宇夫階神社末社である塩竈神社の参道だ。
写真右奥方向に宇夫階神社社務所及び齋殿、右手前方向に宇夫階神社本殿が位置する。
前掲にて、塩竈神社が享保20年(1735年)に勧請されたと記した。
と、いうことは、享保20年当時、既に塩田があった事を意味する。
かつて、坂出・宇多津地区の塩田は、国内塩の生産高日本一を誇り、国内塩生産の支柱であった。
ここに、昭和8年出版の『勝地讃岐の其産業陣営』よりその陣営を紹介したい。
三大塩業会社~その1 宇多津塩田(株)
宇多津産業界に於いて、その創立最も古く且つ、多量採塩で知られた会社が、宇多津塩田(株)である。
高松藩経営の塩田を高松の揚行蔵氏が落札し、それを経営していた。その後、その塩田を譲り受け、株式組織としたのが、明治23年である。
設立以来3回の増資を敢行し、堅実なる基礎と好績を誇っている。
常に製塩施設に改良を加え、能率と品質の向上には特に意を注いでいる。(前掲書より)
参照:宇多津町の塩田(昭和23年地図より)
参照:宇多津塩田(株)HP
平成23年6月撮影。
→国登録有形文化財 宇夫階神社末社塩竈神社拝殿及び幣殿【宇多津町】~三大塩業会社2
←塩竈神社鳥居【宇多津町】
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