ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

その49 少年院公開に参加して。現場と共通の悩み。

2012年01月18日 | 日記
 1月18日(水)盛岡周辺は3学期始業式。
本校も今日から3学期44日間のスタート。

午後、近くの少年院の公開参観に参加する。
担当からの説明によると今回初めて公開を実施したとのこと。
 約2時間、説明、施設見学。質問に答えるという内容であった。
説明のあとの施設見学では外側の窓には片面が鉄格子。
全面でないのは院生への配慮からと。
4人部屋でベッドと机が対面しないようにそれぞれ1人分あった。
時間割は午前、午後、夜、と学習時間が設定されている。
院を出た後少しでも自立できるような配慮があった。
漢検、そろばん、危険物扱いなど、期間は10カ月。
黒板には目的をもって1日をすごそうと書かれていた。
本をはじめてじっくり読み、本って楽しいんだと実感するらしい。
並んでいたのは乱歩全集、ルパン全集
ハリポタシリーズ。バッテリイー三国志。などなど
 教官の方の悩みは
①なぜきまりを破ることがいけないのか、
②わからないとまたくりかえすから。どう納得させればいいのかとか
また生徒の中には
自分の中にもう一人の自分がいる、何か白い人が入っているとか。
このケースどう指導したらいいか。臨床心理士からのアドバイスを求めた例であった。
心の悩み、発達障害などからの指導が必要だということがだんだん聞いていてわかってきた。
教育現場の子どもの指導の悩みと同じだなということが。
公開に参加して、全く相いれないものかと思っていたのが
矯正の違いはあるが、根本は実は共通しているという思いを抱いた半日であった。







コメント
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