2023年に読んだ本の中から、面白かったものを上げる。
(5行ごとの改行は単に見やすくするためのものである)
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「居酒屋ワカル」深谷かおる
「聖なる怠け者の冒険 挿絵集」フジモトマサル
「不可触領域/軍靴の響き」半村良
「ひとり酒場 家飲み手帖」ひろみん
「ソース焼そばの謎」塩崎省吾
「ヴァーチャル日本語 役割語の謎」金水敏
「無言板アート入門」楠見清
「鋼鉄紅女」シーラン・ジェイ・ジャオ
「新任警視 上下」古野まほろ
「人類の知らない言葉」エディ・ロブソン
「工作艦明石の孤独4」林譲治
「君が見たのは誰の夢?」森博嗣
「たかが殺人じゃないか」辻真先
「酒処春來荘日乗 弐」丸岡久蔵
「レモンハート37」古谷三敏
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今年のベスト5は以下としよう。
■「居酒屋ワカル」深谷かおる
猫が経営する居酒屋を舞台にしたマンガ。とにかくささくれた気持ちにスッと来た。
■「不可触領域/軍靴の響き」半村良
1970年代に書かれた本だが、現在の不穏な空気を見通すかのような本。まあ、人間社会には常にバカがいて、何年かごとにしゃしゃり出てくるだけかもしれないが。若いころ読んでピンとこなかった部分もあったが、今読むと感想が違う。
■「ヴァーチャル日本語 役割語の謎」金水敏
「○○じゃよ」という博士語、「よろしくってよ」というお嬢様語、「○○アルヨ」という怪しい外国人語などの成り立ちを丹念に過去のマンガから拾い集めた本。何だか面白い。
■「鋼鉄紅女」シーラン・ジェイ・ジャオ
なんか「クドいな」と思う所も多々あるのだが、男女の性差や地位問題と巨大ロボット対決SFを合体させた作品。今調べてみたが、作者は中国出身でカナダ在住とのこと。さすがに中国でこの話は書けないのではないかという気がする。
■「君が見たのは誰の夢?」森博嗣
読んだ時に、これは森版「ロボットと帝国」(←アシモフ作ね)ではあるまいかと思った。彼のデビュー作(厳密には最初に書いた小説が最初に出版されたのではないのだが)から、全作品を通じて埋め込まれた長い長い人類の血脈というか歴史というか。デビュー時点でここまでの構想を練っていたのだろうかという疑問は、アイザック・アシモフに関しても思うのだが、どうだろうか。
(5行ごとの改行は単に見やすくするためのものである)
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「居酒屋ワカル」深谷かおる
「聖なる怠け者の冒険 挿絵集」フジモトマサル
「不可触領域/軍靴の響き」半村良
「ひとり酒場 家飲み手帖」ひろみん
「ソース焼そばの謎」塩崎省吾
「ヴァーチャル日本語 役割語の謎」金水敏
「無言板アート入門」楠見清
「鋼鉄紅女」シーラン・ジェイ・ジャオ
「新任警視 上下」古野まほろ
「人類の知らない言葉」エディ・ロブソン
「工作艦明石の孤独4」林譲治
「君が見たのは誰の夢?」森博嗣
「たかが殺人じゃないか」辻真先
「酒処春來荘日乗 弐」丸岡久蔵
「レモンハート37」古谷三敏
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今年のベスト5は以下としよう。
■「居酒屋ワカル」深谷かおる
猫が経営する居酒屋を舞台にしたマンガ。とにかくささくれた気持ちにスッと来た。
■「不可触領域/軍靴の響き」半村良
1970年代に書かれた本だが、現在の不穏な空気を見通すかのような本。まあ、人間社会には常にバカがいて、何年かごとにしゃしゃり出てくるだけかもしれないが。若いころ読んでピンとこなかった部分もあったが、今読むと感想が違う。
■「ヴァーチャル日本語 役割語の謎」金水敏
「○○じゃよ」という博士語、「よろしくってよ」というお嬢様語、「○○アルヨ」という怪しい外国人語などの成り立ちを丹念に過去のマンガから拾い集めた本。何だか面白い。
■「鋼鉄紅女」シーラン・ジェイ・ジャオ
なんか「クドいな」と思う所も多々あるのだが、男女の性差や地位問題と巨大ロボット対決SFを合体させた作品。今調べてみたが、作者は中国出身でカナダ在住とのこと。さすがに中国でこの話は書けないのではないかという気がする。
■「君が見たのは誰の夢?」森博嗣
読んだ時に、これは森版「ロボットと帝国」(←アシモフ作ね)ではあるまいかと思った。彼のデビュー作(厳密には最初に書いた小説が最初に出版されたのではないのだが)から、全作品を通じて埋め込まれた長い長い人類の血脈というか歴史というか。デビュー時点でここまでの構想を練っていたのだろうかという疑問は、アイザック・アシモフに関しても思うのだが、どうだろうか。
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