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WAVEが日頃気付いたこと、
現状報告その他

もう少し

2013-12-27 10:22:13 | Weblog
いよいよ年の瀬です。といっても今年は例年より更に何も年末年始に関しては準備していません。年賀状も書かないし大掃除といってもいつもと同じぐらいにきれいにしておけば良いかあぐらいにしか考えておりませんので窓ふきとか大規模な整理整頓もしないつもりです。そんな気力が沸き上がらないのでそれでいいかな、と。

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テレビ東京の未来世紀ジパングという番組を見ました。ゲスト解説者が池上彰さんだったので楽しみにしていました。舞台はバングラディッシュから始まります。来年1月に総選挙が行われるそうで、政治がとても不安定なんだそうです。爆弾事件なども多発している状況。そんなバングラディッシュは日本ととても縁のある地なんですね。日本のODAであんなに様々なインフラが整えられているとは思いませんでした。日本国内では全然報道しないけどとても大切なことだと思います。新興国への援助に賛否両論ある中、何故多額の援助を日本が行うか。日本が戦後世界銀行からの融資で東海道新幹線を作り、東名高速道路を作り、黒部第4ダムを作り・・・日本の経済成長を著しく促進してもらった恩返しをしている。なんとも日本的な考えではないですか。そういう事もできるんだから、まだまだ日本も捨てたものではないな、と誇らしく思います。また、番組の作りが一貫してそう思わせる構成、そういう趣旨だったので舌を巻くというか、池上さんならではの目線が随所に散りばめられています。

フィリピンの台風被害への自衛隊派遣の様子も見ました。台風通過から1ヶ月後の様子でしたが東日本大震災の経験から様々な作戦を実行している自衛隊。その名も「トモダチ作戦」。なんとフィリピンはあの東日本大震災の翌日には100人規模で日本に支援に駆けつけてくれていたそうです。また、当時アメリカが同じくトモダチ作戦の名のもとで支援をしてくれた恩返しを今度はフィリピンへ。衛生状態を考えた自衛隊が特殊な消毒剤でフィリピンの街を消毒して歩く、その帰り道には市民の人が隊員たちに手を振って「アリガトウ」と声を掛ける。あの悲しい苦しい経験が活きてくる・・・ちょっと皮肉なことではありますが心揺さぶられる事実です。ブータンの国王が来日し国会で演説した時の言葉が蘇ってくるようです。

遠い日本にいて、私を始めそういう現状に何も出来ない人は多いですね。ちょっとした募金ぐらいしかできない。でもそういう事実を知り、心に留めておくだけでも随分「人」として違うのではないでしょうか。知っててどうなるってことでもありませんが、全く知らないというのは大人として私自身がちょっと恥ずかしい気持ちになりました。

正月はゆっくり休むのも良いのですがせっかくの時間を使ってちょっと世界情勢などを本を読んでおさらいしてもいいかなあと思います。今のうちに図書館で本をたくさん借りてこようかな・・・