Re

Re=response=応答、感応=物事に触れて心が動くこと。小田和正さんの大好きな曲からいただきました。

しばらくお休み

2006-07-24 | つれづれに

明日から1週間、
都の殿のところに・・と言いたいところですが、
都ではなく、南国のわが殿のところに、行って参ります。
避暑に・・と言いたいところですが、
日干しに、行って参ります。
暑いのが大の苦手のわたしは、非常につらいのですが・・。

つきましては、ココもしばらくお休みします。
戻り次第、また徐々にupしますので、
またそのころ、お立ち寄りくださいね。

では、いってまいりまーーす♪

第29話 「家康恐るべし」

2006-07-24 | 功名が辻

久しぶりに、舞台が尾張三河地方に戻ってきた~。
そしていよいよ本格的に、秀吉VS家康。
小牧・長久手の戦いを前後に、
当のふたりはもちろんのこと、その周辺でも、
ひとの心なり戦略なりを読めるか否かが、重要な問題になってくる。
殿、大丈夫かーーー!?

まず、先回からの話を少し受けて、
秀吉が千代に「一豊は腐ってはおらんか。家康につくと言い出してはおらんか。」と
探りを入れる。
賢い千代は、秀吉察しのとおりみごとに(笑)腐って家康につくとまで言い出した
殿のことは伏せて、秀吉の恩義は決して忘れていないこと、二心なきことを伝えた。
あいかわらずの夫婦仲のよさに、秀吉と寧寧は茶化して笑うが、
千代よりさらに上手のこのふたり、
一豊が腐って、家康につこうかなどと言い出したのを、
千代がなんとかなだめ、思いとどまらせたものと、しっかり読んでいるようだった。

秀吉と家康、直接の腹の読みあい。
これは実に見応えがあって面白い。
柄本秀吉もいいが、西田家康の狸っぷりとその奥にある腹黒さ。見ていて快感(笑)
そして、このふたりにつくそれぞれの謀将たちも、実にイイ。
素直に人を信じる者、熱しやすい者、義に固い者は、(←誰かさんのようだ)
こやつらのいい餌食になりかねない。
信長の時代、力で押し捲っていた頃が、凄惨でもずっと爽やかに感じてしまうほど、
人の心を読み、人の心を操り、自らの手は汚さずというような、
ドロドロとした戦いの時代になったようだ。

三法師への新年参賀のおり、先を越して城持ち大名になって一氏・茂助らは、
装束も座も今回から殿より格上。(ああ、見ているだけでもキビシイ世界。)
されど、参賀のあとは、これまでどおり座を同じくしてくれて、ほっ♪
しかし、やはり先を越すだけのことはあるこのふたり。
秀吉・家康の今後の戦略を、的確に読みつつある。
「家康さまは、上様を裏切りはせぬ」
「甘いのうーー」と横目に見られる殿。・・・あまいのお・・。

そのうえ、家でも千代が、一氏・茂助同様の見解を理路整然と説く。
さすがの殿も・・・キレた。
しかし、最愛のよねちゃんにたしなめられると、
「父が悪かった。千代、よね、許せ」
と、素直に頭を下げる殿。
素直で、信じやすくて、策に鈍くて、熱くなりやすくて、義に厚くて、
最愛の妻子の前では、トロトロにあま~くなっちゃう殿だけど・・・
うん、、なんとか生き残る術は、あるでしょう(笑)
半兵衛、官兵衛という知恵者に負けぬ妻、千代がいるものね。
「お方さまに頼りなさいませ。お方さまを大事になさいませ。」(by吉兵衛)

そうこうしていると・・素直で義に厚いのが信条の殿。
小牧・長久手にて、気負った挙句の大失態で秀吉を激怒させた甥の秀次を、
庇い諭したことで、ほら~~ごほうび!!
なんと、あの長浜城と2万石を賜ることに!!
ぼうぜんと家に帰り、千代とよねにそのことをぽつり、ぽつりと伝えると
徐々に興奮、抱き合って飛ぶわ回るわ(笑)の大喜び。
いくつになっても子どものような喜びぶりが、この夫婦らしくてカワイイ♪
おめでとう~~~殿!!
つらいことが続いただけに、ほんとうに嬉しいわ(涙)

今回のツボ。
話に夢中でおかわりをよそうのを忘れた千代に、殿がからっぽの飯椀を
「こら」と見せるシーン。そして、殿の頬を、千代が思いきりつねるシーン。
懐かしゅうございました(笑)
大阪城に呼ばれ「腐っておったらしいな」と、秀吉につっこまれたシーン。
どきーーーーっの殿の表情が・・。ドキドキしました(笑)
そして、
「ちちうえーーー♪」と思いっきり殿に抱きついたよねちゃん。かわいい!!
ニコニコ、ハグハグの殿。
よねちゃん羨ましすぎ・・