制御屋の雑記

気になる出来事や感じたことなどを、すこしばかり言ってみようかとw

大空のサムライ・完結篇―撃墜王との対話

2006-05-15 | 書籍等
大空のサムライ・完結篇―撃墜王との対話

光人社

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 太平洋戦争時の撃墜王と呼ばれた、坂井三郎さんの大空のサムライシリーズは有名ですが、この本は完結編として、光人社の高城肇さんとの対談です。

 この本のあとがきに、「身捨つるほどの祖国はありや」という歌が紹介されています。

 大戦時、坂井さんは下士官として戦場を戦っておられました。 その坂井さんが、「全部がそうだとは言わないが、大多数の佐官級以上の指揮官は、下士官兵を死地に投ずるだけで、自分は安全地帯に逃げ込んでいた。 カミカゼ特攻の際もしかり、佐官級で出撃したのはごく少数だった。 明治の頃とは大違い。 口では勇ましいことを言って部下達を叱咤鼓舞するが、自分は出ない。 失敗しても責任をとらない。 ひとのせいにする。 痛みを下に押しつけて、自分だけ胸を張る。 反省しない。そういう風潮は戦場でも万延していた。 敗戦しても何も変わらず、その風潮はますます募り、とうとうこんな国にしてしまった。 嘆かわしい限りです」と。
 そして、「日本は悪くなるばかりです。 こんな国を残すために、私たちは命を賭けたのではない。 今のままでは戦時下の指導者にも劣ります。 社会も教育も、老若男女を問わず皆が目先のことしか見ない」と言わしめています。

 まさしくその通りです。 言い返す言葉もありません。(土下座

 だからこそ歴史の史実を正しく認識し、過去から学ばなければいけません。 そして一人一人が、昔の誇りある日本人の精神に戻らなければいけないのではないかと痛感します。

 最後に坂井さんが言われた、「この国は、それでも大切にしなければ……」と言う言葉が重く胸に突き刺さります。

 んー、ついマジメに語ってしまった。 (´・ω・`)



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