風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

☆ 広島と長崎の原爆忌に思う。被爆二世として苦悩した青春時代。

2011年08月05日 | ☆風信子(ひやしんす)の思い出。
明日の八月六日は広島の原爆忌であり、その後に長崎原爆忌が九日にやってくる。

以前に書いたブログ:「☆母から聞いた。宮崎神宮で浴びた、グラマン機の機銃掃射。と、それから「☆ 風信子が、放射能被爆に怯えるのは、これで2回目なのです。でもお伝えしましたが、風信子は被曝2世です。(父が16歳のときに長崎で被爆したことによる。)

もっとも、それが当人の成長する過程において何ら影響もなかったという方も多いでしょう。自分は大人になってから知ったけどソレがどうした? 何か問題あった。自分には影響はなかったよ、という方もいるでしょう。

ですから、これから書くことは私の個人的な経験でありますが、こういう被曝2世もいるということを理解して受け止めてください。



長崎の軍事工場で魚雷を作っていた16歳の父は、原爆投下後の市内中心部で毎日、黒こげの遺体の埋葬の奉仕活動を続けていました。2次被曝まで受けていたことになります。

父は、生きて宮崎市に戻りましたが、本人に直接きくと、紫斑病らしきものになったり原因不明の熱で寝込んだり青年期は大変だったようです。結婚してからも何度も肺炎を起こすので母は心配したそうです。

長崎に投下された原爆は広島型と違いプルトニウムを原料としています。(ナガサキ型原爆(プルトニウム原爆))

父は若い頃に紫斑病が足から起こり、それが段々に身体の上のほうの上がってきた時に医師から言われたことがありました。

「紫斑が胸まできたら心臓麻痺を起して死ぬ。」

それが本当の医療的な判断なのか知りません。言われた父は相当に怖かったことだと思います。幸いに紫斑はお腹まできたけれど止まったそうです。

平成4年からは腎臓不全になり血液透析を受けるようになりました。それからは毎年、春には肺炎で入院することに・・・。最後は、肺血栓という病名で亡くなりました。 (プルトニウムは肺にとどまり、肺に影響を与えるそうです。)



父と母の間には3人の子供が生まれました。

1番目の子供は男の子です。とても綺麗な赤い頬の兄は生後12日目で死亡しました。身体中から出血が止まらなかったそうです。

(でも、診断は新生児メレナということなのですが・・・。(しんせいじメレナ、英: melena neonatorum)とは、ビタミンK欠乏のため凝固因子を体内で十分につくることができず、消化管出血の結果、黒色便をきたした状態のこと。)

2番目の子供が私です。産婆さんの手により夜中に生まれました。

私は黒い子供でした。産婆さんは、「こんな色の黒い子は見たことがない。おまけに両肩にはオオカミみたいに黒毛が生えている!」

それを聞いて、母は恥ずかしくて赤面したそうです。

地黒なのは成長していってもそのままでしたが、肩の毛は抜けたのか普通になりました。色白でなくて毛深いのは若いときからの悩みでしたが。痩せていて貧血気味で、特に中学・高校と体調は悪かったです。(貧血がひどく顔が青黒く膠原病ではないかとか疑われた後、急性腎炎と診断されました。)

3番目は女の子で、妹です。

これから書くことは、彼女にブログで紹介することを、許可を得ています。

妹は1500Kgと未熟児でした。大層、虚弱でその傾向はやはり10代に顕著でした。体重は増えずひどい、やせ型です。めまいや不定愁訴が酷く20代でも外出はあまりしませんでした。

大学病院で調べてもらうと、心臓の神経伝達に問題がある。30代ではホルモンが80代の量しかなく医師が、「生きているのが不思議なくらい!」と言ったとのことで憤慨していました。同じく30代で骨粗鬆症です。幸いに現在は外出できています。

これからすると、推測でしかないですが、低次元や遺伝による放射性物質の影響は、個人差が大きいとはいえ、その人の若年の頃に顕著なのかもしれません。

現在の私は結婚して仕事もしていましたが、体調維持にはかなり気を付けています。普通の人のようには無理はきかず、絶えず身体を労わっています。ビタミン剤を30代からかかさず、肉食を避け脂肪も控えています。漢方薬も飲んだり、煎じたりしています。野菜ジュースを飲んだり、かかさず作ったことも。

そうしていて、並みの体力を維持しています。昨年一昨年は仕事疲れか7月・8月に横になろうとすると、目眩(めまい)がしたりしましたが、気にしないことにしてました。誰でもたまにはそういう事もあるよッと。

しかし、思春期の原爆病、とりわけ白血病にたいする怯えは大変なものでした。しかも悩んでいるなどということを話す人もなかったので一人だけで悩んでいました。友達は、「弱いわねえ~。」とあきれていました。

とりあえず、ここまで・・・。





 
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☆ ツイッターでの8月4日のつぶやき。

2011年08月04日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪


 他の風信子のツイッターまとめ。(ツイログ)http://twilog.org/hyacinth_haru




 
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☆ 「コメは日本の主食だから、消費者は当然安全を求めている」~鹿野道彦農林水産相、8月2日。

2011年08月03日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪
引き続き食の安全についての報告です。

現代ビジネス磯山友幸「経済ニュースの裏側」の8月2日記事:「牛肉の失敗をコメで繰り返すな。徹底的な検査と流通監視でデータを示し消費者を守ることこそ、生産者の利益につながる。」をご覧ください。

 牛肉の失敗をコメで繰り返すな。徹底的な検査と流通監視でデータを示し消費者を守ることこそ、生産者の利益につながる。 
 コメの収穫期を迎えて、主食であるコメの放射能汚染問題が急速にクローズアップされている。東京電力福島第一原子力発電所の事故で飛散した放射性物質は、当初想定されていた以上の広い地域で農作物や土壌の汚染を引き起こしている。果たしてこの秋収穫するコメは安全なのか。消費者の関心が急速に高まっている中で、今度こそ、消費者を第一に考えた検査、情報開示、流通管理が求められている。

 コメでは牛肉の失敗を繰り返してはならない。稲ワラを食べさせた牛肉から国の基準値を大幅に超える放射性物質が検出されたのも、食物連鎖を考えれば当然の帰結だった。事故直後から想定できた事態だが、対応が遅れ、汚染された牛肉が全国へ出荷され消費されるという事態に発展した。生産地の牛肉は出荷が停止されたが、消費者の牛肉買い控えは一気に広がり、畜産農家は大打撃を被っている。長年かけて培った肉牛のブランドが一気に揺らぐ事態に直面しているのだ。

 原発事故後にお茶の葉から放射能が検出され、乾燥させた荒茶からはさらに高濃度のものが検出された。屋外にあった稲ワラの放射能汚染が問題になることは十分に想定できることだった。だが、誰もそれを公に口にできなかった。なぜか。
「風評被害打破」というムードが実態把握を遅らせた

 「風評被害を恐れる余り、予見的なことは一切言えなくなってしまった」と農水省の官僚は言う。

 農水省は戸外の稲ワラを食べさせないように通達を出したが、メディアなどに大きく取り上げられるのを避けたため、結果的に畜産農家に周知徹底できなかったという。

「牛肉からも放射性物質が検出される恐れがある」と言えば「風評被害だ」となり、生産者から大きな批判を浴びることを恐れた、という。農水省という役所が消費者ではなく、農協や農家を向いて仕事をしているのは今に始まったことではない。多分に言い訳の面もあるが、風評被害打破という一時のムードが冷静な実態把握を遅らせた事は否定できないだろう。

 稲ワラから高濃度の放射性物質が検出されたことから連想すれば、人間が食べる今年の新米は大丈夫か、という話になるのは当然だ。役所の中でもそれを心配する声は早い段階からあったが、結局、世の中が騒ぎ始めるまで動くことはできなかった。これも風評被害批判を過度に恐れたためだ。

 農水省は8月1日になって、東日本の都道府県に対して、具体的な放射性物質の検査方法を指示することを表明。鹿野道彦農林水産相は2日の閣議後の記者会見で、「コメは日本の主食だから、消費者は当然安全を求めている」と述べた。関東近県では早場米の収穫が迫っており、まさにギリギリのタイミングだ。

続きはココから読めます。 


 いつもは強気な官僚にしては気の弱い説明である。そうか、いつも生産者に顔を向けて仕事をしているのか・・・。




 
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☆ 牛肉だけじゃない 「いま福島県で起きていること」 新聞・テレビがパニックを恐れて 報道を自粛する。

2011年08月01日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪
現代ビジネス【経済の死角】より。
 「福島の食い物なんて誰も買わんよ。俺だって、自分の子には食わせないもん」福島県内のある農家の男性が、ふと漏らした言葉だ。表立っては語れない、生産者だからこそ知っている真実に迫った。 
 市民が作った放射能測定所

「こっちだって、危ない牛の肉は誰にも食べてほしくないし、出荷したくない。県のほうで検査して、大丈夫だって言うから売ったんだ。でも、一頭でも放射能にやられた牛が出たら終わり。この前、県の職員たちがうちで飼料に使っている稲わらを調べに来て、『基準値以下だから大丈夫です』って言ってたけど、結局、出荷できねぇんだろ。福島牛はこれで全滅かもな」

 福島県相馬市の肥育牛農家の男性は、あきらめた表情でそう呟いた。

 国が定めた放射能汚染の基準値を超える稲わらを食べた、いわゆる「セシウム汚染牛」問題は、あっという間に全国に広がった。7月8日に東京・芝浦と場で第1例が見つかって以降、10日余で、汚染牛の流通が確認されていないのは全国でわずか2県のみになってしまった(鳥取、沖縄。7月21日現在)。

続きはこちらから~ 


また地震がありました。ブログ書くために椅子に座っていたときです。ちょっと長く感じたので怖いなと思いました。

でも、大阪、高槻あたりは震度1から2位なのでしょけど敏感になっています。

ニュース見ると、静岡や伊豆あたりで震度5です。浜岡原発が止まっていて良かったです。




 
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