ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2018-104 今年の文士劇 ついに登場、家老楢山佐渡

2018年12月02日 | 日記
12月1日
恒例の文士劇を観劇。
今年は「柳は萌ゆる」そして脚本は勿論、作家の平谷美樹。

ようやく南部藩の家老、楢山佐渡に焦点があたったのだ。
ずっと楽しみにしていた。

なぜか。
今年の大河ドラマ「西郷どん」にもあったが戊辰戦争に敗れた奥羽越列藩同盟。
なぜ東北の諸藩が薩長の官軍に敵対していったのか。その結果敗れて20万石から7万石に。
その南部藩を指揮した家老の楢山佐渡はどんな人物か
以前から疑問が多々持っていたのだった。

楢山佐渡という人物描写が良く表れていた。
会津藩を見殺しにはできないという東北諸藩。そして官軍の傍若無人な横暴なふるまい。

薩長と幕府の関係は関ヶ原の戦いに遡る。
ここで冷遇されたのが薩長。
それらのおもいが会津を叩き戊辰戦争で逆の立場になる。という筋だった。
 楢山佐渡については
南部藩は一揆が最も多い藩であったが佐渡は力で抑えても解決にならない。
民の声を聴いて政をしなくてはと説く、好人物像なのだ。

原敬の若きかりし頃として佐渡を慕っている子ども役の健次郎が登場。
ドラマの最初と最後をこの原健次郎がおさえている。
これは
日報に連載されていた「柳 萌ゆる」と同じ設定だ。

原敬は戊辰戦争50年後に式典で官軍と賊軍の二者ではない。
だれもが反乱を起こそうとしたのではない。その時の政治によるものだ。
と式典で述べている。 (日記の資料から)
今回はそういう意味で
南部藩の幕末の謎が解明された貴重な文士劇だった。
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