の中で その2 只今のお仕事はデザイナー その30」とダブるところがかなりありますが、ご了承ください。
2005年7月4日 会社へ直接取立金を請求
会社へ直接取立金を督促しに行きました。するといつもは出張続きの社長がタマタマいました。
社長曰く「訴訟を起こしているとは知らなかった(今出張から帰ってきたばかりだし)」「取立訴訟については自分が知らないところで判決が確定されてしまったので、弁護士と話し合って上告する」だそうです。
私の債務者(会社の経理事務担当)と比べると少しはマシな言いようでしたが「取立訴訟について、部下の監督不行き届きを私のせいにしてどうするんだろう」と思いました。私は何度も債務者に「社長と相談して下さい」と言っていましたが、債務者はどうやら自分の保身のために履行していなかったようです。
私は長々と問題を先延ばしにして欲しくないんですが(どうせいくら繰り返したところで私に対する債務が消えるわけでもないし)、そんなに争いたいのであればいくらでも受けて立つまでと思いました。
っつーか、7月1日に確定している判決をどうやって上告するんだろう・・・
とか
そもそも社長は私じゃなくて債務者を訴えるべきなんじゃないんだろうか・・・
と思ってみたり。メチャクチャな話だと思いました。
2005年7月10日 債務者とばったりあった
たまたま道を歩いていると債務者とばったりあいました。貸金についてはお金が出来次第だそうで。もちろん私はそんな事は認めませんけれど。
2005年7月11日 債務者から一部弁済
債務者から10,000円の貸金についての一部弁済(銀行振込)がありました。給料債権差押分は25日なのかな・・・。取立金37,500円(ひと月分)のうち、10,000円が弁済されたので今月の残りは27,500円。
とりあえず銀行振込の場合、手数料は原則的に債権者負担となるので、その日のうちに領収証を切り、債務者へ手数料を手渡しで返却しました。
2005年8月6日 なんとかするの一点張り
貸金が振り込まれる様子が全然ないので債務者へ電話をかけると「今月中にはなんとかする」と債務者はいいました。私は「一切待つつもりは無い」「あまりにも待たされているので最終的な事も考えざるを得ない」との旨を伝えました。
2005年8月20日 曖昧な表現のまま
債務者へ電話しました。「来週中に支払う」とか「今月末までに支払う」等の曖昧な表現のままでした。
2005年8月25日 あくまで個人的に返していき、取立訴訟や給料債権差押は認めない
債務者へ電話をしました。「明日"個人的に"入金する」だそうです。私が"会社として"の「取立訴訟」「給料債権差押命令」にふれると債務者は「個人的に借りたものだから、あくまで個人的に返していく。会社は関係ない」と言って、頑として「取立訴訟」や「給料債権差押命令」は認めませんでした。
私の主張は公で認められています。にもかかわらず判決を勝手に覆す発言をする債務者。そんなに言いたい事があるなら法廷に出てきて欲しかった、と私は思いました。
2005年8月26日 債務者の入金は結局無く、約束を自ら破る
債務者からの入金は結局ありませんでした。昨日の約束は債務者自ら破りました。
2005年8月29日~8月31日 債務者からの連絡も入金も無し
債務者からの連絡も入金もありませんでした。私から頻繁に連絡する事は止めておこうと思いました。携帯電話代も馬鹿にはならないし。
2005年9月12日 パチンコ屋さんにて
パチンコ屋さんへ車を止めて会社の様子をうかがっていると(会社はパチンコ屋さんの正面にあるため)、債務者がめざとく見つけてきて「貸金は今週中に何とかする」と私に言いました。
2005年9月13日 債務者からの電話
PM9:33に債務者から電話があり、昨日と同じようなことを言われました。私は待つつもりは一切無いので「あまり長引くようなら強制執行をする」と言いました。債務者は「また金曜日(2005年9月16日)に電話する」と言っていました。
2005年9月16日 電話連絡は無し
債務者からの電話連絡はありませんでした。
2005年9月27日 張り込み
会社の前で「張り込み」をしていると、流石にたまらないのか債務者から2,000円の弁済を受けました。今回は銀行振込ではなく手渡しのため、手数料はありません。私はその場で領収証を切りました。
2005年9月30日 会社へ行き源泉徴収票
会社へ行き源泉徴収票を発行してもらいました。それからタマタマいた社長とも少し会って話をしました。大体が債務者と同様な内容でした。会社は今の住所から引っ越すらしいことも聞き出しました。
2005年10月04日 会社の引っ越し先を聞き出し
債務者に電話して新しい会社の引っ越し先(事務所の住所)を聞き出しました。「○○市○○区○○-○○-○○」らしい。本当かな?
2005年10月06日 法務局と地裁へ
引っ越しは本当でした。会社はもぬけの殻となり玄関にはゴミが散乱していました。私は法務局に行き商業登記簿謄本を調べてもらいました。
係員の人は「現在も昔と同じですね。登記は変更されていません」と言われました。「登記は会社側が能動的に申請するものですからねぇ・・・」と。
次に地裁の債権係へ行って話を聞きました。例えば今強制執行をする場合、本社の住所(登記上の)が変わらないのであれば、別に問題ないそうです(変わってももちろん問題ないのだが)。
ただ、送達先が登記上と実態が違う場合、実態について(もちろん実態は自分で予め調べておく)一筆補足として書かなくてはいけない場合がある、そうです。
会社が引っ越し、かつ、商業登記簿謄本が変更されなくても、私の債務名義や強制執行は別に無効になるわけではないそうなので、ひとまず安心しました。
2005年10月08日 オンブにダッコしてくれ
2005年10月04日に債務者が言っていた住所に行ってみました。工場と言うか倉庫と言うかそんな感じの建物。そこでウロウロしていると債務者に会いました。話は本当だったようです。
債務者は「会社の電話番号の変更は無い」そうです。貸金については「月曜日(2005年10月10日)に電話する」そうです。
債務者は「引っ越しの為、この3日間自宅へは戻ってない」とかそんな事を言っていましたが、私にとっては債務者が家に戻ろうが戻るまいが全然関係ないと思いました。それどころか"なんとか私に同情をしてもらおう"という意思が感じられて怒りさえ覚えました。私の人生をメチャクチャにしておきながら、まだ足りず「オンブにダッコしてくれ」とでも言うつもりなのでしょうか。
つづく
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