書いている途中で時間切れしてしまって、中途半端なままで、とうとう再度の帰省の日が来てしまった。
今回は、5月6日に帰って、昨日・5月9日に戻ってきました。夜の帰宅で、少々お疲れ気味でありました。
で、仕方なく5月10日に続きを書きます。
前回の最後の部分は・・・。出発ロビーの売店で切手を売っているか聞くとゲートの中では売っていないという。ナント!!
ということで、あわてて航空会社の人にポスト投函を頼むことにしました。そんな事は今までやったことはなかった。確か、評論家・草柳大蔵氏がビジネスマンの移動中の様子を書いていて、空港内でのポスト投函サービスがあるということを知ったのだと思う。
しかるに、最後の望みを託して郵便物の投函をお願いしたのに・・・。
「もうしわけありませんが、以前は郵便物をお預かりして投函できていたのですが、4月1日の『個人情報保護法』により出来なくなったのです」というお断りをされてしまった。ああ~。
なになに『個人情報保護法』の適用になるというわけ。ポスト投函が。それは御過度違いというもの。こちらが依頼しているのに。なにもポスト投函いたしましょうと、相手にぶん取られたわけでもないのに。
(申し訳ございません。かの法律の施行により、ポスト投函を承りますと、あなた様のご住所やお名前を、偶然に郵便物により知ることになるので、それが当方の落ち度になってしまうのでございます)
というわけなのね?
どうしてか、新しい法律ができるとコウシタおかしな現象がでてきてしまうのであろうか。変な解釈をしなくても良いでしょう!
それとも、国も「そういうのも禁止!」といって指導しているわけ?
それとも、あえてサービス低下の事態を作り出し、法律施行と同時に実行して、法律に責任を全て押し付けているわけ。そして口を拭って笑っているわけ? げせないなあ~。
ともかく、窓口の女性は一生懸命に説明してくれているのだし、とやかく言う気持にはならなかった。
仕方なく、九州まで郵便物は飛行機に乗っていき、到着した空港のポストに書類は落とされた。納得できないながら・・・。
これが全部の内容ですと言いたいところ、またしてもマダマダ『個人情報保護法』は追っかけてきたのでありました。わずか、3日の間にだよ!!
長くなっちゃったけど、続けますね。
2件目は、居宅介護サービス事業者さんへ大阪から電話して、内容の詳細をメールで送ったこと。お返事はなかったけど、帰省後に相談の為に直接お会いしたから別にかまわないのです。私としては、言い忘れのないように覚書的に事前にメールを送信したまでのことです。
が、『個人情報保護法』にひっかかるからメールでは返事ができないとなると、ちょっとオカシイと思う。
メールでのやりとりが禁止だとすると、今までのIT政策は何の為だったのと聞きたい。九州と近畿と距離感があるからメールで事前に伝えたいことを連絡しておくのでしょうが。まったくう。
3件目は、父親の入院と同時に実家の電話が故障(不通)してしまい不便極まりなかった。とんだ災難に見舞われたものだ。父がNTTから日本テレコムへ契約を変えていたのを、また元のNTTに戻したところ電話が不通になったらしい。戻した先のNTTでは日本テレコムが手順を踏んで回線を元に戻したなら、こちら側で回線を通しますというので、父は日本テレコムに電話をした。
父親が入院先の病院の公衆から電話すると、苦情電話はかくかくの番号へと教えてくれたので、再度かけてみると、公衆電話からは繋がらなかったという。
帰省して、その話を聞いて私の携帯を使ってテレコムへ電話した。一度では、はっきりとした対応は期待できずに、3時間ほど紆余曲折あった。工事の人がくるのを五月の連休空けまで待っていたら大変である。スッタモンダでヤット翌日に工事の人がくることになった。
翌日、私は自宅にいた。若い工事の人はテレコムの下請けの人らしい。電話をいじりながら携帯でテレコムの人と会話をしている。
回線がアナログになっていますというのを聞いてピンときた。
確か家の電話はデジタルであった。父が、デジタルのほうが便利ですよとかいうNTTの説明(陰謀だ!)を聞いて、ISDNに変える工事をしていたのだ。
「あのう、家はデジタルでしたよ」というと、若い業者さんは「アナログから戻したほうがいいですよ」という。しかし、デジタルに戻したらテレコムは不通の問題とはまったく無関係となるという。
「回線はアナログから元のデジタルに戻るわけですね。しかし、その後、NTTがすぐに(今日中に)対応してくれるのかはわかりませんよね。明日から連休ですし。契約終了となったときに、テレコムさんが契約前の回線の状況を調べて元の状態に戻すべきでしたよね。テレコムさんの手違いが不通の問題を引き起こしているのですからNTTに直ぐ状況を連絡してください。そして今日中に解決を図ってください」
私が連絡することはたやすいが、またNTTでたらい回しの恐れがある。そうしたら今日中に解決しまい。
テレコムがキチンと契約前のデジタルに変更していたら問題はおこらなかったのだ。個人がアナログだ、デジタルだとかは判断できるものではないだろう。このままテレコムが逃げ切っててしまっては大変だ。
しかし相手はこういうのであった。
「『個人情報保護法』に引っかかるので直接、連絡を取り合うのは駄目なんです。そちらから連絡してください」
ウーム。もう仕方ない。私の独自判断で、「今、父は入院しています。家族は電話がないと不便だし、電話のことはわかりません。この先、連休中に電話が不通のままだと非常に困るのです。今、テレコムさんに来ていただいているので、テレコムさんとの契約終了は撤回して、契約は継続とします。ただし父が退院するまでですが。だから回線はアナログのままにしておいてください」
ということで一時凌ぎだが、解決した。電話はかかるようになった。
もう、なんでも『個人情報保護法』なのね。でも、それで便利になっているのは業者とか企業で、個人はいたって不便極まりないわ。責任のがれと言い逃れに良いように利用されているじゃないの。ね、そうでしょう。