ナミラボの新商品が出来ました!今回は商品の幅を広げようと、ポストイットに挑戦!南姫オリジナルイラストが付箋になりました。この「付箋」を手作りしようとしてみてその難しさに驚愕。心が折れそうになるほど試行錯誤をしてみました。まるでSTAP細胞の発見のよう(?)に、とあるひらめきで偶然出来上がったこの商品。普通は付箋を作ろうとしたら業者に発注して最低でも1000個とか注文しなくてはいけないのですが、手作りでひとつひとつ心を込めて作っております。そのため、多少印刷位置が一枚一枚違ったり、粘着剤の強弱に差があったりと手作りならではの味がありますが、通常の付箋のように使えますので是非一度ご利用いただきたいです。
私も日常の事務仕事で使ってみているんですが、阿波踊りの付箋などは中々面白いですよ( ´ ▽ ` )大変な作業の合間に「トラの原稿を送る」とか「●月●日深夜0時特番録画」とかの横で流鏑馬やよさこいやらの踊りを踊っている絵があるのは楽しいです(笑)気分が上がる付箋、使ってみてください。
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先日友人がやっているお芝居を観に行きました。彼女はもうその劇団にいて4年になるそうなのですが、その劇団の15周年で新宿の紀伊国屋ホールでやっています(現在上演中)。舞台が江戸時代なのですが、現代のエッセンスが入っており衣装が中々斬新で、色合いもよく、着物と今のファッションが溶け込んでとても素敵でした。かなり体力を使いそうな場面展開、踊りも長ゼリフも歌もありで見ている方はとても楽しいのですが、当の役者さんは大変そうですごいなあと思いました。彼女の活躍するシーンもかなりあり、舞台上に出てくるたびにこっちが緊張してしまいなんだか親兄弟が出ているような気がして妙な感じでした(笑)
劇後半には江戸時代のお話よろしく、死んだ人は死後どうなるのか、という落語にも登場するようなシーンが含まれており興味をそそられるところではあったのですが脚本の方が若い方なのか、その辺がかなり曖昧なままクライマックスを長々引っ張る感じでちょっと物足りないような終わり方でした。せっかく良いテーマがあるんだから、その脚本家なり演出の方の哲学を少し見せて欲しかったのですが。多分脚本・演出の方は自分の身の回りでまだ亡くなられた人がいないのかもしれませんね。死生観に関してのツッコミが甘いです。
これ以降はその舞台を観た方にしか通じないかもしれませんが、死んだ後人は閻魔大王の前で裁判にかけられ、地獄に落ちるものと極楽へ行くものがあると言う空想がありますね。生前良い行いをした人は極楽に行くし、罪人は地獄へ。死んだ後地獄へ行きたくなければ良い行いをして徳を積んでおけという教育の為のお話です。
でも、人が死ぬというのはそういう軽い話ではなくて、もっと複雑で残された人にとってはかなりヘビーな話です。まあこの舞台で言えば笑いどころがかなりあってコメディー要素が強い部分がありますから、あまり深刻にはなれないのかもしれませんが、チャップリンの映画しかり、笑いの後ろにある涙の部分があって最高の軽みとなるわけです。かつての正岡子規の辞世の句にも見れるように、客観という究極の芸術があってその裏の心理を読み解く、日本の芸とはそういう深みがあります。コメディーは特にそれがないとたんなる大騒ぎのバラエティー番組です。
私は個人的な経験で言えば、やはり佛も神も人間が作り出した想像というか、自然を感じる五感から考え出した空想にしか過ぎないと思います。だから死んだら地獄も天国も無いと思います。でも、生きている人間はそういう空想で考えを整理しないと普通に生きていけないから編み出した「あの世」の考え方なのです。この世に優劣や上下がある、この世で嫌な思いをしたらせめて「あの世」では上位に行きたいという考えですね。
でも果たしてこの世に優劣や上下なんて本当にあるのでしょうか?それは人間が勝手にそう思っているだけなのでは?この世で精一杯自分の人生を楽しみ、自信を持ち、周りの人たちに対して愛情を持って力の限り生き抜いたら、きっとあの世でもそうなれるはずです。この世でそうなれずにあの世で満足のいく自分になれる訳が無い。亡くなった人が年寄りでも若者でも、その人の人生に意味があったかどうかなんて、残された者が考えること自体が無意味なのです。それは死者に対しての自己満足な感情でしかありません。意味なんて亡くなった本人が考えてみるべき問題だから。
あと、流産した子供は地獄に行くっていう考えは日本に元々ある俗説ですが、それは男性優位の世の中で培われた馬鹿臭いおとぎ話だと思います。だから早く次の子を産め、という女性に対する脅迫です。男性は「出産」という生きる「痛み」が分からない生き物です。人生の痛みが分からない坊ちゃんは甘ったれている、という性質をあの主人公はよく表しています。お見事。人生は痛みや苦しみがあり、なおかつ楽しみや慈愛に満ちています。だから複雑だし深いのです。それが女性には「痛み」を持って体で分かる。だから女性の方が慈愛に満ちている。人間楽しいことばかりではない、そして悪人でも憎めないところもある、という善悪の付けようがない問題に対しての取り組み方が違うのです。男性はそういう意味で問題解決力に乏しい。それをあの舞台では表現されています。
この舞台の脚本家、演出家の方はもっとよく日本の古典文学・落語・時代劇などもよく見て勉強された方が良いです。また、現在でいえば高畑監督のアニメ「かぐや姫の物語」、ドラマ「明日ママがいない」も是非見て欲しい。日本人の死生観を学べるし、今の時代に生きる子供たちの陰の問題も勉強できます。
私も日常の事務仕事で使ってみているんですが、阿波踊りの付箋などは中々面白いですよ( ´ ▽ ` )大変な作業の合間に「トラの原稿を送る」とか「●月●日深夜0時特番録画」とかの横で流鏑馬やよさこいやらの踊りを踊っている絵があるのは楽しいです(笑)気分が上がる付箋、使ってみてください。
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先日友人がやっているお芝居を観に行きました。彼女はもうその劇団にいて4年になるそうなのですが、その劇団の15周年で新宿の紀伊国屋ホールでやっています(現在上演中)。舞台が江戸時代なのですが、現代のエッセンスが入っており衣装が中々斬新で、色合いもよく、着物と今のファッションが溶け込んでとても素敵でした。かなり体力を使いそうな場面展開、踊りも長ゼリフも歌もありで見ている方はとても楽しいのですが、当の役者さんは大変そうですごいなあと思いました。彼女の活躍するシーンもかなりあり、舞台上に出てくるたびにこっちが緊張してしまいなんだか親兄弟が出ているような気がして妙な感じでした(笑)
劇後半には江戸時代のお話よろしく、死んだ人は死後どうなるのか、という落語にも登場するようなシーンが含まれており興味をそそられるところではあったのですが脚本の方が若い方なのか、その辺がかなり曖昧なままクライマックスを長々引っ張る感じでちょっと物足りないような終わり方でした。せっかく良いテーマがあるんだから、その脚本家なり演出の方の哲学を少し見せて欲しかったのですが。多分脚本・演出の方は自分の身の回りでまだ亡くなられた人がいないのかもしれませんね。死生観に関してのツッコミが甘いです。
これ以降はその舞台を観た方にしか通じないかもしれませんが、死んだ後人は閻魔大王の前で裁判にかけられ、地獄に落ちるものと極楽へ行くものがあると言う空想がありますね。生前良い行いをした人は極楽に行くし、罪人は地獄へ。死んだ後地獄へ行きたくなければ良い行いをして徳を積んでおけという教育の為のお話です。
でも、人が死ぬというのはそういう軽い話ではなくて、もっと複雑で残された人にとってはかなりヘビーな話です。まあこの舞台で言えば笑いどころがかなりあってコメディー要素が強い部分がありますから、あまり深刻にはなれないのかもしれませんが、チャップリンの映画しかり、笑いの後ろにある涙の部分があって最高の軽みとなるわけです。かつての正岡子規の辞世の句にも見れるように、客観という究極の芸術があってその裏の心理を読み解く、日本の芸とはそういう深みがあります。コメディーは特にそれがないとたんなる大騒ぎのバラエティー番組です。
私は個人的な経験で言えば、やはり佛も神も人間が作り出した想像というか、自然を感じる五感から考え出した空想にしか過ぎないと思います。だから死んだら地獄も天国も無いと思います。でも、生きている人間はそういう空想で考えを整理しないと普通に生きていけないから編み出した「あの世」の考え方なのです。この世に優劣や上下がある、この世で嫌な思いをしたらせめて「あの世」では上位に行きたいという考えですね。
でも果たしてこの世に優劣や上下なんて本当にあるのでしょうか?それは人間が勝手にそう思っているだけなのでは?この世で精一杯自分の人生を楽しみ、自信を持ち、周りの人たちに対して愛情を持って力の限り生き抜いたら、きっとあの世でもそうなれるはずです。この世でそうなれずにあの世で満足のいく自分になれる訳が無い。亡くなった人が年寄りでも若者でも、その人の人生に意味があったかどうかなんて、残された者が考えること自体が無意味なのです。それは死者に対しての自己満足な感情でしかありません。意味なんて亡くなった本人が考えてみるべき問題だから。
あと、流産した子供は地獄に行くっていう考えは日本に元々ある俗説ですが、それは男性優位の世の中で培われた馬鹿臭いおとぎ話だと思います。だから早く次の子を産め、という女性に対する脅迫です。男性は「出産」という生きる「痛み」が分からない生き物です。人生の痛みが分からない坊ちゃんは甘ったれている、という性質をあの主人公はよく表しています。お見事。人生は痛みや苦しみがあり、なおかつ楽しみや慈愛に満ちています。だから複雑だし深いのです。それが女性には「痛み」を持って体で分かる。だから女性の方が慈愛に満ちている。人間楽しいことばかりではない、そして悪人でも憎めないところもある、という善悪の付けようがない問題に対しての取り組み方が違うのです。男性はそういう意味で問題解決力に乏しい。それをあの舞台では表現されています。
この舞台の脚本家、演出家の方はもっとよく日本の古典文学・落語・時代劇などもよく見て勉強された方が良いです。また、現在でいえば高畑監督のアニメ「かぐや姫の物語」、ドラマ「明日ママがいない」も是非見て欲しい。日本人の死生観を学べるし、今の時代に生きる子供たちの陰の問題も勉強できます。