風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

☆ 「すべての人々よ兄弟になれ!」、今夜はベートーベンの第九の演奏会の前日です。

2013年11月23日 | ☆ 高槻市民合唱団

 今から、期待と緊張に胸を膨らませながら市民会館での管弦楽とソリスト、合唱団の総練習に行ってきます。

 音あわせとも言います。

 下の文章は、2000年の高槻市民合唱団の第九演奏会の様子です。

 当時、社会風潮がこれほど変化すると想像できたでしょうか?

 あの頃は、将来にたいする希望と夢にあふれていました。

 期待したような変化はあらわれず、嫌な風潮となってきています。

 指導された合唱指揮者の大谷先生が言われた言葉、

 「ベートーベンの生きた当時の社会のことをもう一度かんがえてみて、想像してみてください。」

 「友愛、平等、平和。こういう社会を望んだベートーベン。人は平等なんだ。そうじゃないか!」

 「折しも起こったフランス革命。ベートーベンの気持ちを考えたらもう少し歌い方も違ってくるはずです。」

 「皆さん、もう少し大げさな位、情熱的に歌いましょう

現実の日本は、様変わりして大きく舵を切り直していっています。
 
 風信子の気持ちもの頃とは違ってきています。

 今年の大谷先生の指導で一番、こころに響いた教えでした。

 さあ、16時には外出します。

 大谷先生も来て下さってると嬉しいな。


 「オーケストラ、少しテンポを早くして」
指揮台の上にかがみこむようにしてタクトを振りつつ、手塚幸紀(ゆきのり)は明晰な声で指示を出した。

 オーケストラの奏者は、指揮者の方を見ていない風に、集中して譜面を追っているもようにみえる。だが、ややうつむいた額(ひたい)あるいは、前髪か眉のあたりに、指揮棒が微かに上下するのを捉えているに違いない。

 つまり、もっと演奏を速くしたいという指揮者の気持ちは、十分に伝わっていたはずだ。素人の合唱団員でさえ、楽譜を眼で追いながら、掲げた楽譜の上あたりで、それを感じているものなのであるから。

 にもかかわらず、変化はなかった。その夜、高槻混声合唱団の一員として参加していた海耶(みや)は戸惑った。 大阪フィルハーモニー交響楽団は、指揮棒の動きを、あえて無視していたとしか思えない。指揮にくらべて僅かに演奏が遅れている。弦楽器の、そのロー・テンポは、さっきから海耶(みや)の気持ちををじりじりさせていた。

 息切れしそうなゆるやかさ。だが、指示を受けたオーケストラが、ゆっくりしたテンポを。軌道修正してゆくようには思えなかった。執拗に同じテンポ。ゆるぎないテンポ。

 気色ばむと、顔面から湯気たつような怒気をあらわにする指揮者と、じっとこらえて面(おもて)に変化のない指揮者がいるとすると手塚幸紀は後者である。むしろ、コーラスを指導していても飄々(ひょうひょう)としたのびやかさがあった。首をふって落胆を示すより、持ち上げてから落ちをつけて笑わせるタイプなのだ。

 自信のない、あるいは水準に達していない合唱団を目のまえにしても
 「決して悪くはないですよ、決して。まだ十分になんとかなるでしょう。少なくとも、本番までには」と情けをかけてくれる寛容さがあった。

 その手塚の顔に徹かな苦衷(くちゅう)が滲(にじ)んだ。意のままにならぬオーケストラがいた。だが、時間がもうない。今夜のオケ合わせを、わずか一時間ほどで終わらせると、素人合唱団は明日が本番なのだ。指導すべきは合唱団で、オーケストラではない。

 今までピアノのみで練習してきた200人のコーラス集団が、今夜、当日と同じ舞台(市民会館)に立っている。これを、オーケストラと引き合わせて練習し、慣れさせ曲の感じをつかませるというのが、今夜の目的である。

 手塚の様子は、連結客車を牽引(けんいん)する蒸気機関車が、あえぎつつ懸命に峠を越えようとしているようであった。必死に奮闘しながら、けっして表情を崩さずに指揮を続ける指揮者。

 しばらくのあいだ、緊迫(きんぱく)した空気が流れた。明日の演奏曲目はベートーベンの「第九」である。

 大阪フィルハーモニーがベートーベンの『第九』を常任指揮者・朝比奈隆との共演で、200回目の演奏をして話題になったのは、平成3年の12月29日であった。その後も師走の恒例として、朝比奈が『第九』を振る習慣は続いている。平成7年の今年も大阪フィルと朝比奈の演奏会の日程を、海耶(みや)は新聞紙上でみていた。

 朝比奈カラーのテンポの遅い『第九』は評判が高い。その馴染んだ色を雰囲気を崩すことを、楽団は拒否しているのではないか。しかし、手塚幸紀だとて、72年から82年までの10年間を大阪フィルハーモニー交響楽団の指揮者として過ごした実績があった。今夜は客演とはいえ、まったくの赤の他人ではないのだ。

 指揮者と奏者のしのぎをけずる駆け引きは、常に演奏にはつきものらしい。27歳の小沢征爾がNHK交響楽団の指揮者に就任したのは昭和37年の6月、半年後の12月には小沢ボイコットがおきている。オーケストラは容易なことでは、手綱(たづな)を操れぬようだ。

 『第九』の場合、200人の合唱団が舞台に登場するのは、ふつう第3楽章が終わってすぐである。今夜の練習でも、そのつもりで上手と下手の両方からしずしずと現われるところから始まった。

 魅惑の第4楽章。わずか、15分足らずの合唱だが、すべての人が胸を轟かせて今夜の練習を楽しみにしていた。すでに第1楽章から第3楽章までの演奏練習は終わっている。

 気灘しいオーケストラ団員と指揮者は、市民会館での夕方まで続いた練習で、どう折り合いをつけていったのだろうか。第3楽章の非常に美しいアダージョを、愛惜するがゆえにも心を込めて、朝比奈隆は限りなくゆっくりと演奏するというが・・・。

 夜に入って、4人のソリストと200人のコーラスとのオケ合わせ。オーケストラの間に疲労が色濃く漂わずにいるのが不思議なくらいである。音楽が人の心を高揚させてそんな影を消してしまっているのだろうか。
 明日の朝には、本番を前に総練習するゲネプロがある。ゲネプロとは本番とまったく同じ進行で練習するこである。つまり、たった2回の合同練習で、本番を迎えるわけである。その緊張感は演奏家とはいえ同じことだろうに。

 手塚幸紀は指揮者というより、俳諧師(はいかいし)のような風貌である。本番指揮者として、高槻混声合唱団の練習に臨んだのはこれまでに2回。諧謔(かいぎゃく)に満ちた語り口は皆の緊張感をやわらげ安心を与えていた。

 「なかなかいいですよ。うん、本番までにはもうちょっとマシなものに仕上がると思いますよ。大丈夫、安心してくだすって結構です」

 そんなユーモアを解する手塚は思案のすえに、やがてきっぱりと言った。(テンポアップの指示は、すでに2回出されていた)

「よろしい。オーケストラには、テンポをこれ以上早くする気がない。ないのですね。解りました。それでいきましょう」

えっ…。と海耶(みや)達は、驚いて、思わず手塚の顔をみつめた。皆、固唾を飲んでいる。指揮者はオーケストラに屈したのか?

 手塚は、合唱側の方へすかさず顔を振り上げて、
 「しかし、コーラス。コーラスは私の指揮どうりに歌ってください。私の指揮棒を見て。オーケストラの演奏に合わせないで。オーケストラの音に引きずられることなく、私の方を見て歌ってください」

 合唱団員の間に動揺のざわめきが起こった。手塚は、あぜんとする合唱団の方をなだめるように見て言う。

 「大丈夫。大丈夫です。指揮をみて歌って。もともと暗譜なんだから、皆さん、私の顔をみるのになんの苦労もないはずです。コーラスから半拍遅れてオーケストラの音が入ってきます。先にでたコーラスの音の上にすぐに冠さってゆくので、まったく問題ありません。安心して歌ってください。ただ、、オーケストラにあわせちゃ駄目です。絶対に僕に合わせて。大丈夫だから」

 ああ、なんということだろう。いつものことながら、悠長ともいえる練習を重ねてきたコーラスは本番前に毎回、度肝(どぎも)を抜かれるようなことを体験することになる。

 しかしながら、半拍のずれは私にも、じれったかったのであるから、迷いながら歌うより手塚に従う方が楽である。不安に思いながらもホッとする。

 楽譜どおりに歌うといいながら、音符による演奏上の規定が、かくも柔軟性を持ち、指揮者の曲の解釈によってずいぶんなテンポの幅があるなどとは、コーラスを始めるまで知らなかった。

 海耶(みや)は、残念なことに1度も、朝比奈隆の指揮に聞きほれたことはない。ただ、「美しさに陶酔するうちに段段テンポは遅くなるものです」と言う彼の談話をどこかで読んだことはある。

 敬愛する指揮者と200回以上おなじ曲目を演奏していって(たった1回の演奏会の為に、ソリストは、なんと200回は練習すると聞いた。おそらくオーケストラも…)、その染みこんだ演奏は不動のものとして存在するものであろう。そう考えるとオーケストラの妥協の限りが、あの半拍のずれとなってあらわれているのやもしれず。

 心の動揺をなだめながら私は思い出した。


 平成4年の高槻混声合唱団は、モーッアルトの作品『レクイエム』を上演した。
 私にとっては、前年のヘンデル『メサイア』に続いての参加である。
 初見の楽譜は、高低なだらかで比較的に歌いやすかったが、半年で20数回の練習では、素人の悲しさでまったく覚束無(おぼつかな)いと思った。

 そこで、半年間は仕事から戻ると、料理をしながら1度、寝るまでに布団のなかでもう1度、と、とにかく毎日CDを聞くことに努めた。

 これは偶然に手にしたカール・ベームの演奏である。やがて、カール・ベームの演奏は、心地よく私のものとなっていった。

 練習はおおよそ平均律で覚えて歌ってゆく。家での試聴とあまりへだたりがなく、あまり違和感がなかった。

 さあ、そこで。本番での演奏と指揮者はテレマン室内管弦楽団と延原武春である。両者は子飼(こが)いの朗党(ろうとう)と頭領(とうりょう)といった関係で、楽団は指揮者に従順(じゅうじゅん)である。

 始めに軽く流して、お互いを知ろうとする。そのすべり出しから、私は反発を覚えた。耐え難い苦痛がキリキリと胸を襲ったのは、余韻をすべて取り払った歌い方を強制されたからである。

 事前の練習では、
「おそらく、節ごとの歌い終わりは練習のときよりは、かなり流したものになるでしょう抒情(じょじょう)的な息の長い、歌い方が普通ですので、皆さんは伸ばしすぎて息が苦しくなるかも知れません」ということだった。

 ところがどっこい、芸術家膚(はだ)の彼の解釈は、進歩派なのかどうか、思いきりよく、音の最後を切り捨てるものであった。しかし、どれだけユニークな解釈を指揮者がしたとしても、コーラスは従わなければならない。

 なんという酔狂(すいきょう)さだろう。情けない思いをしながら、泣く泣く指示どうり歌うつらさといったらなかった。落胆と失望が、海耶(みや)の心を覆(おお)った。
 「今まで、何の為に練習してきたのだろう・・・」
 あくまでも素人の海耶に天才、延原武春の指揮の意図や解釈はわかるはずもないのだが、進む方向で舵を取られっぱなしというのは、大層、苦痛なものである。

 「ちよっとどうにかして欲しいわ」という周囲のつぶやきで、大方の人の不満を知った。だが、どうしょうもない。指揮者の希望どおりに飛ぶような早さのテンポで演奏会は終わった。

 こんな、猛然たる不興(ふきょう)を味あわせた相手にたいして、海耶(みや)は呪った。
 『この偏屈な指揮者、延原武春の演奏会には絶対に足を運ばないぞ、誓って!』
 
 音楽への理解など、たかだかしれた私の脳髄にさえ、予想を越えた演奏の幅にはこれほどの抵抗を覚えるものである。

 音楽への思い入れも深く、日々、技を磨くことを目標にしている集団にとって、指揮者との葛藤(かっこう)は譲れぬ線をどう守るかということに尽きるのかもしれない。

 さて、波乱を含んだ演奏会はおおむね好評のうちに終わった。手塚幸紀はうまくまとめあげて、高槻混声合唱団に昔より上手になったという評価さえ与えた。

 海耶(みや)は満足だった。たくさんの友人に声を掛けて、ともに初めての『第九』を歌いあげるという夢をかなえたのだ。12月には皆で『Ⅰ万人の第九』に参加して、大阪城ホールで思いっきり歌った。



それから4年が過ぎた。今年のコーラスの練習指導者は語る。
 「いい、テンポは生き物だということを忘れないで。ずうっと3拍子だからといって、始めから終わりまで同じ調子でテンポが続くとは限らないよ。テンポは息をしているんだよ。早くなったり遅くなったり。指揮者の気持ちしだいで変化してゆくんだ。だから、できるだけ指揮者をみて。できるだけ楽譜から目をあげて、指揮者の変化についていってね」

 世紀末の今年は、年末恒例のベートーベン『第九』の演奏も、カウントダウンなどで、ひときわ華やかに奏でられることであろう。もちろん、人類愛を歌いあげたシラーの歌詩によって、新世紀を迎えるにふさわしい曲として年頭も高らかに謡いあげられ、そののちも『歓喜』で明け暮れる1年になることであろう。

  海耶(みや)は、『第九』に聞き入るとき必ず第1楽章から第2、第3、第4楽章をていねいに楽しみつつ鑑賞してゆくようになった。

 音楽は聴くことを重ねることによって、どんどん魅力に引き込まれてゆくものだ。変われば変わるものだ、高校の頃にはレコードを掛けたときは、すぐに飽きてしまって針を第4楽章「合唱」まで飛ばしてしまっていた。出だしと 歓びの唱 だけを聴いて、あとは退屈なもんだと感じていた。

ところが、
「皆さんは、第3楽章を眠たくなる、なくてもよさそううなどというけれど、ベートーベンの『第九』なかで一番美しい旋律を持っているのが、第3楽章なのですよ。だから僕は、あの第3楽章こそ、力いっぱい演奏するんです」

と、マエストロ朝比奈隆が語ったということを読んで、我慢してじっと聴くことにした。すると、よさがわかってきたのである。夜ごと、布団のなかで70分を聴く。本当はコーラス部分を覚える為に聴くはずであるが、最初から聴く。やがて私の脳味噌になんらかの窯変(ようへん)が起こってきて、深い愛着が沸いてきたのだ。

 最後に、音楽の歓びは人間の感情の一番底のほうにあるものだという。わたしは、たくさんの音楽家の啓 の言葉に感動しながら21世紀も歌っていきたい。

  小沢   「音楽はまず声から出発するんだ。全部の楽器は全部人間の声の代理なんだ」

  レオナード・バーンスタイン「音楽を作るのは魂であり、集中力だ」

作者:海耶(みや)の後付。
  この作品は、師匠、中浜みのる主宰する創作誌『風』に載せたものです。
 この時点では、指揮者・朝比奈隆さんは存命中でした。昂揚した気分で、
 ミレミアムの年に書いたのでした。
  マエストロ朝比奈隆の演奏会へ行くチャンスはありませんでしたが、その
 CDを購入しました。そして、カラヤンや、小澤征爾などの4枚ほどのCDで
 『第九』 の演奏の聞き比べをしました。
 驚くほど、皆、演奏のテンポが違うのでした。
  朝比奈隆さんのご冥福をお祈りします。 
 




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☆ 高槻市制施行70周年記念 ベートーヴェン「第九」♪ 公演のチケットは完売いたしました!

2013年11月14日 | ☆ 高槻市民合唱団
高槻現代劇場のHPを見たら 驚いた事に11月24日の「第九」演奏会の公演チケットが完売したとあった

 正式には、高槻市制施行70周年記念 (公財)高槻市文化振興事業団設立25周年記念 ベートーヴェン「第九」というらしいが…。

 とても嬉しい 良かった



 第九合唱団の練習日は、もはや本日と来週、木曜日のみである。

 

 そして、風信子にとっては、平成12.12.16の指揮者、松尾葉子さんの元で、ベートーヴェン「第九」を歌った時から十数年経過な訳だ。

 その前に「第九」を歌ったのは、平成7年の 指揮:手塚幸紀、管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団であり、大阪フィルとの体験はその時が初めて。

 今回の管弦楽は大阪フィルハーモニー交響楽団となり、やはり10数年振りであり、懐かしくも嬉しい。

  (当時の指揮者、手塚幸紀氏と大阪フィルハーモニー交響楽団の息を飲むような駆け引きはコチラから読んでね。)

 
 今年、合唱指導者としてお世話になった大谷 圭介先生によると、「第九」合唱曲は最近では、歌い方が昔より音が短くなっている。ということで、

 (321)ウン デル ケ~ルプ シュテ~ト フォルゴ~ット  訳= ケルブ(智天使)は神の御前に立つ!

    ウ~ント デ~ル ケ~ル~プ シュテ~ト フォ~ルゴォ~ト  訳=神の御前に立つ!

    この部分も付点2分音符だけれども、短めに歌うという指導をされてきた。


 ところが、10月31日の指揮者:現田 茂夫先生の指導では、ウーン デール と「流して歌う。」ということであった。

 ひょっとしたら、大阪フィルハーモニー交響楽団の意思を尊重するということなのか

 いやしかし、没後十数年を経て、も創立名誉指揮者 朝比奈 隆である名指揮者の朝比奈風を大阪フィルが維持しているのであろうか

 指揮者:現田 茂夫先生の好みであるかも知れず、それは本番前日のオケ合わせの場で初めて知る事ができる。というものだろう。

 それが、練習を重ねてきた合唱団の人だけが経験できる醍醐味というものであろう。

 じゃ、練習に行ってきま~す。











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☆ 高槻市制施行70周年記念 「第九」合唱団の練習日、今夜は指揮者の現田 茂夫先生のレッスンです!

2013年10月31日 | ☆ 高槻市民合唱団

 高槻市民合唱団は、毎年のように曲目が決まってから募集をし、誰でも参加できる地元の合唱団ですが、いつも参加希望者が160人から200名程になります。

 (主催は高槻コンサート協会です。)

 でも今年は、市制70周年記念行事の一環として募集された合唱団なので、正式には「第九」合唱団という名称がふさわしいようです。

 そして、募集人員は300名でした。

 先週、高槻コンサート協会K氏が報告された話によると実際には募集人数を300人を超えて、惜しくも参加できなかったという方々が80名にも上ったそうです。

 その中には広報に載った時点で電話して、「もう〆切ました。」という返事にビックリした私の友達が二人もいたんですが…。

 素晴らしい人気です。

 風信子が参加できたのは、前回の高槻市民合唱団の公演、メンデルスゾーン・オラトリオ「エリヤ」(平成25.3.10)で歌っていたから情報を早く手に入れられたからでしょう。

 
 さて、今夜は本番の指揮者である現田 茂夫先生のレッスン日です。

 いつも、この日は特別なレッスンとなります。

 以前に書いた、風信子のHPの記事、「すべての人々よ兄弟になれ」も読んでいただいたら分かりますが、ノンプロの合唱団が毎週木曜日の夜・7時からの、本番へ向けての練習を続けていって、公演前の指揮者との練習はわずかに1回程度しかありません。

 あとは、公演前日のオケ合わせと、公演当日の本番前の総練習(ゲネプロ)で指揮者の指導にふれるだけです。

 ですから今夜は、高槻市制施行70周年記念・「第九」合唱団員300名は、緊張の面持ちで指揮者をお迎えすることになります。

 非常に楽しみで、非常に怖い

 それと同時に、いよいよ今まで教えてくださって信頼感を持つ大谷圭介先生のご指導を受けるのがもう後わずかであることに寂寥感を覚えます。

 それでは、普段より早い6時半からの合唱団の練習に行って参ります。

参照記事:
 ☆ 高槻現代劇場: ベートーヴェン『第九』演奏会に向けて、市民合唱団の練習が始まった。

 ☆ 高槻市民合唱団。 市制施行70周年記念、ベートーベン『第九』の2回目の練習。

 ☆ 高槻市民合唱団。 市制施行70周年記念、ベートーベン『第九』の練習。

 ☆ サッカー日本代表の記者会見で本田選手は言った。「大事なのは個」

 「すべての人々よ兄弟になれ」


 





 



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☆ サッカー日本代表の記者会見で本田選手は言った。「大事なのは個」

2013年06月20日 | ☆ 高槻市民合唱団
6月13日の高槻市民合唱団の練習には、驚いたことに翌日に京都コンサートホールでの演奏会を控えた大谷圭介先生がお見えになった。

合唱の練習指揮者の大谷先生がお休みされる間、かとうかおり先生が指導をしてくださるのだが、丁寧に紹介するためにわざわざと本番前の舞台練習を終えてから京都から来てくださったのだ。

なんと責任感の強いかただろうと驚いた。先生、どうもお疲れ様でした。

大谷先生が6月6日に触れられた話について書いてみたいと思います。

遠く離れた席にいるアルトの方達は、綺麗な声で歌っています。

アルトとソプラノの席の間にはベースやテノールの方々が歌っています。ソプラノ私たちは必死に声をあげてうたっているという塩梅です。

と、大谷先生が指揮の手を止めました。

「アルトの皆さん…。今まであなた方は散々とと言われていましたね。― 飛び出さないで下さい。決して飛び出さないでください。

でも、自分を押し殺して歌うのは止めましょう。自分を殺さないで。個性をだまして、自分にオブラートをつけて歌うのは辞めてください。

自分の響が仲間と共鳴しあって、優れた歌になるのです。

個性を大事にしてください。いいですか、これからこのことを頭に入れて歌いましょう。

アルトはソプラノに比べるとメインではなく低いメロディを歌っていくので、それはソプラノに比べると難しいです。

だからと言って、消極的に歌っては駄目です。自分をだしていきましょう。

あ、時間かな。それでは今日も午後7時からの高槻市民合唱団の第九の練習に行ってきます。(*^◯^*)
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☆ 高槻市民合唱団。 市制施行70周年記念、ベートーベン『第九』の練習。

2013年05月31日 | ☆ 高槻市民合唱団


 昨夜は、5月最後の練習だった。

 合唱指導の大谷圭介先生は6月は大層いそがしい、とのことで来月からは女性の指導者がその間は来場されるそうだ。
 
 大谷先生が忙しい訳は、左の画像の通りであるが、演奏会の予定が入っていることもあるらしい。他、演奏会旅行とか…。

 

 さて、上の画像には大谷圭介先生が「サウンド オブ ミュージック」のトラップ大佐の歌を唄うということが出演者一覧に載っています。

そのお隣の、マリアを唄うのは日紫喜恵美さん。なんとこの女性は大谷先生の奥様 らしいですよ。

とても可愛らしい女性です。

 このパンフを貰ったのは5月23日の練習日なんですが、その日はいかにして声を響かせるか。どのようにイメージして歌うかという話を大谷先生は話されました。

大谷先生のイメージとしては、こうらしいです。

首をうーんと延ばして、上から風船をつつくイメージ。

奥様の日紫さんは、別のイメージだそうで…。

首をうーんと延ばして、上からリンゴをかぶりつく。というイメージ。

先生は言いました。

まず、音を響かせるようにして、言葉をつける。

そのやり方は、一人ひとり違ってくるようです。


5月30日の練習では、7月までは初心者への丁寧な指導を心がけるということを大谷先生は話されました。

この曲が、人類愛を歌いあげる曲だということ。

苦難を乗り越えて行こうという歌だということ。

全員が同じ気持ちで本番まで行こうということ。

納得です。



風信子は数回、このベートーベンの合唱:「歓喜」をオーケストラと一緒に歌っているのですけど、大好きなこの曲を適当に練習をまびきながら本番ちかくなるまではやっていこうとは思っていません。

でも、コンサート協会の纏め役K氏は練習会場は250人もはいればぎりぎりなので、経験者は少し抜けてくれるほうが有難いような風でした。

300人が詰めかけると狭すぎるということなのでした。

それは困りましたね。

何回、歌っても新たな発見があること。

指揮者が100人いたら100通りの解釈があり本番では指揮者のやりかたに合わせるので、いつも違うという事。

練習指導の先生の指導法も、その都度、違ってくる。というか個性があるので、ずっと一緒に稽古したいということ。

発声練習を重ねて始めて五線譜から外れた高音部が出るようになるということ。

そうそう、関西の世界的な指揮者も

「何回、歌っても(指揮しても)分からない部分があんね~ん。」

という程の名曲。

風信子も、もう一段ステップアップをするチャンス

     (大谷先生がおっしゃるように…)

だから経験者だけど、首をすくめながら、毎回やすまず練習を重ねていきたいです。





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☆ 高槻市民合唱団。 市制施行70周年記念、ベートーベン『第九』の2回目の練習。

2013年05月19日 | ☆ 高槻市民合唱団
5月16日(木曜日)は、高槻市民合唱団の練習日(2回目)でした。

高槻市民合唱団は曲目ごとに団員を募集します。

今回の、ベートーベンの、歓喜の歌 交響曲第九番の第4楽章(合唱)は魅力的な曲ですので希望者が多くて、募集300名にたいして女声部分のソプラノとアルトは募集人員に達して、すでに募集を締め切られています。(男声は大丈夫みたいですよ。)

  今夜も指導するのは前回とおなじく若い、元気溌溂な大谷圭介先生です。

楽譜はを使っています。
 
混声合唱 ベートーヴェン 交響曲第9番第4楽章
ベートーヴェン
河合楽器製作所・出版事業部


 事前に練習番号M(543)を予習しておくようにとのことでした。

 体操と発声が終わると、すぐにソプラノを立たせて歌わせる先生。

 立って歌うと、皆もなんとか高音部も出せるような感じでしたが、後で、先生いわく。

 「ソプラノは、五線譜より上にある音符(♪)の言葉(ドイツ語)は捨てて結構です。綺麗な声を響かせるためには言葉をはっきり言っていては無理です。それはたとえプロのソプラノでも歌えないのです。彼らも上手にそうしています。」

 そうなんだ。声を優先して高音部のドイツ語は曖昧にすることで、綺麗に声を響かせるんだ。そして、それは歌う方にとっても楽なやりかただと思える。

ちょっと安心した風信子でした。

 さて、それぞれのパートも個別に歌い終わるとアルトとベースが一緒に練習します。

 それを、顔を一斉に左へむけて聞き惚れているソプラノのパートの私達…。混声の醍醐味ってこれだね。女声と男声の響きにうっとりとなる刻です。


第九の主旋律を歌う訳ではない、この二つのパートはひと際、難しい役割を果たさねばならないとみえて、先生の指導も厳しくなります。

 「アルトもベースもそれぞれが、“我が道を行く”という歌い方ですね。まだ最初ですが…。そういう歌い方だとハモラない。」

 「ハーモニーを作る時、大事なことは…。同じ音を歌うときはお互い寄りそって歌わないと駄目です。」

 「今、同じ音になっていくというのを聞きながら寄り添う。歌っていて瞬間的に判断する…。一緒なんだなあと思った時に、ハーモニーが生まれる。」

ということを説明されるのを聞きながら、ヘンデル作曲の「メサイア」の有名なハレルヤ・コーラスを歌いながら男声の旋律を、なんて美しいのだろうと、聞き惚れながら歌い進めていたのを思いだしました。

あまりに好ましい旋律なので、自転車で仕事から帰宅中に、両側が畑の道をたどりながら、自分のパート(ソプラノ)ではなく男声のパートを思いだして歌っていたものです。それもバスはこうだったかな? テノールはこうだったね。と言う風にです。

お互いに聴き惚れながら自分の持ちパートをシッカリ歌うというのがコーラスの重要な部分なのですね。

そういや、あの当時は自分のソプラノ・パートを歌っているときに、テノールの男声達が椅子を右側に廻してまで聞き入っていたことも思いだしました。


熱心な私達。幾度も歌っている女性も多いのですが、他のパートが、それぞれ旋律を練習しているときもオタマジャクシ(♪)を楽譜で追っています。

そしてパートふたつが組んで練習しているときには、耳をそばだてて思わず視線を左側へ向けてしまいます。

(時々、男声のパートを先に覚えて、なかなか覚えられない男声達に微苦笑しているときもあるんですけど…。

 


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☆ 宮崎市でも、最低気温が氷点下4度6分まで下がり、大淀川の川岸も氷が張った!

2012年02月03日 | ☆ 高槻市民合唱団
昨日は、高槻市民合唱団の練習を終えて夜9時頃に家路についた。

高槻市民会館の4階から階段を200人がいっせいに駆け下りて家路に急ぐ。

練習に通う人のなかには阪急電車に乗って隣町の島本町から来る人や茨木市から来る人もいる。

さらには京都をまたいで大津市から来る人もいる。JR高槻から電車で帰るのかな。雪で来られなかった人もいるかも知れない。

もちろん、高槻住民で車で通う人も沢山いる。

高槻市内の風信子は、北部行きのバスのでる阪急高槻市駅まで必死に小走りに歩き続けて8分には到着。

10分発のバスになんとか無事に間に合った。(次便は25分発だから急ぐのである。)

で、18分位にはマンションの部屋にたどりついた。

この間、常になくハアハアと息が切れたのは、その夜の空気が大層、冷たくて冷気が通ると鼻がとても痛く感じたからだろう。

それほど昨夜は寒かった(が、雪は降らなかった。)

ところが、メンデルスゾーンのエリヤの5番の練習のおかげなのか、身体は温くもっていて手袋は必要なかったのである。

会場が暑くなりがちなので襟の開いた服装だった。帰るときには流石に首にマフラーを巻いたが。

夜7時頃、練習会場に急ぐ時には嵌めていた手袋はハーフコートのポケットに入れたままであった。

どうやら、うまく指導してくださる先生のおかげで、歌うことで全身の血の巡りがよくなっていたのであろう。またオラトリア:エリアという曲はそういう曲であるような気もする。

以前に氣功を社会保険センターで習っていたせいか、発声練習をする前に姿勢を延ばし肩を開くアドバイスを毎回やっていると、降ろした両手の先に氣を感じる。氣を感じることも身体を温めるのかも知れない。

歌う曲も無理のないやりかたで喉に緊張を与えない歌いかたである。

「レガート。硝子細工のように丁寧に扱って歌ってください! 」

ドイツ語の発音が難しい。合唱指導の真木先生の発音を聴きとってはカタカナを楽譜に書き付けるのも難しい。書き付けた通りに読んで舌が廻るようになるのも難しい。

NHKの基礎ドイツ語講座でも見て、基本の発音を勉強したほうが良いかも知れない。

それでもエリヤの良さがチトは分かってきたような5回目であった。



今日は宮崎の友人と半年ぶり位に電話での会話を楽しんだ。

高校以来の友達だから話はあっちこっちに飛ぶが滅多に誰とも電話で話すこともなくなったから嬉しかった。

2時間に及ぶ電話が終わってから夜のニュースを見たら故郷・宮崎市の最低気温が氷点下4度6分だったと知ってビックリした。

寒気のことは話題にならなかったからだ。

南国宮崎そだちの風信子は小学校時分から、「寒い寒いというちょったら罰があたる。もっと寒いとこはあるっちゃかい。」と学校の先生に檄をとばされていた。

そうだ。北の方はモットもっと寒いだろうなあ。と思っていたが、

あにはからんや大気汚染のすすんだ大阪の衛星都市であるトカイナカの高槻は、ちいとも寒くない。

夏には光化学スモッグも出るし、温室効果のせいで高槻は冬の大概の朝は0度である。

マンションだと朝でも部屋は20度以上だし。22度から25度位の時もある。

外に出ても耳が痛くなるほどの寒さ。ほっぺたが痛いほどの冷気。なあんて事はほとんどない。

おまけにタカが0度位で雪まで降る。(あまりにも簡単に降ってくる。)

宮崎は空っ風が吹いてホンマに寒いのに雪なんか降りはしない。

そして、ちいとも寒いと思われないのに大阪人は「寒いですね。」という。

まさか、「それほどでも。」とも言えないから、「寒いですね。」と返すが

大阪人はホンマ、あかんたれやなあとも密かに思っているわけである。

職員室にしかストーブのない宮崎。

セーラー服の下にセーターが見えたりしたら叱られた宮崎。

今はどうなのかな?

最早、戦後ではないという時代に産まれて、特攻隊の生き残りだっという教師に海軍と陸軍の挙手の違いを

ブレイクタイムの話題として聞いて育った風信子は以外と寒さに強くなったのかなあ・・・。





 
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☆ 今日は高槻市民合唱団の「メサイア」練習日です。

2011年06月16日 | ☆ 高槻市民合唱団
梅雨のなか夕方から行ってきます。携帯でツイッターつぶやきできるかな。お楽しみに♪



 
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☆昨夜、本番指揮者の寺岡 清高さんの練習があった。

2011年05月20日 | ☆ 高槻市民合唱団
   

左は市民会館の大ホール(1,564席)といつも練習している付属の集会室(10~250人)です。

でも、本日は指揮者に敬意を表して新しい建築物の中ホール(文化ホール)3Fでの練習です。

3Fに6時50分頃に入っていったのですが、ドアを開けるまえから歌う声が・・・。あれサブ指導者の西尾先生がすでにタクトを振ってらした。

どうやら寺岡先生をお迎えするまえに必死の事前学力アップ でしょうか。

レセプションルームは照明が暗く、西尾先生の顔がよく見えなくて困った。いつもやさしい先生です。



さて先生登場。寺岡先生はこの4月から大阪交響楽団の常任指揮者となられました。大阪交響楽団との「メサイア」も楽しみです。

高槻コンサート協会の肝いりのK氏が寺岡氏を紹介された。「テンポとか聞いていただきたいです。(いままでの練習の)」

先生いわく、「今日は、私がなにを一番、気にしているかということを知っていただきたい。」


「ワルツ(4番)、ちょっと早いなと思いつつ、なんとなく合っているのが不思議だ。気が短いのか、緊張しているのかですね。」

          (不安と動揺で落ち着きがなくなっているのです。実は。)

「私の顔をずうっと見つめないで欲しい。200人の視線は恐い。でも肝心のところ(見て欲しいところ)でちゃんと見て貰えないと気になるものです。」

「自覚を持って歌うことは大事だが、肩が凝る。いつもキチンと同じ調子で歌うものではない。」

「8分の6拍子。アンダンテ=馬に乗っている時のリズムだ。だから、騎馬民族でない農耕民族の日本人には難しいリズムなのです。」

      「1,2,3。2,2,3。最初の音を強調して。」

「16分音符。タターン。暗く。足の上に重しが載ったように歌うこと。」

いつもよりずうっと疲れた練習でした。

そして、帰宅後に家にある「メサイア」の3枚のCDを聴いてみた。例えば12番。「アン ツウ アース」はどれも「アース」だが、先生のは「アス」と短い。打ち切りにしないといけない。しかし練習CDでは「アース」であるから非常に苦しい。切り替えるのが。

先生の創りあげる「メサイア」なのだと自覚した。

「歌詞をしっかり発音すること。恥ずかしげに歌っていては駄目です。いったん舞台に上がると決めたら自信を持って歌うべきですよ。」


ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
ショルティ(サー・ゲオルグ),カナワ(キリ・テ),ゲヴァング(アンヌ),ルイス(キース),ハウエル(グウィン),シカゴ交響合唱団
ユニバーサル ミュージック クラシック
 


ヘンデル:合唱曲集
ガーディナー(ジョン・エリオット),モンテヴェルディ合唱団
ユニバーサル ミュージック クラシック


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☆いよいよ、本番指揮者の寺岡 清高さんがお見えになる日です。

2011年05月19日 | ☆ 高槻市民合唱団
高槻コンサート協会が募集をかけて、集まった200人を越える市民合唱団は、
1月から毎週木曜日に市民会館で練習に励んできた。

ヘンデル作曲のオラトリオ:『メサイア』はハレルヤコーラスの名高さもあり人気が高い。

夜7時からの練習には琵琶湖の街、大津市や京都に隣町の茨木市からも
電車に乗って馳せ参じて来られるのだ。

毎週2時間の練習もはや五ヶ月も過ぎ、練習半ばとなった。

津國先生の指導の成果を見に来られる寺岡先生?
いや合唱団のやる気と情熱を確認しに来られるのだろうか?

仲間の皆さんも気持ちが高まっているだろう。

今、阪急高槻市駅。バスを降りて歩き始めました。

それでは詳しい模様は帰宅後にご報告しますね。
携帯からの投稿ですので字が小さくなっています。(^-^)/

☆ 仙台の市民合唱団。(4月7日のこと)

2011年04月09日 | ☆ 高槻市民合唱団
木曜日(7日夜)に高槻市民合唱団に「メサイア」の練習に行きました。

3月は、実家帰省など重なり都合3回お休みしていましたが、他のメンバーは、地震の後も東日本の人々の事を案じながらも練習は続けていたようです。

合唱団会報には、練習をしながらも、今、歌っていて良いのかなという心の動揺(罪悪感など)も書かれていました。

そして、木曜日の休憩時には合唱団から、

仙台の方でも市民合唱団本日・七日から練習を再開させたそうです。」と嬉しい報告があったのです。

みんなの心浮き立つ話しでした。

なのに、その夜帰宅した後で新聞を読んでいたら、また確かな揺れが2回もありました。

宮城県沖の余震:震度6強でした。

胸がふたがる思いです。

原発は大丈夫?

どうして、こう災難が、途切れなく、いつまでも続いていくのだろうかと思います。


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☆ 5月19日に指揮者の寺岡 清高さんが練習を見学に来られる!!

2011年02月25日 | ☆ 高槻市民合唱団
昨日の木曜日(24日)は高槻市民合唱団の「ヘンデル:メサイア」の練習の日でした。

「メサイア」ハンドブック 演奏者・鑑賞者のために 発音・文法・解釈・日本語訳
三ケ尻 正
ショパン


2月最後の練習日です。次回、3月3日(木曜日)は宮崎帰省の予定だから休まないといけないので、絶対いかなきゃ。

偶数回に発行される高槻コンサート協会の「合唱団ニュース」も新しいのが出ていたから早速、読んでみる。(ちなみに非常に美しい字だが手書きである。

河内長野まで「メサイア」を聞きに行ってきました・・・2/20(日)』とあります。

私たちの本番の指揮者でもある寺岡 清高先生の指揮で「メサイア」の演奏会があったので、はるばる河内長野まで行きました・・・。先生の指揮はたいへん軽やかで、歌う側にはわかりやすいと思います。』ということが書いてあった。

えっ。本当 凄い。羨ましいョ。

いつもながら、本番での指揮者の先生って、どんな方だろうと興味がわく。どうぞ厳しすぎないでくださいとか思うのは甘えか
いつも秋になってからの練習登場であるから、まだまだ拝顔を得るのは先である。

すると、練習中にコンサート協会の方から連絡事項として紹介されたのが、早くも5/19日には来場されるという事である。一同、ビックリ

「見学だけですからね。練習を指導されるわけではありません。」と連絡者はあっさりと言われる。

「見学」だけって、そっちの方が怖い気がしますが・・・。

うんと練習して、だいぶ上達してから聴いていただくほうがヨカアありませんかあ~。

ア、でも河内長野の「メサイア」を、コンサート協会の方が事前研究に行かれたときには、必ずや寺岡 清高氏に挨拶をするだろうから、その時に「見学行きますよ」ってなったのだろうかしらん。心配半分、期待半分である。




さて、昨日も指導されるのはメインの先生である。

おめでとうございます。42歳にしてお子さんが誕生されたばかりであるとのことです。パチパチ

閑話休題
これからは、練習の曲に入るまえに、イメージトレーニングをすることにしましょう。ピアノが鳴る前に頭の中に音を想像してみてとのこと。音取りが終わった曲だからナントカなるが、譜面から音を立ち上げることは超難しいよ。



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☆コーラスはレスポンスだ! 昨日は、『メサイア』の練習の日でした♪

2011年02月18日 | ☆ 高槻市民合唱団
木曜日の練習を楽しみにしている風信子です。

でも、昨日は忙しい一日でした。夫の受けている阪大でのインターフェロン治療に付き添いました。月一回の担当医の診察も木曜日です。

C型肝炎で受診して、もう2年が経過しました。

午後1時からの診察ですが、10時半には先ず、血液検査。2時間後には結果がでるので消化器内科のある内科東に行って主治医に診察してもらいます。その後にインターフェロンを打ちます。

第一診から第五診まで並んでいますが、夫の主治医が1人を診る間に、他の部屋では3人位が入室しています。丁寧に見て貰えているのはありがたいのですが、時間がどんどん経過して疲れちゃいますね。

でも大学病院で一人に20分ほど話をして貰えるのは驚きですね。先生の人柄かじっくり話をします。前回の検査でもウィルスはマイナス(-)と分かりました。

「ウィルスが血液中から消えたのが37週目ですからね。4週目に消えたのであれば大丈夫ですが、やはり3年目まではインターフェロンを続けたほうが良いでしょう。止めてしまうと勢力を盛り返すかもしれません。」

もう112回目もインターフェロンを打った夫だが、あと9か月ほどは続けないといけないのだ。夫は疲れて気が滅入っているようだった。

バスで阪急茨木市駅に戻り道に、私だけ途中で降りてハローワークへ向かう。

気になる求人があって応募しようかなと思ったのだ。15日にでて17日だから大丈夫だろうと思ったが、すでに募集が終わっていたよ。でもまあ、また働くとなると大変さもあるしと思いかえす。まだ失業給付中だし・・・。

好きな仕事で働きたい一方で、のんきに過ごしていたいのだから勝手なものだけどね。大急ぎで阪急駅まで行く。夫はロサビアの喫茶店で待っていてくれた。

「夕方から雨やて。コーラス行くんか。」

「うん。」

「疲れてるのに。ホンマ身体こわすぞ。」

「歌ってると、疲れが取れるんだもん。」

「じゃ、タクシー使え。」

アホなことを・・・。



夜に入り小雨だったのが市民会館に近づく頃には、だんだん大ぶりになってきた。

7時からの練習には遅れてしまった。
でも嬉しいことに席を取ってくれているから大丈夫。発声練習中に着いたのでホッとした。練習指導の先生もメインの方だ。

今回も7番を歌う。ここから曲が聞けます。「くまさんの『ヘンデル』メサイアのページ」です。

同じ曲を3回も練習したことになる。

その夜、指導の先生が、
「ちょっとだけ安心しましたよ。」と言われた。

200人を超える合唱団が纏まるまるものやら、仕上がりがどうなることやらと心配されていたようである。

それから本番までの指揮者の指導法について話をされた。

「大概の指導者は、曲を平均値(標準)で教えていくようです。特に、プロでない合唱団に対してはそうしがちです。」

「でも私は変化をつけて色々とやってみたいのです。皆さんは、それに慣れて、応えていってください。」

「指揮者のコール(呼びかけ)に、動きにしなやかに付いてきてください。」

「即興でやるのが音楽です」

「このやりかたで成功するかどうか。ぜひ、挑戦してください。」

ソプラノにも、余裕をもった心が揺れる歌い方を勧められた。

「テンポ・キープしすぎで、つまらなくなっていますよ。皆さん、もっと生き生きと冒険してください。」

私たちは、ちょっとワクワクしてきた。新しい実験に誘われたような気持ちだ。

休憩のときに横の懐かしい友達が嬉しげに言った。

「この先生の指揮だと歌いやすいわ。声が全然つかれないもの。」

「ひやしんすちゃんは、他でも歌っているの。」

「いいえ。」

「私は別のところでもコーラスして、1日はボイストレーニングで、1日は歌い方をピアノの先生から教えて貰っているの。」

「凄いですね。お仕事されながら週に4日も じゃ、夜に習っているのですか。」

67歳で仕事して、週に4日は歌をやる。

「月謝のために仕事しているようなものだわ。自分でも呆れる」とちょっとだけ溜息をつきながら言われた。

だからこそ素晴らしい声量をキープされているのだろう。

「ひやしんすちゃん。ストレスは声を出しにくくするわよ。」とも。ご自身の辛い体験を思いだされたのか・・・。

風信子は、そこまで熱心にはなれないけど、アレコレと手を延ばす趣味のやり方もあれば、ひとつの事に熱中する趣味のやり方もあるのだった。

その夜は、両脇とも上手な方であったから自分の声はまったく聞こえてこなかった。嬉しい悲鳴。




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☆市民合唱団でのヘンデル:『メサイア』の練習の日♪

2011年02月10日 | ☆ 高槻市民合唱団
先週に引き続き、3番目の練習曲は、コーラス7番です。

前回で、7番の音取りと歌詞の読みが一通り終わりました。メインの先生としては仕上がりが気になるところ。

ですが、合唱団員としては、ちょっぴり緊張してしまったみたいです。

「出だし、〔P〕とあるので、ピアノですね。ささやくように歌ってください。」

.. and He shall purify(アン ヒィ シャル ピューリィファイ)。

purify(ピューリィファイ=清める)、つまり pure(ピュア=純粋)ということですね。軽やかに歌いましょう。難しく歌わないで。」

そうはおっしゃっても、16分音符の連なりを「ハハハハ、ハハハハ」と歌っていくと息切れが

マ、適当に流していけばいいかな。他の上手な人が歌ってくれるから・・・。だって、座ってると腹筋にも力が入らないし、立って歌う時だけ頑張って歌えば良いもの。

と思っていたのを見透かしたように、メインの先生の厳かな指摘をされた・・・。

「お芝居でもコンサートでも、素晴らしいものを見たり聞いたりすると、人は感動したり、涙まで流したりしますよね。」

「それはどういうことか。」

「それは、みな横隔膜を使って発声しているからですよ。演じるとき横隔膜を使って発声したり、歌うと感情の全部が出るからです。」

全部の感情が出るから、人はそれに感動するんです。」

「だから出来るだけ横隔膜を使って声を出しましょう。練習でやっていないと本番でも出来ないですよ。」

「そうすると会場に響きませんし音が平板になってしまいます。」

「オーケストラに合わせることもできませんよ。横隔膜を使うことを意識しましょう。」


いつもながら素晴らしい啓蒙のお言葉である。

合唱に参加するって、こういう素敵な話を聞くことである。

たとえ下手でもいいから頑張って励んでいこう。


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☆『メサイア』の4回目の練習日でした♪ 

2011年01月27日 | ☆ 高槻市民合唱団
今朝方は雪が降っていたとヤクルト・レディが話していた。一日ゆっくり過ごしてからコーラスの練習に出かけた。

新しい「市民合唱団ニュース」が発行されていて嬉しい。隔週だそうだ。新しい楽譜には日本語訳が載せてないので親切にも載せていてくれる。

1月20日現在の団員数が記載されていた。それによると、

      ソプラノ:75人。  アルト:81人。 

      テノール:25人。  バス:35人。  で、合計 216人である。ゆうに200人を超えている。

しかし、ソプラノ席にちょっと空白があったのは、今夜の寒さが影響しているのかも。みな、風邪をひいたのかな。

頼んでおいたソプラノの音取りCDが手に入ったから嬉しい。早速、パソコンに取り込みウォークマンに転送した。今夜から寝ながらソプラノだけの旋律を聴くことができる。

9時半頃に帰宅したら、夫が義姉に電話してみたと言った。
霧島の新燃岳の噴火の影響で宮崎方面でも降灰が大変というので、気になって電話したらしい。

義姉の話では、高鍋では今のところ灰はたいしたことはないが、噴火のたびに窓ガラスが響くとかあり、ちょっと怖いらしい。
宮崎市内では灰も大変なのかも・・・。

鳥インフルエンザのこともあり不運な宮崎県のことが気になる。野菜の被害が年頭から出て何もかもが対策が必要で手が廻らなくなるかもしれない。



ヘンデル:合唱曲集
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