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WAVEが日頃気付いたこと、
現状報告その他

雨音が気持ちのいい午後

2011-05-27 00:00:18 | Weblog
今日は午後すごく黒い雲が立ち込めて今にも「雨が降るぞー!」という天気の中、ざーっと降り始めた雨の音を聞きながら自宅でマンガを描いていました。

こういう雨の天気も案外好きな私です。籠って作業するにはとても「良い天気」なのでは、と思います。

ここ数年、アクセサリーで天然石のブレスレットがはやっているようですが、私も昔から天然石が好きで身に着けています。色々つけると石が喧嘩するからたくさん身に着けない方がいい、とかいろいろ言われていますが私は自分が好きな石を選んで、毎日それぞれに愛情をこめて撫でているのでたぶん大丈夫だと思うのですが・・・

私が身に着けているのはオニキス・レッドタイガーアイ・スモーキークウォーツのブレスレット3種類です。

毎日身に着けるのではないのですが、「ここぞ」という時やちょっと気合を入れたい時、すごくおしゃれしたいときなどに腕にはめます。

オニキスは一粒一粒にマーブル上に白い模様が入っていてちょっと変わっています。
タイガーアイはよくおじさんがはめているという印象があって(偏見でしょうか・・・)あまり好きではなかったんですが、小粒で赤い色のタイガーアイというのをあるときお店でみつけて気に入ってしまいました。

黒っぽい石が好きな時期に買い求めたもので、今はまたちょっと違う石が気になっているんですがそのうちいい出会いがあれば購入したいと思っています。

仕事でもプライベートでも自分のお気に入りの物に囲まれているとモチベーション上がりますね。周りの環境、雰囲気はとても大事だと思います。
去年一年間、私はどんなに部屋が散らかっていようと、掃除をさぼっていようと仕事用の机の上だけは余計なものを置かない、ということだけは心に決めて過ごしました。

もちろん部屋全体も一応片づけてはいたんですが・・・(悲しい言い訳)

仕事用の机の上にはパソコン・キーボード・タブレット・ライトボックス・マウス・マウスパッド・卓上カレンダー・ペン立ての8つしかありません。

休憩中に飲み物やお菓子を置いたりしますが、休憩が終わったら一切置きません。

もちろん一日の終わりにはペンや原稿も一切片づけます。

隣の棚や床に無造作に置こうとも、机の上にはとにかくおきません。

なぜそうしようとしたのか分かりませんが今のところまだその気持ちは続いていますので、私の部屋で唯一きれいなのは机の上だけかもしれません・・・
そういう気持ちを部屋全体に広げれば常に部屋がきれいなのだとは分かっているのですが・・・・・・

切手の魅力

2011-05-19 12:21:53 | Weblog
私は小さいころ切手集めが趣味でした。
母も昔収集していたことからそのころの切手を譲ってもらったり自分で郵便局に行って買ったり、デパートに行って買ったりしていました。

先日の個展のお礼状を書いたとき、郵便局で久しぶりに記念切手をたくさん買いました。色々な切手の中から自分の好みの物を選んで買いましたが、「切手を選ぶ楽しさ」を久しぶりに味わえてとても嬉しかったです。

社会人になってからはあんまり買ったりしていませんが、今は本当に色々な形・種類の切手があるんだなあと思いました。

また、手紙を書いたりハガキを書いたりと、手書きのお便りを作成する楽しさに加え、切手を選んで買ったりその切手の裏を濡らして封筒に張り付ける感触・・・アナログの楽しさを改めて実感しました。

こういう何気ない触感や匂いなどは結構大事なのではないかなあと。

また、郵便局で出すのではなくポストに投函するときの感触も結構いいです。最後に(宛名ちゃんと書いたかなあ)とか(切手は貼ったよなあ)と確認してポストの口に封筒を入れ「コトッ」と音がするワクワク感というか不安感というか。

「手紙届いたよー」なんてメールをもらったりするとああ、届いてよかったなあという安心感と送ってよかったなあというホッコリした感情が生まれたりして。

たまには気に入った切手で手紙を出してみるのもいいもんです。

奈良・京都の魅力

2011-05-15 09:19:14 | Weblog
去年、一昨年と奈良・京都に足を運びました。仕事で行ったのと、個人的に行ったのとあるんですが、寺社仏閣を訪ねて色々な所を回りました。

子供のころからずっと憧れていた奈良・京都は実際行ってみたら想像よりもずっとずっと奥深くて感動しました。

特に古いお寺、建物のずしっと重厚なたたずまいに、時間も忘れて見入っていたものです。

私の印象に強く残っているお寺の今のところのベスト3を挙げたいと思います。

まず第3位は東寺です。

東寺はもう一度行きたいと思っているのですが、とにかくあの空間というか、平衡感覚がくるってしまうような巨大なお寺のスケールにただ驚くばかりでした。よくも昔の人はこんなに巨大なものをショベルカーも無いのにまず建てようと思ったし、本当に建ててしまったものだなあとため息ばかり出てしまいました。また、行った時の天気が本当に気持ちよくて人もそんなに混んでいなかったのでゆっくり眺めることができました。

第2位は建仁寺です。

祇園に行きたくて、清水寺からとぼとぼ一人で歩いているとき(夏の暑さで汗だくでしたが)ふと建仁寺の天井絵の描いてある看板を見て偶然行ってみることにしました。天井絵の龍が本当に神秘的で、そとの猛暑が一時忘れられるほど、お堂の中が涼やかだったのを覚えています。また、以前母が鎌倉で買ってきたこれまたお寺の龍の天井絵の絵ハガキを私が大事にしているのですが、その作者と建仁寺の天井絵の作者が同じだったと知り、ちょっと縁を感じたものです。
そしてこのお寺は石庭がものすごく美しくて本当に時が止まったかと思うくらい衝撃的でその場に立ち尽くしました。後から世界的にも有名な石庭だと知って納得しました。今は改修中で見れないそうですが、また公開されたら是非行きたいと思っています。

第1位は薬師寺です。

個人的に行った目的というのが、この薬師寺で行われたコンサートのためだったのですが、チケット代が植樹運動の基金になるという目的で日替わりでアーティストが薬師寺の金堂でコンサートを行うというものでした。その中の一人のアーティストが私の大ファンの方だったので行ってきたのですが本当に感動でした。初めて薬師寺に行った時のことを今でも鮮明に覚えています。前日まで雨がすごく降っていたにもかかわらずコンサート当日は晴天で、その青い空に東塔と西塔の姿が浮かび上がるようで。
琴や笙の音色が夕暮れ時の金堂に響き渡って・・・あのような日本の楽器は日本の古い建物で演奏されるとほんとに絵になりますね。歌声もとても心に染み入るもので、これまで過ごしてきた時をさかのぼって色々な思いを昇華させてくれたようなそんなコンサートでした。

奈良・京都を巡ってみて思ったことは、やはりまだまだ私は日本の文化を知らなすぎるなあということでした。
テレビや本で見て知っていたつもりでも実際に見たことのない文化遺産がたくさんあります。日本の事が好きで文化遺産に実際に行き、目にしたり耳にしたことのある外国人の方がいたとしたら、私は何も言えないなあと。日本の国に住んでるのになんてもったいないんだろうと思いました。

これからはもっともっと色々なものを見てみたいなあと思ったものです。


ドラマにはまる今日この頃

2011-05-13 09:33:01 | Weblog
以前テレビチューナー付きのパソコンに買い替えた記事を書きました。そのパソコンが自動的にテレビドラマを録画してくれるおかげで、最近ドラマにはまっています。

それまではドラマの放送している時間に家にいることが無く、しかも新番組などをわざわざ録画してまで観る気もなくドラマとは無縁の生活をここ数年送っていました。

ところが最近時間の空いた時(原稿を描く合間のリフレッシュしたい深夜ですとか、昼過ぎや午後など)にふとテレビ画面の録画データを観ると面白そうなドラマがすでにたくさん録画されているので好きな時間に観るようになりました。今ではすっかりシリーズ録画予約にして、毎週欠かさず録画して楽しみになってしまったドラマが3、4番組もできてしまいました。

「毎週楽しみなドラマがある」という状況がとても余裕のある生活のような感じがしてとても嬉しいです(笑)

更に大河ドラマにもすっかりはまってしまいました。ここ何年も大河ドラマなんて見なかったのに・・・。今更ながら時代劇の面白さに目覚めてしまったような気がします。

また、パソコンでラジオが聴ける「ラジコ」というサービスも最近知り、パソコンでラジオを聴いたりもしています。音質もとても良く、空いた時間に聴いて楽しんでいます。

様々な事がパソコンでできるんだなあ・・・と改めてその便利さをしみじみ感じている今日この頃です。

日本語の言葉の美しさ

2011-05-09 09:12:21 | Weblog
だいぶ前(私が18才の頃)ですが「声に出して読みたい日本語」という本で大ベストセラーになった書籍があります。当時早速購入し、今でも2日にいっぺんぐらいは見返して読んでみたり声に出して読んでみたり眺めたり、CD付なので朗読を聴いてみたりしています。

声は俳優の小林薫さんと元NHKアナウンサーの平野啓子さんなので声もしっとり落ち着いててとてもいいのです。

特に最近は大地震があってからなんとなく気持ちが落ち込んだり、心が塞ぐような雰囲気がテレビから、街中から、人の中からあふれているようでどうもどんよりしているような感じがしています。そういう気持ち「ばかり」ではなく、少しずつ上昇しよう、という気持ちもそこここに見受けられるのですがじっとりと下地が濡れていて生乾きな感じもやはりするのです。

地震でなくても、私はなぜかそういう時いつもこの本を開いて元気の出る文章を読んでみます。

今朝はかなり長いこと色々な文章を探していました。

「不識庵機山を撃つの図に題す」頼山陽

鞭声粛々夜河を過る
暁に見る千兵の大牙を擁するを
遺恨なり十年一剣を磨く
流星光底長蛇を逸す

「静夜思」李白

牀前 月光を看る
疑うらくは是れ地上の霜かと
頭を挙げて山月を望み
頭を低れて故郷を思う

「日本書紀」(巻第一)

古に天地未だ剖れず、陰陽分れず、渾沌にして鶏子の如く、
溟にして牙を含めり。其の清陽なる者は、薄靡きて天に為り、
重濁なる者は、淹滞りて地に為るに及りて、精妙の合傅すること易く、
重濁の凝竭すること難し。故、天先づ成りて地後に定まる。然して後に神聖其の中に生れり。


もちろん振り仮名がないと読めませんが、これを声に出して読んでいるとなんか落ち着くんですよね。
あとこの本を読んでいるときは必ず「平家物語」の祇園精舎を暗唱します。
これはなぜか「暗唱できるようにしたい!」と強く思い、必死に覚えたものです。

祇園精舎の鐘の声・・から「心も詞も及ばれね。」まで全部覚えました。

「平家物語」

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。
遠く異朝をとぶらへば、秦の趙高・漢の王莽・梁の周伊・唐の禄山、是等は皆旧主先皇の政にもしたがはず、
楽みをきはめ、諌めをも思ひいれず、天下の乱れむ事をさとらずして、民間の愁うる所を知らざッしかば、
久しからずして、亡じにし者どもなり。
近く本朝をうかがふに、承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平治の信頼、是等はおごれる心もたけき事も、
皆とりどりにこそありしかども、まぢかくは六波羅の入道前の太政大臣平朝臣清盛公と申しし人の有様、
伝え承るこそ、心も詞も及ばれね。

不思議とこうして昔の言葉を何度も反復しているうちによどんでいた気持ちがすーっと晴れていくような感覚になります。

日本語の美しさや響きの不思議な力がそうさせるのかもしれません。

富士山から帰京

2011-05-06 11:28:45 | Weblog
ここ数日ブログをさぼりつつ色々活動をしていたこの頃。
町の景色もすっかり初夏を感じるような新緑がまぶしい様子になってきましたね。

実は先日さくっと河口湖の方に行く用事があり、行ってきました。富士山がきれいに見えてとてもすがすがしかったです。東京よりもやはり少し涼しい気温で、日中晴れれば汗ばむくらいの陽気でも夜はうっかりすると風邪をひきそうになるくらいの寒々した空気です。

旅行というのは日常を抜け出して気分を一新させてくれていいですよね。いつもの毎日の中で自分なりにリラックスしているつもりでも日々やってくる明日や仕事のスケジュールなどで頭はいつも考えをめぐらしています。でも旅にでることで一時でもそれを違うところに置いといてリフレッシュできる。帰ってきたときには身も心も明日への活力がみなぎっている。そんな旅行はとても楽しいものです。

個展もある意味非日常の6日間で、自分自身と向き合う旅のような感じでした。自分中でごちゃごちゃとしていた絵に対しての姿勢が改めて見つめなおせたし、「描きたい」という一番最初の初心というかスタート地点というか、原風景のようなものを思い出させてくれました。

少々ハードスケジュールの今日この頃。今週末もかなりバタバタとする予定ですが、このリフレッシュをうまく活用し、またいつもの日常に励もうと思います。このブログを書いている机の横にはたまっている仕事の下書きの山が・・・。早くも現実が目の前に押し迫っています。作品作りも少しずつ進行させようと思っています。連休中の皆様もお仕事中の皆様も、どうか良い週末をお過ごしください。