弘法大師空海ゆかりの善通寺伽藍の中にあってひと際目立つ「五重塔」
【三代目の五重塔について】
永禄元年(1588年)10月20日、失火による焼失から再建迄実に200年以上かかる。
その経過をみよう。
(元禄年中~宝暦7年:1757年)
五重塔の再建は、困難であるとして当初は多宝塔(二重、三重)建設が試みられたが、成らず。
(宝暦12年:1762年)
住職光国の時、五重塔再建の綸旨を戴く
(宝暦14年:1764年)
初塔柱立
(明和2年:1765年)
二重成就
(安永6年:1777年)
光国より寛充に代わる。三重塔柱立
(天明3年:1783年)
四重塔柱立
(天明8年:1788年)
五重成就
(文化元年:1804年)
住職厳蔵の時、大塔供養
元禄から文化迄、実に120年以上の多くの思いと労力の結晶、五重塔が遂に完成した。
(天保11年:1840年)
住職厳暁の時、火災、一夕にして灰燼に帰す。
三代目五重塔は、36年間。
四代目は、明治になるので、江戸時代260年を通じて、善通寺五重塔が存在1したのは、この36年間のみ。
参考文献:『徳川時代の善通寺』(平成元年、総本山善通寺編)
写真は、創建1200年祭、五重塔特別公開の時のもの。
平成18年6月撮影。
→セブンイレブン四国初上陸間近
←香川県内の正月三ヶ日の人出148万人(平成25年)
←重要文化財 善通寺五重塔4~二代目の五重塔
お読み下さり、ありがとうございます。ブログランキングに参加しています。
下のボタンのどれか一つ押して下さればとても嬉しいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます