日本にとって「なんでもかんでもアメリカ」の時代に突如やってきたノルウェーのA-ha。
おなじみTake On MeでC-C-Bにハマっていた小6の自分を洋楽畑に引き抜いた。
その期待を受けて出たこの2ndアルバムは大枚叩いて買った、たしか3枚目のmyCDです。
当時の友人はCDプレーヤーがなかったのでLPでこのアルバムを買って、どっちの方が良いだのなんだの喧嘩した覚えがあります。
最近デラックスエディションという未発表曲をたらふく詰め込んだ奴が出たようで、普段はこういうのは気に留めないんですがこのアルバムに関しては悩んでいます。しかもジャケがLPバージョンではないですか。正直ジャケの大きさとデザインではLPの方が良いと思っていた自分はグラグラ来ています(ちなみに友人宅のステレオの方が音が圧勝で、最終的には私が負けを認めていました)。
↓LPバージョン
内容がどうでも良い記事になっている時点で自分はこの作品、特に思い入れがあるなぁと思っておりますが、当時今より遥かに情報が少ない北欧のイメージをこの作品によって受けてしまいました。ヒドいもんでジャケのように緑がかったセピア調の世界がそこにはあると今でも思っています(大げさ)。
ジャケはその辺にしておいて、内容がもちろん素晴らしいのです、図抜けて。
歌声は高いイメージでしたがここではドドーンと低く始まります。邦楽にはあり得ない不吉な1曲目です。そして全編重く美しい空気感で支配されており、それは初めて見る美しい色彩で統一されていて今聴いてもその印象は変わらない。
あと最近気付いたのですが、最近の作品とは違って生ドラムが暴れまくっているのが大きな特徴かもしれません。大胆かつ的確なキーボードワークとガンガン突っ込んでくるドラムがこの作品の核になっているのだと思います。そして未だに新鮮な独自の音世界。なんかうさん臭い賞賛系ワードが並んでしまいますが、この作品の魅力を人に伝えられるかというと何故か自信はない。結局多感な頃に聴いたという経験はそう簡単に超えられないと思っているからでもあります。しかしながら今初めて聴いたとしても感じるものは大きいだろうなと言う気もします。
何がいいたいのかと言うと、私はこの作品が大好きで、このデラックスエディションというのが出て買おうかどうか迷っていて今とても楽しい、ということです。
最後まで読んで頂いてすみませんでした(笑)。
お好み度:●●●●● ●●●●●
1. Scoundrel Days
2. The Swing Of Things
3. I've Been Losing You
4. October
5. Manhattan Skyline
6. Cry Wolf
7. We're Looking For The Whales
8. The Weight Of The Wind
9. Maybe, Maybe
10. Soft Rains Of April
1986年作品
私も大好きです。当時LPで買いました。(ほぼ同世代)
おっしゃっている以上のことは表現できないのでこれ以上書きませんが・・・
あと、ぶっちゃけこの記事を書かれた日が私の誕生日だったことが琴線に触れた部分もあります(笑)
コメントありがとうございます。
同世代ですか!この作品はtake on meを受けての新作だったから結構大騒ぎでしたよね。
しかし思いのほかダークな内容に皆戸惑いながら、やっぱフォーストの方が良いという奴も居ながら、
個人的には今聴くとこの作品がベストなんですよね。まさにワンアンドオンリーという世界です。
たまたま誕生日ということでご縁がありそうなので(笑)、お気軽に書き込んでいってくださいね。それでは。